今年も多くの傑作を生み出した米エンターテイメント業界。現在は米脚本家組合の長期ストライキによってアカデミー賞とゴールデングローブ賞の開催が危ぶまれているけど、日本ではこれから公開される作品が多いため、こうした賞の結果は映画選びに大いに役立つのだ。 そんな中、米芸能誌エンターテイメント・ウィークリーが今年のエンターテイメント作品のベストとワーストを決める「ベスト&ワースト2007」を発表した。オーウェン・グレイバーマン氏とリサ・シュワルツバウム氏の2人の映画評論家が選ぶ映画部門は、ボブ・ディランの伝記的映画「アイム・ノット・ゼア」(トッド・ヘインズ監督)と、今年度のオスカーレースを争う「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)がそれぞれ1位に選ばれた。 リサ・シュワルツバウム氏は、2位に「ノーカントリー」(ジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督)、3位に「ペルセポリ