前回は子どもが所有するモバイル端末が、スマートフォン化していかざるを得ない状況を、環境面から検証した。すでに一部では販売が始まった今年の夏モデルの契機に、そもそも新モデルはスマホしかないという現状に来ていることになる。 実際の出荷台数比率を示す数字を、JEITAが公開している。この資料によれば、今年第一四半期でついにスマートフォンがフィーチャーフォンを抜いた。このデータからは先週の記事の事例のような、高校生の極端なスマホ化が進んでいるという現状は見えてこない。ただ次の四半期の比率次第では、そういう予測も可能な射程距離に入ってくるかもしれない。 一方で、いくらスマートフォンが隆盛とは言っても、契約形態は従来型のケータイと変わらないので、子どもに与える決定権は保護者にあるという現状もまた変わらない。 保護者の意識という点では、一つの資料として、日本PTAが今年3月に公開した、「子どもとメディア