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ブックマーク / agora-web.jp (17)

  • 教育のICT化は現場から : アゴラ - ライブドアブログ

    教育 教育のICT化は現場から 行政改革推進会議が秋の行政事業レビューを実施し、「ICTを活用した教育学習の振興に関する事業」がレビューされた。 これに参加した東洋大学教授、山田肇氏が、記事「全く評価されなかったICTを活用した教育学習振興事業」を書いているように、結果は散々なものだったようだ。  なぜ、このような結果になったのだろうか。  現場を知らないデジタル教育推進派 その理由の一つは、山田氏の記事の次の部分を見れば良く分かる: 今年度で終了するフューチャースクール・学びのイノベーションで、きちんと効果が示されるはずと信じていたのだが、ぼくの期待は裏切られた。11月12日には稲田朋美規制改革担当大臣と都内の小学校を事前視察したが、せっかく配備された電子黒板・タブレットなどを活用できていない状況を見学しただけに終わった。ましてや、導入効果など評価されてさえいない。 フューチ

  • デジタル教科書の課題 --- 中村 伊知哉

    もちろん、課題もあります。 それに対する指摘も書いておきます。 つまるところ、情報が与えられすぎて、自ら探索し、感じ、考えるという自主的な能力が忘れられるということではないでしょうか >はい、そういう「懸念」はあるかと思います。だからといって「使わせない」のがよいということが「検証」できるかです。 僕は賛成派ですが、「情報量が多いと考えることができない」理由がわかりません。考えるためには必ず情報が必要だと思うんですけど。 >ぼくもわかりません。検証してもらえるといいんですが。 凄い直感ですが、「デジタル~(なんちゃら)」って表現が敵を多くしてる気が(^-^; そもそも書籍も電子化してるなかで媒体の電子化は避けられない >そう思います。3年前、コトが動かないのに業を煮やしわざと刺激的な「デジタル教科書」という言葉を使いました。 早めの導入は必要ですし、そのための旗振り役も必要なのだろうとは思

    デジタル教科書の課題 --- 中村 伊知哉
  • デジタル教科書の利点調査結果を教えてください。

    中村 伊知哉さんのデジタル教科書推進について、とても疑問に思い、投稿いたします。 ここ最近、ツイッターで辻元さんとバトルを繰り広げていたのを拝見していました。 昨日の中村さんの記事でまとめていただいているので、ますます中村さんが気になりまして。 遅まきながら、中村さんの質問と自分なりの回答を書いてみました。 ご質問は中村さんのブログをご覧ください。 Q1 (略)、プラスの成果は(略)全世界から報告されている。(略)非デジタル学習のほうが学力向上効果が高いという成果、評価を示してもらえませんか? A1 そのままお返ししますが、デジタルによる学力向上効果について、その報告を提示してください。報告の義務は推進派にあるでしょう。感覚的には数千人、数万人以上の、かつ、数年分の統計データくらいは提示してほしいところです。(統計上有効なサンプル数に詳しい方がいらっしゃれば、アドバイスお願いします) 中村

    デジタル教科書の利点調査結果を教えてください。
  • デジタル教科書の利点調査結果(その2)

    中村伊知哉さんのブログがどうしても気になって、また投稿いたします。 前回の投稿は、中村さんの3種類の質問のうち、第1の質問への回答と、利点を示してほしい、という内容でした。ただ、回答が長くなりすぎて、文字制限をオーバーしたので、今回改めて具体的な利点調査結果の提示をお願いいたします。 ちなみに、私は全面反対している立場ではなく、推進するのが良いとする根拠となるデータを、保護者の立場から見せてほしいと思っているだけです。(専門家の発言の場であるアゴラに、素人が反論や提案を書いていて恐縮です。しかし、一般市民としてのつながりの場でもあるとのことなので、お許しいただければ幸いです。) 改めまして、一保護者として、一般市民として、最低限これは教えてほしい、というところを提案します。 1.日国内での効果を見せてほしい(海外のデータでも仕方ないかもしれませんが、教育の形態の違いが分からないので、でき

