生命存在可能な環境=火星にかつて−NASA 生命存在可能な環境=火星にかつて−NASA 米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「キュリオシティ」が火星の岩石に開けた穴(写真右)。左は別の探査機の岩石研磨装置を使用した岩石=NASAが12日提供(AFP=時事) 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は12日、火星無人探査機「キュリオシティ」が採取した岩石を分析した結果、火星はかつて生命が存在し得る環境にあったと発表した。岩石の粉からは、硫黄、窒素、リンなど生命に必要な成分が検出されたという。 火星における生命の痕跡を探ってきたNASAの主任研究員マイケル・マイヤー氏は「今回の任務の根本的な問いは、火星に生命の存在を支える環境があったかどうかだが、その答えはイエスだ」と述べた。 キュリオシティは、かつて川など大量の水が存在したとみられるイエローナイフ・ベイ地域で岩石を採取。岩石は粘土鉱物
「不具合乗り越え成長」=きぼう運用5年で式典−宇宙機構 「不具合乗り越え成長」=きぼう運用5年で式典−宇宙機構 国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」の運用開始から5年を祝い、宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センター(茨城県つくば市)の運用管制室で13日、記念のセレモニーが行われた。 運用開始時の主任を務めたフライトディレクターの松浦真弓さんがあいさつに立ち、「5年前のわたしたちはひよっ子だったが、いろいろな不具合を乗り越えて成長してきた。今となっては、きぼうの運用をできるのはわたしたちだけだと胸を張れる」と5年間を振り返った。 セレモニーには、宇宙飛行士の野口聡一さんも参加。「ここは宇宙に一番近い部屋。わたしが宇宙にいた間も常に一心同体となって仕事をしていた。この日を迎えることができ、宇宙飛行士一同も大変喜んでいる」と述べた。(2013/03/13-20:32)
宇宙機構に寄付3660万円=「はやぶさ2」に半分 宇宙機構に寄付3660万円=「はやぶさ2」に半分 宇宙航空研究開発機構は8日、昨年4月から今年2月までに一般から集まった寄付金が約3663万円に上ったと発表した。寄付した人は使い道を指定でき、2014年12月の打ち上げを目指す小惑星探査機「はやぶさ2」への寄付が約1921万円と半分を占めた。 このうち約1176万円は、はやぶさ2の機体に1台追加した小型モニターカメラの製作費に充てられた。小惑星に着地し、岩石を採取する筒状の装置を伸ばす際、動作を確認するための画像撮影に使われる。(2013/03/08-18:00)
12年度補正が成立=参院、1票差で可決 12年度補正が成立=参院、1票差で可決 参院本会議で2012年度補正予算が記名投票で採決され、票を数える職員を見つめる安倍晋三首相(左から2人目)と麻生太郎副総理兼財務・金融相(左端)=26日午後、国会内 デフレ脱却に向けた緊急経済対策を盛り込んだ2012年度補正予算は26日の参院本会議で、自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。参院で与党は過半数割れしているが、採決では野党側の対応が分かれ、賛成票が反対票を1票上回った。日銀正副総裁人事案などをめぐる今後の国会攻防にも影響しそうだ。 予算が参院で否決されずに成立したのは、東日本大震災への対策を盛り込んだ11年度第1次〜4次補正を除くと、衆参がねじれていなかった鳩山政権当時の10年以来。 補正予算は、安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」の3本柱の一つである「機動的な財政政策」
「隕石は湖底にある」=最大60センチか−ロシア専門家 「隕石は湖底にある」=最大60センチか−ロシア専門家 18日、ロシア中部エカテリンブルクのウラル連邦大で検査される隕石(いんせき)の破片=同大提供 【チェリャビンスク時事】ロシア南部チェリャビンスク州のチェバルクリ湖の氷上に落ちた黒い破片を隕石(いんせき)と断定したロシア科学アカデミー会員でウラル連邦大教授のビクトル・グロホフスキー氏は18日、隕石の大部分はいまだ湖底に残り、大きさは最大60センチと推定されると主張した。インタファクス通信に語った。 チェバルクリ湖には、隕石落下によりできたとみられる直径約8メートルの大きな穴が開いている。教授は「(穴付近で)発見された破片は、隕石の表層の残骸だ」「数は50〜53個」と推定した。さらに「主要な塊は湖底に眠っているはずだ」と持論を展開。その大きさは「50〜60センチに達する可能性がある」と
ロシア隕石軌道、NASA推定=元は地球近傍小惑星か−欧州気象衛星が突入観測 ロシア隕石軌道、NASA推定=元は地球近傍小惑星か−欧州気象衛星が突入観測 ロシア上空で爆発、落下した隕石(いんせき)が地球に至る軌道を米航空宇宙局(NASA)の専門家が推定し、公表した。火星軌道の外側から金星軌道付近を回る楕円(だえん)軌道で、地球軌道と交差する(NASA提供図を基に作成) ロシア・チェリャビンスク州上空で爆発、落下した隕石(いんせき)について、米航空宇宙局(NASA)は16日、地球に至る推定軌道を公表した。太陽に近い所では金星軌道付近、遠い所では火星軌道の外側を通る楕円(だえん)軌道で、1周するうちに2回、地球の軌道と交差する。 この楕円軌道は、日本の探査機「はやぶさ」が砂粒を回収した小惑星「イトカワ」の軌道に似ている。NASAの専門家は隕石が地球大気圏に突入する前の大きさを直径約17メートル
落下の隕石は約10トンか=硬い物質で燃え尽きず−ロシア 落下の隕石は約10トンか=硬い物質で燃え尽きず−ロシア 15日、ロシアのチェリャビンスク州で、屋根や壁が崩壊した亜鉛製錬所(EPA=時事) 【モスクワ時事】ロシア・ウラル地方チェリャビンスク州上空で15日、落下・爆発した隕石(いんせき)について、ロシア科学アカデミーは重量10トン前後で、非常に硬い物質でできていたとの見方を明らかにした。タス通信が伝えた。 隕石は秒速15〜20キロの速度で大気圏に突入し、高度30〜50キロで分解した後、同5〜15キロで爆発。大部分は燃え尽きたが、一部の破片は地上に落下した可能性があるという。 同アカデミーによれば、同じような規模の隕石は年に数回の割合で宇宙空間から落下しているが、通常は高度30〜50キロの上空で燃え尽きる。今回比較的低高度まで落下したのは、鉄のような硬い物質でできていたためとみられる
超新星残骸で宇宙線陽子加速=日米欧の衛星観測で確認 超新星残骸で宇宙線陽子加速=日米欧の衛星観測で確認 日米欧の「フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡」が4年間観測した超新星爆発の残骸「IC443」(写真は赤外線天文衛星WISEで撮影)。陽子が光速近くまで加速され、宇宙線となっていることが確認された(NASAなど提供) 銀河系内にある超新星爆発の残骸2個を4年間、日米欧の「フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡」で観測した結果、宇宙線の大半を占める陽子が光速近くまで加速されるメカニズムの一つが確認された。田中孝明京都大助教や深沢泰司広島大教授らの国際研究チームが15日付の米科学誌サイエンスに発表した。 宇宙線の陽子や電子はほぼ光速で宇宙を飛び交っている。銀河系内の超新星爆発残骸のほか、他の銀河のブラックホール付近にある「ジェット」と呼ばれるプラズマ粒子噴流などで加速されると考えられているが、観測で直接裏付
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く