以前アフォーダンスという言葉の意味がよくわからなかったので読んでみた本。 1960年代にアメリカの知覚心理学者、ジェームズ・ギブソンによって完成されたアフォーダンス理論が脚光を浴びるようになった理由の一つに、AI の開発における「フレーム問題」の解決があった。フレーム問題とは、ある行為に関係することと、関係しないことを効率的に見分けるにはどのようにすればよいのか、という問題(p7)。 人間はあることを行なうときに、それにともなって起こる環境の変化が、いま行なっている行為に関係しているのかどうかなどという問題ではけっして悩まない。乳児でさえ、行為に関係しないことは意識せずに「無視」している。「フレーム問題」に悩まないという性質は、人間の知性の本質的な特徴の一つのようである。「フレーム問題」にとらわれない人間の知性の「設計原理」とはどのようなものなのか。どのようにすれば「フレーム問題」に悩まな
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