    デジタル教科書の利点調査結果(その2)
  • デジタル教科書を巡る議論の論点整理 : アゴラ - ライブドアブログ

    教育 デジタル教科書を巡る議論の論点整理 最近、デジタル教科書の導入に懸念を示す記事を3つほど書きましたが、それをきっかけに、デジタル教材協議会の中村伊知哉さんと、やり取りをするようになりました。 ここでは、このやり取りを実り多いものにするために、デジタル教科書導入についての論点を整理したいと思います。 紙とデジタルの優劣が問題の質ではない デジタル教科書にはデジタル教科書のメリット・デメリットがあり、紙の教科書にもメリット・デメリットがあります。このことは、中村さんも認めていて、デジタル教科書と紙の教科書を併用することを考えておられるようです。 問題の質は、デジタル教科書が、紙の教科書を完全に代替出来ない以上、授業時間を増やさないと仮定した場合、デジタル教科書を使う時間の分だけ、紙の教科書を使う時間が減少し、紙の教科書を使うメリットが減少するということで、それを補って余りあるメ

  • コンピュータ支援教育の問題点について : アゴラ - ライブドアブログ

    教育 コンピュータ支援教育の問題点について 前記事:「デジタル教科書の導入を急ぐ前に」では、デジタル教科書のどういう点に、私が危惧を感じているのか、を述べていなかったので、その点について書きたいと思います。  どういう学力が社会で求められるのか 社会で必要とされる学力はどんなものでしょうか? この問題を考えるために、現在の大学生がどのような問題が得意で、どのような問題が苦手なのかを紹介しましょう。 問題1:  関数 f(x) = x^{2}sin x を微分せよ。 といった問題は、大抵の学生は苦も無くできます。   ところが 問題2:半径1の2つの直円柱が、中心線が交わった状態で、お互いを貫く形で直交している。共通部分の体積を求めよ。  といった問題になると、全くできないのです。 この問題は、まずどのような状況になっているのか、イメージし、それを図示し、共通部分がどのような形

    ivory_rene
    ivory_rene 2013/09/03
    アゴラでの「デジタル教科書の導入を急ぐ前に」に続いて。
  • (続)デジタル教科書のメリット・デメリットなど、今さら議論は不要

    先の記事「デジタル教科書のメリット・デメリットなど、今さら議論は不要」に多くのコメントが付いた。そこで、デジタル教科書導入の効果について情報提供し、教員の負担についてコメントを戻すこととしたい。 デジタル教科書導入の効果を示すことについて: 佐賀県武雄市は今年5月に「小中学校の児童生徒全員約4千人にタブレットを配布する方針」と発表した。これを伝えた佐賀新聞の記事には次の記述がある: 武雄市は、2011年3月までに山内東小と武内小の4~6年生全員に「iPad」を配布。山内東では整備後に、知識理解や技能成績が全国より高くなる調査結果が出ている。 この方針を打ち出した協議会の座長・松原聡東洋大教授は、デジタル教科書教材協議会が6月に開催したシンポジウムで、iPadを利用して学習した武雄市児童は全国学力調査で全国平均よりも高い点数だったと報告している。 全国地域情報化推進協会(APPLIC)のシン

    (続)デジタル教科書のメリット・デメリットなど、今さら議論は不要
  • デジタル教科書のメリット・デメリットなど、今さら議論は不要

    デジタル教科書の導入に関する辻元氏の記事を読んだが、ぼくには理解できなかった。辻氏は「デジタル教科書の優れた点をデータで示すべき」としているが、今さら何を言っているのだろう。 中学英語について、学習指導要領は、正しい英語の音声が身に付くように視聴覚機器を活用したり、ネットを使って教材に関する資料や情報を入手したり、電子メールによって情報を英語で発信したりすることを奨励している。小学校理科では、学習指導要領の解説に次の記述がある: 「人の体のつくりと運動」においては、骨格模型や人体模型などを中心にして学習が展開されることになるが、そこにコンピュータシミュレーションなどの動画を組み合わせることによって、骨と筋肉のつくりと動きの関係の理解の充実を図ることができる。 このように、学習指導要領はすでにデジタルの活用を推奨しているのだが、これは教育効果が明らかだからではないのか。 今までは、紙の教科書

    デジタル教科書のメリット・デメリットなど、今さら議論は不要
  • デジタル教科書の導入を急ぐ前に : アゴラ - ライブドアブログ

    教育 デジタル教科書の導入を急ぐ前に 中村伊知哉先生の記事:「1人1年1万円でデジタル教科書を」を拝読しましたが、何故、そんなにデジタル教科書導入を急ぐのか、正直、納得できませんでした。 ここでは自分の疑問点について、簡単に書いておきたいと思います。 デジタル教科書の優れた点をデータで示すべき 私のデジタル教科書に関する疑問点は、当にそれが有効なのか、という点で、これについて疑問をぶつけたところ: そんな話はもう世界的には終わっていて、そんな話をしているのは日だけRT @galois225: 教科書をデジタル化したら、こんなに教育の達成度が高くなりました、という話を書いてくれないと、教科書のデジタル化そのものが目的だと思われても仕方ない: デジタル教科書— 中村伊知哉 (@ichiyanakamura) August 29, 2013 という返信がありました。これを見ると、デジ

