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ブックマーク / blog.livedoor.jp/takahashikamekichi (13)

  • 繁栄しているのは、外との接点があるところばかり。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年01月05日22:52 カテゴリ政治 繁栄しているのは、外との接点があるところばかり。 週末のN.Yダウは、256ドルの下落。こりゃ、週明けの東京市場は厳しそう。個人の消費が冴えないうえに、信用の収縮が起きるとなれば、日銀に対して利下げを求める声が強まりそうです。 仮にドルを売って円を買っても、弱い日の株は買いづらい。すでに国債は、長期金利1.465%の水準まで買われています。ビルの建設も難しくなったから、投資できる不動産は限られている。となると、ごく限られた場所に集中的に投資が行われ、お金が濃く流れるところは、ますます繁栄。逆に投資を呼び込めないところは閑散として、まるで途上国のような風景が広がることになります。株が売られれば債券が買われますから、金利は下がって、年金や預貯金に頼る人たちにも逆風です。 円がドル安の受け皿になりにくいとなれば、それだけドル売りの力は他の通貨や資

  • 都市間競争の時代。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年10月22日20:21 カテゴリ日株 都市間競争の時代。 ヤフー+2.49%、サイバーエージェント+7.56%と、やはり日でもネット関連の上昇が目立ちました。ただ3つのメガバンクは、意外にシッカリしています。香港市場ではHSBCの下げが−3.386%と中途半端だったので、買いを見送りました。市場には3月と8月の暴落に重ね合わせる感情が広がっているので、もう一段の下落があるかもしれない。私は、今回も1週間から10日ぐらいの波乱になる可能性を考えておきたい場面だと考えています。きょうの注目は、N.Y市場が強く切り返すのか?どうか?トルコ軍とクルド人との緊張をうけて、原油がどうなるのか?ですね。もしもアメリカ市場が落ちてゆくなら、連邦準備制度による更なる利下げが期待されるので、そのときはドル安に傾くでしょう。そして、もう一段の資源高があると思います。今月は日の企業の業績も出てきま

  • $100 OIL IN SIGHT. : Espresso Diary@信州松本

    2007年09月19日18:25 カテゴリ書評 $100 OIL IN SIGHT. CNBCは、"$100 OIL IN SIGHT"と報じています。「原油100ドルが視野に入った」。ウォーレン・バフェットはベッキー・クイックの電話インタビューに対して、「原油の値上がりは、アメリカ人にとって増税と同じ。人々の財布のカネが減ることになる」と答えています。FOMCが決めた0.5%の利下げは、インフレを告げる号砲のようです。原油、ゴールド、株の価格を押し上げている。ナスダックの値上がりを"Jumping on the fed's cut"と呼ぶレベッカ・ジャルヴィスは、原油が72ドルに達したころ、こんな風に解説していました。「このフロアーにいるトレーダーたちは、この72ドルが重要な分かれ目だと言っています。この水準になれば原油は、もっと上を目指すと見られています」。アメリカの経済専門チャンネル

  • アジア エキスプレス。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年05月12日16:55 カテゴリ投資と経済 アジア エキスプレス。 いよいよ巨大な氷の塊が融け始めた感じです。郵便局では国債が6割しか売れず、自治体が出すミニ公募債も売れ残りだとか。日経には、こんな記事が載っています。 ■ミニ公募債苦戦、石川と鳥取で初の売れ残り 「地元振興の資金」として、地方自治体が住民向けに発行してきた「ミニ公募債」の売れ残りが目立ち始めた。今年になって販売した債券のうち、石川県の5年債や鳥取県の10年債は県民らの間でさばききれず、初めて売れ残った。神奈川県藤沢市は異例の追加募集を迫られた。販売難が恒常化すれば学校などの施設整備も遅れかねないだけに、発行条件などを見直す自治体も現れている。 ミニ公募債は2001年度に群馬県が初めて売り出して以降、06年度は122自治体が総額3513億円を発行した。調達した資金は福祉施設、公園整備なども含めて、暮らしに身近な事業

