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耳刈ネルリ御入学に関するitaliajinのブックマーク (7)

  • Дневник Сейтена:耳を刈る話

    『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』(石川博品作、ファミ通文庫、2009年)なる面妖なタイトルのラノベが出版されたが、「イラストが何故速水螺旋人ではないのか」との声が挙がっていたとのことで、早速読んで見たところ、やっぱり速水先生の挿絵が頭に浮かぶのです。 実際に挿絵を描いたイラストーターには何の瑕疵もないし、かわいらしいイラストはわるくない。けれども、多民族の坩堝かつ権力闘争の蠢く学園で、アクの強い登場人物が画面のここそこで騒動を繰り広げている様は、速水絵を連想させてやまないのです。 小説そのものはかなり人を選ぶ作風ですね。文章の半分近くが、主人公の妄想から構成されているという特異な構造は、ややもすると何が起きているのかわかりにくくさせます。しかし主人公の眼前で繰り広げられる現実を余所に、脳内に秘めた妄想を際限なく発達させる様を描く様はなかな巧み。様々な小ネタを過剰なぐらい盛り込んでいるのに

  • 『耳刈りネルリ御入学万歳万歳万々歳』読了 - 積読を重ねる日々

    『耳刈りネルリ御入学万歳万歳万々歳』(石川博品/ファミ通文庫)読了。 表紙を見てもあらすじを読んでも冒頭を読んでも内容がさっぱり分からなくて強烈にそそられた作品だったのだが、まったくその期待に違わぬ出来だった。 冒頭から物語をさっぱり説明する気がない上に、異常に読みにくい地の文や気が狂ったとしか思えない展開が最高。なんかもーわくわくしちゃう。 そのすさまじい読みにくさの原因が分かった時の嬉しさと言ったらたまらんものだった。基的にこれ地の文で嘘をついているんだ。正確には、主人公の内面が地の文で描いている場合はすべて嘘。一応、真実だと確定してもいいのは、客観的事実を語っているところと「」で括られた、つまり会話文のみ。道理で主人公がなにを考えているのか分からないと思ったよ。だってコイツ、常にパンチラのことを考えているんだぜ!パンチラのことばかり考えているのに、なぜか行動はジェントルかつクールで

    『耳刈りネルリ御入学万歳万歳万々歳』読了 - 積読を重ねる日々
    italiajin
    italiajin 2009/02/09
    確かに照れ隠しの『嘘』に違いないのだけど、レイチが素で変態なのは『本当』かもしれないw
  • 耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 - ブログというか倉庫

    耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫)うき エンターブレイン 2009-01-30 売り上げランキング : 2126 おすすめ平均 パンツを見たければスカートはめくるな Amazonで詳しく見る by G-Tools ストーリー 第八高等学校という学校がある。地民と王国民の間でゆらゆらと揺れる体制の中で、全寮制で運営させるちょっと特殊な学校であり、ある意味一種の幽閉施設のようでもあり、そしてある意味においては英才教育のための最高の学舎とも言える学校である。 で、レイチはそんな学校に親のコネで入学した妄想激しくもノンポリな新入学生。なんの変哲もない学園生活を送ろうかとも考えていたのだが、周囲の人材は変人ばかり、あるいはそれに負けじとレイチ自身が変人だったこともあって、学校生活は混乱気味。 特にシャーリック王国からやってきた王位継承者でもある耳刈ネルリが特別なキワモノということもあ

    耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 - ブログというか倉庫
  • 耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳/石川博品: ラノベ365日