  • 変わる大学図書館

    成蹊大学の図書館がネットで話題になっている。 NAVERまとめ「どこの未来都市?成蹊大学の図書館がとんでもない事になってる」は、2月16日時点で15万回以上閲覧されている。 成蹊大学HPによると、この図書館は成蹊学園創立100周年記念事業の一環としてフランス・ニューポンピドーセンターの設計コンペで1位を獲得した坂 茂氏と三菱地所設計が共同で設計し、2006年09月の開設以来、大学のシンボルのひとつになっているということである。 私も見学させてもらったことがあるが、図書館内に、「プラネット」と呼ばれる5つの球体型閲覧室を設置していて、まるでSF映画に出てきそうな世界である。 外見だけではない大学図書館の変化 ネットでは、図書館の外見に注目が集まっているが、その質は機能面にある プラネットは、ゼミ発表に備えたグループ研究などに使うことができる学習スペースであり、大学の学習支援機能の重要なピー

    変わる大学図書館
  • フューチャースクール廃止の愚 --- 中村 伊知哉

    6月13日、総務省の教育情報化事業「フューチャースクール推進事業」が行政事業レビューのいわゆる仕分けで「廃止」判定をくらいました。過去にも仕分けに会った教育情報化ですが、議論と実績を積んできて、さすがにもうなかろうと油断していたら、またも廃止ですと。 教育情報化は民主党政権になってグッと動きだしました。2009年末に総務大臣がビジョンを発出して2015年の一人一台達成提案がなされ、2010年には知財計画とIT戦略の双方でデジタル教科書推進が明記されて閣議決定に持ち込まれました。これを受け、家文科省は委員会を設置、2011年には教育情報化ビジョンを策定し、教育関係者を巻き込みながら推進体制が整ってきたのです。 総務省はフューチャースクール、文科省は学びのイノベーションという実証研究事業を相互連携してスタートさせ、全国20の小中学校で実験が始まりました。総務省と文科省の担当課長はそれぞれエー

    フューチャースクール廃止の愚 --- 中村 伊知哉
  • フューチャースクール推進政策の廃止に思う

    総務省は13日午前、有識者を交えて自らの事業の効果を検証する「行政事業レビュー」(府省版事業仕分け)を行ったが、対象2事業のうち、小・中学校の授業にタブレット型多機能携帯端末などを取り入れるフューチャースクール推進事業(実証実験)について、政策効果を疑問視する声が有識者から上がったので、「廃止」する事にした。総務省は、2012年度予算で情報端末費用などに約11億円を計上していたが、有識者は「端末などハード面の導入が先行し、肝心の教材内容が伴っていない」などと指摘した。 この様な成り行きに、この政策の推進に深く関与されてきた中村伊知哉先生等が憤懣やる方ないのはよく理解出来るが、私は、仕分け人の言っている事ももっともだと思った。この仕分け人は、「教育の電子化の必要性」を否定しているものではなく、「この様な事は、総務省が単独でやるような問題ではなく、文科省と一緒に、ソフトとハードを連携させるよう

    フューチャースクール推進政策の廃止に思う
  • 東京女学館大学閉校問題のその後 美しい撤退とは?大学経営のプロ待望論

    2回にわたりレポートした「東京女学館大学閉校」騒動が正念場を迎えている。日、5月12日14時より保護者やOG、学生向けに募集停止に関する最後の説明会が開かれるという。これまでの経緯を整理しつつ、大学の正しいやめ方について考えてみたい。 まず、今までに私がアゴラに寄稿した2のエントリーを参照して頂きたい。 東京女学館大学閉校が物語るもの 学校経営のプロ登場待望論 東京女学館大学閉校は「権力の暴走」であり「詐欺」である。 https://agora-web.jp/archives/1452636.html 要約すると、4月30日の日経済新聞が東京女学館大学の閉校について報道したが、その意思決定や広報のプロセスにおいて学長を始めとする経営陣の暴走が見られたということである。 学生、OG、ご家族等から提供された議事録や、映像などから、前回のエントリー以降に分かったことを整理しよう。以前レポー

