内閣府が24日発表した「外交に関する世論調査」によると、中国に対して「親しみを感じない」と答えた人は、「どちらかというと感じない」を含めて前年比9.2ポイント増の80.6%となった。尖閣諸島沖で漁船衝突事件が起きた2010年の77.8%を上回り、1978年の調査開始以降で最高。「親しみを感じる」は「どちらかというと感じる」を含めて8.3ポイント減の18.0%だった。 9月の尖閣諸島国有化を機に日中の対立が先鋭化しており、外務省は「中国国内でデモが発生したことや、尖閣周辺海域での中国公船の航行が影響している」とみている。 調査は9月27日〜10月7日、全国の成人男女3000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は61.3%だった。 現在の日中関係についても、「良好だと思わない」との回答が「あまり思わない」を含めて前年比16.5ポイント増の92.8%で過去最高。「良好だと思う」は「まあ