    僕レイチ。今年から“八高”に入学する地民(コネだけど)。植物でも愛でつつ妄想の中で暮らしていきたかったのに、クラスメイトは王国民流モラルハザードなヤツばっか! とくに何、この幼女? 耳刈? ネルリ? せっかくの高校生活、痛いのはイヤ―!(耳だけに) はじめて八高物語 諸国の王族ばかりが通う"八高"で、個性豊かなクラスメイトたちが繰り広げるドタバタ学園コメディ。 某国の独裁者の王女様やら、一夫多制の国家から連れでやってきた旧王やら、ヘンテコな冠かぶった三人娘やら、野心家な地民の委員長やら、生まれた国や文化もごった煮なクラスメイトたちの中に放り込まれた主人公・レイチが語る学園闘争の日々とでも題せばよいのでしょうか。 レイチが所属する十一組は、みんな仲良く和気藹々としたニコニコ学級。 しかし、学園内では、共和制を布く地からきた地民が運営する自治委員会と、独立した国家群からやってきた王

  • booklines.net - [石川博品] 耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳

    「君はいつも僕に時間を教えてくれるね」 「そう?」 「うん。ありがとう」 「あなたが『ありがとう』と言う時はろくなことがないわ」 王国民の王族が中心となる高校「八高」に、地民のレイチは入学することになった。気乗りしないレイチはせめて穏やかに生活しようと思ったのに、よりによって、かつて敵の耳を刈っていたという逆賊の末裔、ネルリがクラスメイトで……テンション高いクラスメイトと、妄想癖の多いレイチが繰り広げる学園ドタバタコメディ。 うーん。微妙。 なんていうか読みにくいんですよ。そこら中にでてくるちょっとした妄想ネタなボケが、特別面白いわけでもないので、軽いんだけどリズムが良くないせいかな。ツッコミは時折面白いところもあるんだけど。 異文化コミュニケーションよろしく、王国民と地民の間のゴタゴタが学園内で起こり、それに巻き込まれてたら、いつの間にか中心人物になっていて、というお話はいい

  • 耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳:石川博品 - WATERBIRD

    ファミ通の新人さんだけど、とても面白かった。 このタイトルとあとがきを読めば分かるように、犬とおっさんと世界名作劇場的寄宿舎制学校と中華VS辺境民族的アレコレとを悪魔合体させて2ちゃんねる的ギャグセンスを全編にちりばめたファンタジック学生運動コメディであります。主人公は常に暴走気味のエロ妄想を抱えている変態。やる気が致命的に欠如しているわりにそこそこ能力があるせいで、中途半端なかっこよさを見せてくれるナイスガイ。そしてヒロインであるネルリ様が必死こいて主人公とフラグを立てようとしているのに、主人公はナナイさんやカミレさんやイ=ウさんとイチャついているという、超ヒロイン蚊帳の外ストーリーが展開される。その場のノリだけで意味不明な行動が繰り出されまくるも、背景設定がしっかりしているおかげで、話がとっちらかったりしない。番ではアドリブしまくりだけど裏ではめちゃくちゃ練習してるお笑いコンビみたい

    耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳:石川博品 - WATERBIRD
  • 耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫) - いつも月夜に本と酒

    「耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳」石川博品(ファミ通文庫) 僕レイチ。今年から“八高”に入学する地民(コネだけど)。植物でも愛でつつ妄想の中で暮らしていきたかったのに、クラスメイトは王国民流モラルハザードなヤツばっか! とくに何、この幼女? 耳刈? ネルリ? せっかくの高校生活、痛いのはイヤ―!(耳だけに)しかも何で僕が自治委員に任命されなきゃなんないワケ? 王国民との対立とかもうお腹いっぱい、僕は今日も勉強会【グループ交際】で忙しいんだってば――! 第10回えんため大賞優秀賞受賞作、ついに登場!! とりあえず良いところを先に言っておこう。 ◇かわいいよ◇・・・以上。 主題は異文化コミュニケーション・・・なんだと思う、たぶん。 「たぶん」なのは、作者が天才過ぎて凡人たる私には話に全くついていけなかったから。 まず、話の流れや会話がよく飛ぶ。ん?と思って読み返してみても結局分からず仕舞い。

    耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳 (ファミ通文庫) - いつも月夜に本と酒
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