【ワシントン=共同】米宇宙ベンチャー、スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は25日、米空軍の主要な衛星打ち上げが一部の企業に独占されているとして、自社の参入を求めて空軍に抗議を申し立てる方針を明らかにした。空軍はロッキード・マーチンとボーイングによる合弁会社と包括契約を結んで年間数基の軍事衛星を打ち上げている。マスク氏は「1回の打ち上げ費用がスペースXのファルコン9ロケットの4
【ワシントン=中島達雄】米民間宇宙企業スペースX社は25日、軍事衛星の打ち上げを大手企業に独占的に発注している米空軍に対し、競争入札を導入するよう求め米連邦請求裁判所に提訴した。 イーロン・マスク社長がワシントンで記者会見した。マスク氏によると、空軍の衛星打ち上げはユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)社が独占して受注、競争原理が働いていないという。ULAは米航空宇宙大手ロッキード・マーチン社とボーイング社が2006年に共同で設立した。 マスク氏は「ULAの打ち上げ費用は我々より4倍高く、米国民の税金の無駄遣いだ」と主張。ULAのロケット「アトラス」にロシア製エンジンが使われていることにも触れ、「ウクライナ情勢を巡り制裁措置を取っているのに、なぜ数億ドルもの代金をロシアに支払うのか」と指摘した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く