  • 学校に行かないことを選べる社会。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月18日00:36 カテゴリ 学校に行かないことを選べる社会。 「日の小学校は、素晴らしい。しかし、中学ではイジメで自殺する子供もいる。オレは、自分の子供をつれて国に帰ることにしたよ」。私は、こう語って帰国したブラジル人とアイルランド人を知っています。彼らは「苛められるタイプは、みんなと違っている子供なんだね」と話し、警戒心を隠しませんでした。小学校に対する評価が高いのは、彼らにとって苦手な漢字を、子供たちが次々と覚えてゆくのを目の当たりにしたせいもあったのかも。日は、宗教や民族の対立は意識されないほど小さいですが、同じときに同じように振舞ったり行動しないといけないプレッシャーが強く、それで微細な違いが大きく意識されがちな社会だと思います。凄惨な状況が終わるためには、学校に行かないことを選べる社会になるしかないと私は考えています。しかし、長野県では不登校をなくすために、現

  • ブラジル大統領選と日本。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月05日13:47 カテゴリ投資と経済 ブラジル大統領選と日。 ブラジルの大統領選は、ルーラ優勢。この人は、ずっとPT(ペーテー)という野党の党首だったんですが、私はリオ・デ・ジャネイロのホテルで党のコマーシャルを見たことを思い出します。全てのチャンネルが一斉にふだんの番組を途中で打ち切り、シンボルの赤い旗が翻る宣伝番組ばかりになってしまった。私は「クーデターが起きたんじゃないか?」と思って、窓のカーテンを開けてリオの街を見つめたほど。日の常識では、考えられないことです。90年代の初めごろのルーラのイメージは、社会に不満を持つ人々に支えられた過激な野党の指導者でした。こちらの画像のイメージ。当時のブラジル政府は1ヶ月とか、酷いときには1日期限の国債を発行するほど財政が悪く、物価がドンドン上がっていました。普通の人々は定期預金を封鎖されたことを嘆き、米ドルを貯金の代わりに持

  • やっぱり買えない日本国債。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月02日13:23 カテゴリ債券の話。 やっぱり買えない日国債。 きょうは日銀の短観が良い数字で、日経平均は上昇中。私のような人間は、つくづく短期の取引に向かないですね。前回に続いて、日国債を買いにくいと思う理由を書いてみます。 日の国債について考えるのであれば、まずは他の先進国の国債と比較するのが当然です。ところが日の多くのマスコミは、なぜか海外の国債を無視し、定期預金や株などと比較して「安全で確実だ」と宣伝したがります。こう言うと「手数料や為替リスクがあるじゃないか」という話が出てきそうですが、もしも当に為替のリスクを考えるのであれば、日の国債を買った場合の「円安リスク」にも言及しなければフェアとは言えません。実際、この1年を見ると日の通貨「円」は、主要国の通貨に比べて下落しています。このところ円に対して安くなっている通貨といえば、私は南アフリカ共和国のラン

  • 田中バブル崩壊の現場から。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年08月07日03:11 カテゴリ2006長野県知事選挙 田中バブル崩壊の現場から。 当確が出た村井仁さんを追うカメラの群れです。去年の夏には郵政民営化に異を唱えて消えたかと思われた69歳が復活するのですから、政治というのは分からないもの。祝勝会場となった長野市のホテル国際21では、挨拶に立った小坂文部科学大臣の一言が印象に残りました。「公共事業のムダを省いて、福祉にまわす」。長野県では、旧・竹下派の自民党議員までもが、このような挨拶をする時代になったんですね。 東京のキー局や週刊誌は、田中康夫の落選に驚き、そして対応に追われることでしょう。夕方には、ある週刊誌の記者から私のところに電話があったんですが、「どうして田中さんがダメなんですか?」と半ば驚いたような声で質問してきました。今回の知事選は、マスコミとクチコミとの戦いだったと言えます。いかにもありがちな「田中康夫=無党派市民層

  • 村上ファンドは、カネだけを追求していたのか? : Espresso Diary@信州松本

    2006年06月05日23:59 カテゴリ投資と経済 村上ファンドは、カネだけを追求していたのか? 村上世彰の記者会見は、GYAOでノーカット版を見ることができます。私の印象に残ったのは、次の部分。「ニッポンは負けちゃう。シンガポールは、もちろん税金も安い。ものすごい金融機関が、いっぱい集まってる。ファンドが集結してます。どうやったら、その国にお金投資をしていただく人を集められるかということについて、シンガポールは、ものすごい一生懸命やってます。皆さん信じられないかもしれないですけど、シンガポールは一人当たりのGNPで日と並んでるんですよ」。 新興市場の株の動きを追っている人なら、インサイダーと見られる取引の影響を見た経験もあると思います。証券取引等監視委員会ではなく、東京地検特捜部が目立つところをドーンと捜査するような手法を続けていけば、市場への影響は大きい。アイフル、中央青山、三井

