最近、日本型調達構造ということが、気になっています。 自分は、電子政府を巡る「1円入札」もどきが騒ぎになった際、政府調達制度改革の担当となり、いろいろな勉強をさせていただきました。実は最近、似たような話が、情報システム以外にも結構あるなと、感じることが多いのです。 今、地球温暖化問題担当ということで、日本の優れた低炭素技術がもっと海外で活躍するようにできないか、という議論をしています。省エネ性能に優れた家電・自動車はもとより、高性能な石炭火力発電所、省エネ・省資源性能に優れた鉄・セメントのプラント、化学産業と農業のコラボによる地球に優しい農業の実現、エコドライブの普及を通じた都市の平均車速の向上など、温暖化抑止に役立つ技術は、日本の中に、実に色々とあるものです。 しかし、優れた技術であるはずなのに、海外に出しても、なかなか市場が取れない。技術としては申し分ないのに、調達をすると負ける。どう