ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、10月に手製爆弾を使用してエジプト上空でロシアの航空機を墜落させ224人を殺害した首謀者を「見つけ出して処罰する」と表明した。 この声明がなされたのが、パリでテロリストが自爆やカラシニコフ銃で129人を殺害した数日後なのは、偶然の一致ではない。プーチンは、西側との関係改善のために、パリでのテロを利用することを望んでいる。西側は彼を締め出すべきではない。 ロシア政府は数週間にわたり、同航空機事故に適切に対応すべきかをためらっていた。シリア騒乱への介入を決断したせいで人命が失われたのだとされることを案じていたかのようであった。 パリ襲撃が情勢を変えた しかし、フランスでの惨劇でこの算段は完全に覆り、ロシアと西側の関係が修復される可能性が出てきた。パリを襲撃することで、過激派組織のイスラム国(IS)はシリア騒乱を世界規模の紛争へと変えた。また、トルコで開催
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