  • 『フラット化する世界(上)(下)』。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年05月29日23:58 カテゴリ 『フラット化する世界(上)(下)』。 世界は、どう変化しているのか?それを知りたい人にはマストな2冊ですね。『レクサスとオリーブの木』を書いたトーマス・フリードマンが放つ『フラット化する世界(上)(下)』。いまの日では社会の格差が話題になっていて、やれ、「小泉内閣は弱肉強だ」とか、「中国が脅威だ」という感情的な話が目立つんですが、起きているのは、やはりフラット化だと思います。 著者はアメリカ人を意識して描いていますが、日人にとっても起きていることは同じ。人々が安くて便利な商品やサービスを求めれば求めるほど、新興国からの輸入を増やすことになり、結果的に日の賃金が抑えられる現実が進んでいる。ヒト、モノ、カネ、そして情報が国境を越えて速いスピードで行きかうようになれば、世界は平準化してゆく。今年は、グーグルの可能性を描いた『ウェブ進化論』やWe

  • グローバルなメディアへ脱皮する「ケータイ」。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年03月05日19:52 カテゴリ グローバルなメディアへ脱皮する「ケータイ」。 孫正義さんが狙っているのは、やはりグローバルなメディアですね。英国のボーダフォン、米国のヤフー、そこに日のソフトバンクが加わることで、一気にケータイをグローバルなメディアへと変貌させる戦略のようです。もう、ドコモやKDDIと比較している分析が古びて見えてしまう。競合あるいは提携する相手は、世界的なメディア企業になりそうです。世界にボーダフォンを使っている人って、何人ぐらいいるのでしょう?20世紀の後半に圧倒的な存在感を示したテレビというメディアは、大きく変化しています。大画面のテレビと、小さなケータイの世界に分かれてゆく。近くの家電量販店に行けば、中間サイズのテレビが少なくなっている事実に誰でも気づくことができます。ACCESS(4813)の鎌田副社長の予言どおりになってきましたね。「いつでも」と、

    imaokazuki
    imaokazuki 2006/03/08
    「いつでも」と「どこでも」
  • 新興国投資の意義。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年03月01日20:59 カテゴリ 新興国投資の意義。 「投資=カネ儲け」という話が目立つんですが、そればかりだろうか?とも思います。発展途上国への投資は、その国の雇用を強く後押しするものです。貧しさから抜け出したい。より豊かな暮らしをしたい。家族のためにも、収入を増やしたい。アジアの途上国には、そういう若い世代が溢れています。経済の格差に直面した人なら分かると思うんですが、貧しい人たちに少しばかりのお金を配分するだけじゃダメなんですね。それは砂漠に水を撒くようなもの。不慣れな大金を手にして、家族の関係が変わり、生活がダメになってしまう人だっています。 貧しい国々では、まずは働ける職場がないと意味がないわけです。そこで就職にも競争が起きて、だからこそ「勉強しなきゃ」という雰囲気にもなるんですね。かつては日だって、そういう新興国だったのです。ところが豊かになって、甘ったるい広告や情

  • 資源開発とイールドカープのフラット化。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年02月22日18:26 カテゴリ 資源開発とイールドカープのフラット化。 はじめて私が鉱山を見たのは、15歳のとき。ユタ州のケネコット鉱山で行われている世界最大の銅の露天掘りです。現場のあちこちでダイナマイトの爆発が起きるんですが、それが小さな花火のようにしか見えない。採掘に使われている機器のタイヤだけでも人の2倍の高さがあるのに、それがミニカーのようにしか見えない。自分の遠近感が狂ったのか?と思うほどの衝撃でした。アメリカの農業や鉱業に使われている機材には、ビルなのか?クルマなのか?分からないほど巨大なものが多いんですが、若かった私は、ただただ大きさに圧倒されるだけだったのです。 そのアメリカで、利上げが続いています。「FRBはインフレについて懸念しており、利上げはまだ続く」と、議事録は語っています。バーナンキ議長たちは、利上げの効果が実際に出るのには時間がかかると説明していま

    imaokazuki
    imaokazuki 2006/02/23
    富について、金利について
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