大阪市教委は21日、この日午前に行われた市立小学校の卒業式で、女性教諭(55)が君が代斉唱の際に起立しなかったと発表した。市立学校の教職員に君が代の起立斉唱を義務づける市条例が制定された後、不起立が確認されたのは3人目。 市教委によると、女性教諭は「以前から国旗国歌の強制はおかしいと思っていた。急激な教育の破壊が進んでいる。教師生命をかけ抗議の意思を示すために座る。子どもたちも私の姿を見てなぜこういうことが起きたのかを考えるはずだ」と話しているという。 市教委によると、昨年は卒業式での不起立は確認されていない。締め付けへの反発とみられる不起立が続いていることについて「条例の周知徹底の方針は変えない。不起立は教育公務員としてあるまじき行動だ」とし、女性教諭の処分を検討するという。 また大阪府教委によると、大阪市と堺市を除く府内の41市町村で行われた今年度の公立小中学校の卒業式で、茨木市