    東京女学館大学閉校問題のその後 美しい撤退とは?大学経営のプロ待望論
  • ファッションとしての反原発

    最近、100%電気自動車の日産リーフのCMがインターネットで話題になっていた。出演していた坂龍一氏は、反原発運動を非常に積極的に行なっていた著名人のひとりで、放射能の危険性を様々なメディアでうったえていた。そして原発の再稼働に強硬に反対していた。その坂龍一氏が、CO2が全く出ない電気自動車を賞賛していたのだ。最初に断っておくと、筆者は坂氏に特段の感心があるわけでも、非難しようというわけでもない。ただ、このCMは、3・11以降の日の空気を象徴しているように思えたのである。 通常のガソリン自動車は、ガソリンを燃焼させ、そのエネルギーで走行する。この時に大量のCO2が発生する。電気自動車は、バッテリーに貯められた電気エネルギーで、モーターを動かして走る。この時にはCO2が発生しない。しかし、その電気はどこで作られるかというと、発電所で作られる。そして、現在、日全国の原発が再稼働できない

  • 今、必要な「壊す人」と「考える人」の組み合わせ

    世の中には6種類の人がいます。 (1) 創る人 (2) 回す人 (3) 管理する人 (4) 考える人 (5) 破壊する人 (6) 何もしない人 すべては“創る人”から始まります。「空を飛ぶ」という考えに取り憑かれた人達が、人生を賭けて飛行機を創り出しました。私たちが日々使っている便利な商品やサービスも、最初は誰かが突拍子もないことを言いだし、それがいつしか実現して普及したものです。 その昔、クロネコヤマトが社歴を振り返るテレビCMの中で、「宅急便ができるまで、ゴルフクラブを運ぶ人もスキー板を運ぶ人もいませんでした。全部、私たちが考え出してきたのです」と言っていました。 これは郵便局に対する“嫌み”でしょう。「民間企業が市場に参入しなければ、今ある便利な新サービスは存在しなかった」ということです。「自分達こそが市場を創って来たのだ」という自負に溢れたCMでした。 この“クロネコヤマトの宅急便

    今、必要な「壊す人」と「考える人」の組み合わせ
  • 「自炊代行」を否定することは全てのビジネスを否定することではないか

    まず、玉井克哉氏の記事に対するコメントから始めたい。 『「自炊」(のかなりの部分)は著作権侵害とならない』としているのに、その「代行」が違法になる理由が理解出来ない。『しかし、「自炊代行」業者の行為がそれに留まるとは限りません。』以下の記述は「自炊代行サービス」とは全く関係がない。自炊代行業者が自炊依頼者の所有となるデータを複製するというのは、窃盗行為であり違法な複製行為であることは認めるが、それは自炊代行とは関係ない話ではないか。例えば、ある人は友人の家に遊びに行ったとき、友人音楽プレーヤーにダウンロードしていた音楽データをこっそりコピーして、それを販売するというのと同じである。 つまり、玉井氏が「違法」として指摘しているのは自炊代行業者に限らない一般的な犯罪行為の類例を挙げているだけである。 では自炊「代行」サービス自体はどうなのであろうか?玉井氏が明言している様に「自炊」自体は違法

    「自炊代行」を否定することは全てのビジネスを否定することではないか
  • 自炊代行提訴についての雑感 --- 玉井克哉

    今回、「自炊代行」を業とする二社に対して、著名な作家・漫画家7氏が差止めを求める訴えを提起したと報道されています。これについては、「作家は自分たちの権利のことばかりを考えて、読者(お客さん)のことを考えていない」 という批判がなされています。ツイッターでの私のタイムライン上では、これに賛同する賛同する意見が大勢です。 しかし、私はまったくそれには共感しません。 まず、われわれが個人として行う「自炊」(のかなりの部分)は著作権侵害とならないが、その「代行」(のほとんど)は侵害となるということです。この点は著作権法30条に関する法解釈学上の議論が要りますが、少なくとも、「自炊代行」が著作権侵害となることがある、現在の「自炊代行」業のかなりの部分が著作権侵害となるということについては、専門家の見解はほぼ一致すると思います(福井健策弁護士の意見を参照)。 とはいえ、「アゴラ」の読者の大半は、著作権

    自炊代行提訴についての雑感 --- 玉井克哉
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