三重県は女性が海に潜ってあわびなどを捕る海女漁について、文化的な価値が高く保存していく必要があるとして、県の無形民俗文化財に指定しました。 海女漁が文化財に指定されるのは初めてだということです。 海女漁は、女性が海に素もぐりして、あわびなどを捕る伝統的な漁で、三重県には4年前の調べで鳥羽市と志摩市に全国で最も多い合わせて973人の海女がいますが、平成元年の半数以下に減り、高齢化や後継者不足が課題になっています。 こうしたなか、三重県は地域に根づいた海女漁について、文化的な価値が高く保存していく必要があるとして、23日、県の無形民俗文化財に指定しました。 県によりますと、海女漁が文化財に指定されるのは全国で初めてだということで、鈴木知事は「文化的資産を絶やしてはならないという新たな責任ができたので、文化財の保護と漁業との両面から海女漁の保存にしっかり取り組んでいきたい」と話しています。 県は