太陽に最も近い惑星、水星の謎に迫ろうと、日本とヨーロッパが共同で開発を進め、来年1月の打ち上げを目指していた水星探査機は、ヨーロッパ側の作業の遅れで、打ち上げが1年余り延期されることになりました。 これまでに日本が担当する探査機「MMO」が完成して、去年6月ヨーロッパ側に引き渡され、現在オランダで、ヨーロッパが開発した探査機「MPO」とつなげる作業が行われています。 しかし、JAXAによりますと、ヨーロッパ側の作業の遅れで打ち上げが1年3か月延期され、2018年4月の打ち上げになると、ESAから連絡があったということです。 これに伴い、水星への到着も当初より11か月遅れて、今から8年後の2024年12月ごろになるということです。 JAXAは「打ち上げの遅れは残念だが、探査計画全体への影響は小さいと考えている」と話しています。