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2010年01月19日21:18 カテゴリ株式(日本+海外)&商品・為替[edit] Black Swan 昨年12月のナッシム・タレブの講演会のメモ 1ヶ月以上も経過したメモ、捨てようかと思ったが一応書き残しておこう ========== 低い確率だと認識されていることが起こると、Big Impactになる 経験 VS モデル、セオリー。。。後者は未完成、不完全、それを認識していない過剰自信家が多い 知ってる VS 知らない。。。Qualitative Game 日常的にHigh Volatilityであることは、Less Rislyを意味する 一見Low Volatilityのほうが、事件が起こったときのダメージが大きい 市場はInterdependent 株式(資本)で2000億円損したときよりも、債券ローン(負債)で2000億円損したときの方社会経済的なダメージが大きい。 負債は、
昨日紹介したタレブの「Ten principles for a Black Swan-proof world」に米国のブログからも幾つか反応が出ている。 Naked Capitalismのイブ・スミスは、素晴らしい、必読、と褒めつつも、実際に実行されることはないだろう、と書いている。 フェリックス・サーモンは、一般的にはこういうリスト形式の記事は嫌いなのだが、これは素晴らしい、とやはり褒めている。そして上記のスミスのコメントに触れ、実行すべきだが実際には実行できないという政治的ジレンマの指摘こそがこのタレブ記事の価値なのだ、と書いている。 現実には、経済活動においてToo big to failな金融機関はどうしても生まれてしまうし、金融機関が従業員にボーナスを与えるのを止めることもできない。また、複雑な派生商品を禁止しろと言うが、派生商品は基本的に相互契約であり、同意した大人同士がそうい
The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable is a 2007 book by Nassim Nicholas Taleb, who is a former options trader. The book focuses on the extreme impact of rare and unpredictable outlier events—and the human tendency to find simplistic explanations for these events, retrospectively. Taleb calls this the Black Swan theory. The book covers subjects relating to knowledge, aesthetics, as we
私は90年代半ばに、デリバティブ(金融派生商品)の技術で当時最先端の会社で、金利系デリバティブ商品開発の仕事(というと偉そうだが)をしていたのだが。 オプショントレーダーに最初に教わったのは、「Far Out of the Moneyのオプションをモデルバリューで売ってはいけない」、ということだった。 といっても、業界関係者以外には何を言っているか分からないと思われるので。 いつも通り、くだけた言い方をすると。 「絶対起こらなさそうなことが起きると損をする保険を、価格をはじき出してくれるモデルが示す値段通りに売っちゃダメ」、ということ。 つまり。 イチローが今シーズン打率5割を記録したら、1万円払わなければならないという賭けに、いくら貰えたら乗る?と言われたら。 過去の歴史からすると5割の打率を記録した人はいないので。 過去のデータを用いて確率論的にモデルで計算すると、可能性はゼロに近く。
昨日は「ブラック・スワン」をこのたび翻訳された望月衛さんと会食。 よく知られているところだと、「ヤバい経済学」、「ヘッジホッグ - アブない金融錬金術師たち」、「ジム・ロジャース中国の時代」などをこれまでに訳されていて。 今年も既に4冊翻訳された、というのでびっくりする。 英語を日本語にすることが出来る人はそれなりの数いるのだろうが。 金融関係の本を意味がわかった上で訳すことのできる人はあまり多くない気が。 市場関係者が読むと違和感がある、金融関係の訳本は結構多い。 そういう意味で、望月さんの翻訳はきわめてこなれていて、とてもお上手なので。 是非一度お会いしてみたかったので、無理を言ってお願いしたのだ。 「ブラック・スワン」が凄かったのは。 著者のタレブが、金融工学でノーベル賞を受賞したマートンやショールズに代表される人たちをを詐欺師呼ばわりして。 「こいつらの作ったモデルは嘘っぱちで、い
ナシーム・ニコラス・タレブが、ブラック・スワンに振り回されない世界を作る10の原則を提示している(Economist's View経由)。 脆いものは小さなうちに壊せ Too big to failの事態に陥るのを避ける。今の経済の仕組みでは、最もリスクが高いもの、即ち最も脆いものが最も大きくなってしまう。 損失を社会に押し付けて利得を民間が得る仕組みはNG それは資本主義と社会主義の最悪の組み合わせ。1980年代のフランスでは社会主義者が銀行を乗っ取ったが、2000年代の米国では銀行が政府を乗っ取った。シュールな世界だ。 救済が必要なら国有化すべき。救済無用の存在は、自由で小さくリスクに耐えられる主体となるべき。 目隠ししてバスを運転して(ぶつけた)人たちに新しいバスを与えるな 大学、規制当局、中央銀行、政府、経済学者のいる各種機関が失敗を犯した。 「インセンティブ」ボーナスを受け取る人
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