元「広告批評」編集長・河尻亨一氏が、消費者の心を巧みにつかむヒットメーカーたちのコトバから、時代の“ツボ”を探る。インタビュー&レビューの「ハイブリッドスタイル」で、“テック”な現代のトレンドをディープに読み解いていく。 前々回、前回と、作曲家・音楽プロデューサーの小室哲哉氏が考えてきた「ヒット作りのツボ」をお伝えしてきたが、今回は小室氏の考える「ネット時代の人気者作り」について聞いた。 エンタメ業界の未来はどこに? 前回のインタビューで小室氏が言っていた「コワさ」の正体とは何か? 90年代半ばに彼が察知した予感めいたものは、その後音楽産業全般に関わる事態に発展した。 例えば、日本レコード協会が発表した次のデータを見てみよう。 1998年には、年間売り上げが約6074億円に達していた日本の音楽ソフト類の生産額は、2009年に3165億円にまで落ち込んでいる。音楽の世界でヒットを生み出すこと
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