メルロ=ポンティの《制度化》について(強調は全て引用者)。 【追記】 ひきこもりにおいて問題になっているのが《順応》であるなら、ここで記されているような「制度」理解が、政治的-臨床的に必須です。制度の問題をていねいに考えなければ、社会復帰は、自分をモノ化する狂暴な順応主義に支配されてしまう。 メルロ=ポンティの言語概念のきわめて独創的な点は、身体のもつ表現機能の延長線上に言語が捉えられていることである。「身体的志向性」(intentionnalité corporelle)が知覚野を形成している諸要素を構造化することによってゲシュタルトとして現出せしめ、暗黙のうちに自然的空間を意味づけられた空間へと変えるのと同じように、意味志向はひとりでに語や言い廻しを組織化しながらその内的配置によってある意味を分泌する表現にまで導かれる。換言すれば、言語表現はいかなる主題化も表象も必要としないままにある

