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落ちないシステムなどない----。ITプロフェッショナルにとっては当たり前だ。冗長化していても「RAIDのコントローラそのものが故障してデータ復旧に2日徹夜した」などと目も当てられない話も聞こえてくる。要件のあやふやさやテスト不足によるバグも無くなりはしない。だが,ITプロフェッショナルはこの本音を“タブー”としてひた隠しにしている。 あるユーザー企業で基幹システムを担当する情報システム部長は口にする。「利用部門は100%の稼働率を前提にしている。だが現実としてコストも限られている。100%の稼働率を保証するのは無理で,落ちないシステムなどない」。部長は続ける。「稼働率では利用部門と話せない。落ちるのは確率の問題で,例えば『今後3年の間のどこかで5時間ダウンするかもしれませんし,しないかもしれません』と利用部門に説明したところで『困る。どうにかしてくれ』の一言が返ってくるだけ。我々は100
「ここ数年,風邪をひいたことさえないよ」と言った翌日に風邪をひく。「生まれてこのかた,病院通いなんてしたことないね」と自慢した翌週に,心臓発作で病院に担ぎ込まれる。 不思議なもので,健康ぶりを吹聴した途端に病気に見舞われるというのは,よくある話だ。しかも,病気らしい病気にかかったことがない人ほど,いざ病気になると生死にかかわる大病だったりする。逆に,年中痛いの辛いのとボヤいて病院通いしている人ほど,病気そのものは大したことなく,結果的に長生きしたりする。 なぜ,こんなことになるのだろうか。ちょっと考えれば理由は明らかだろう。健康に対する日々の自覚の違いである。 身体が弱いと自覚している人は,普段から自分の健康状態に気を配り,ちょっとした異変でもすぐに察知して病院に駆け込むものだ。そのため,大きな病気を予防したり早期発見したりすることが可能になる。かかりつけの病院で長年診てもらっている医師が
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