武士道精神は続いていた 1999年 某大手タイヤメーカーの社員がリストラに抗議し社長室で自殺した事件がありました 壮絶な事件でした 私は当時、支店長として労働組合のエリア代表で月に一回は組合の会議に顔を出していましたので 組合活動の活発な2年間でした バブル崩壊から10年 経済は疲弊し 組織は「今のままでは成り立たない」 そのような空気が蔓延し 世の中は「リストラは致し方ない」という空気でした 幸いに私の会社は新社長の舵取りが上手く バブル崩壊後の厳しい選考を勝ち抜いてきた新入社員が戦力化されて来ていたので順調でしたが 取引先はリストラや倒産・合併等がかなり多かったです 「新卒で入社し 30年以上会社のために家庭も犠牲にして尽くしてきてこの仕打ちはない!」 組織に従順 滅私奉公 生きる中心が仕事 このような今までの日本人の生き方が崩れていったのが平成と言う時代でした 組合の委員長が「日本人