現存する国内最古の教会で、国宝の大浦天主堂(長崎市南山手町)に「キリシタン博物館」が4月1日に開館する。敷地内にある旧羅典(らてん)神学校と旧長崎大司教館を活用したもので、開館を前に17日に報道陣に公開された。 大浦天主堂は、2018年の世界文化遺産登録をめざす「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ。日本が禁教令下にあった1864年に完成し、翌年にはフランス人のプチジャン神父のもとに潜伏キリシタンが信仰を告白する「信徒発見」の舞台になった。 県内の教会を管轄するカトリック長崎大司教区では、長崎の教会群がユネスコの世界文化遺産候補に挙がったころから「博物館」構想を温めてきた。その後本格的に準備を進め、これまで旧神学校1階に設けていた「キリシタン資料室」を大幅にリニューアルなどして開設することにした。 博物館は「信徒発見」につな…
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