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BOOKと芸術に関するja_bra_af_cuのブックマーク (13)

  • マーティン・J・S・ラドウィック『太古の光景』(菅谷暁・訳) - logical cypher scape2

    サブタイトルは先史世界の初期絵画表現。原著タイトルは”Scenes from Deep Ttime: Early Pictorial Representation of the Prehistoric World” 19世紀のパレオアートについての科学史 「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」展 - logical cypher scape2の副読として読み始めたのだが、行く前に読んでおくべきだった*1。少なくとも、恐竜図鑑展の第1章についての理解度は爆上がりするし、「パレオアートって一体何だ」というモヤモヤ感もある程度は解消する。 このの存在自体は、以前から知ってはいたのだが、邦訳があることを認識していなかった*2。実は原著は電子で買っていたのだが、そのまま積んでいた。英語で読める気がしないので邦訳があってよかった*3。 聖書の挿絵についての伝統を伏線としながら、過去の伝統から何を

    マーティン・J・S・ラドウィック『太古の光景』(菅谷暁・訳) - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2023/06/30
    19世紀にもうあったのね/“ジャンルの始点を決めるのは難しいけれど、それとは別に、そのジャンルが確立した時期というのもある〔……〕ジャンル概念には、その起源の歴史と使用の歴史との区別がある、”
  • エリック・R・カンデル『なぜ脳はアートがわかるのか―現代美術史から学ぶ脳科学入門』 - logical cypher scape2

    神経科学の大家であるカンデルが、主に抽象絵画を対象に、芸術と神経科学を結びつけて論じている。 なお、カンデルは、美術と神経科学について他にも著作がある。もともと、記憶や学習について研究しており、それでノーベル賞も受賞しているが、芸術との関係についても興味・関心があるようだ。 はじめに I ニューヨーク派で二つの文化が出会う 第1章 ニューヨーク派の誕生 II 脳科学への還元主義的アプローチの適用 第2章 アートの知覚に対する科学的アプローチ 第3章 鑑賞者のシェアの生物学(アートにおける視覚とボトムアップ処理) 第4章 学習と記憶の生物学(アートにおけるトップダウン処理) III アートへの還元主義的アプローチの適用 第5章 抽象芸術の誕生と還元主義 第6章 モンドリアンと具象イメージの大胆な還元 第7章 ニューヨーク派の画家たち 第8章 脳はいかにして抽象イメージを処理し知覚するのか

    エリック・R・カンデル『なぜ脳はアートがわかるのか―現代美術史から学ぶ脳科学入門』 - logical cypher scape2
  • カロル・タロン=ユゴン『美学への手引き』(上村博・訳) - logical cypher scape2

    古代から現代に至る美学史をコンパクトにまとめた1冊 文章も読みやすく丁寧で、西洋哲学史の中での美学の変遷を掴むのにはよいのではないのかと思う。あまり類書を読んでいないので比較はできないが。 それぞれ時代ごと、人ごとの美学の紹介なのだが、その際に、その時代における特徴、前後に出てくる論者との違いなどがその都度確認されながら進むので読みやすいのだと思う。 美学とは、「美」と「感性的なもの」と「芸術」を哲学的に考察するものであり、これに類するものは古代から現在まであるが、この3つが結びついたのは近代特有ことなのではないかという視座のもと書かれている。 美学への手引き (文庫クセジュ) 作者: カロル・タロン=ユゴン,上村博出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/11/27メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る 第1章 美学前史 美の形而上学 芸術についての省察 美学以前の美

    カロル・タロン=ユゴン『美学への手引き』(上村博・訳) - logical cypher scape2
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2016/06/04
    小田部『西洋美学史』がトピック中心なのに対して,こちらは通史としての見通しと包括性重視的な感じっぽい? 大陸系も分析系も両方扱ってててよさそう
  • グッドマン『世界制作の方法』 - logical cypher scape2

    訳者あとがきに従えば、グッドマン哲学は、「ヴァージョンの複数性」「非実在論」「根的相対主義」ということになる。 ヴァージョン=世界である。 グッドマンは文字通り、世界は作られるものであり、そして多数の世界=ヴァージョンがあると考えている。しかし、再三繰り返されているとおり、それは可能世界論ではない。彼が想定しているのは、現実世界だけであり、複数の可能世界ではない。 ニュートン以前の学者とニュートン以後の学者は別の世界に住んでいる、というクーンのパラダイム論にも、ある意味では似ている。 パラダイム論に対しては、ニュートン以前とニュートン以後で語彙の意味が変わっているとしても、それは翻訳可能なのだから、それらを繋ぐ共通の何かがあるはずだ、という反論がある。 グッドマンは、世界制作とは作り直しのことである、と主張する。 世界制作とは、以前あった世界を再構成していくことなのである。その点では、パ

    グッドマン『世界制作の方法』 - logical cypher scape2
  • 第37回 サントリー学芸賞決定

    公益財団法人サントリー文化財団(理事長 鳥井信吾)は、第37回「サントリー学芸賞」を下記の6名に贈呈することに決定しました。贈呈式は12月14日(月)に東京で行う予定です。 賞は「政治・経済」「芸術・文学」「社会・風俗」「思想・歴史」の4部門に分かれ、正賞として楯、副賞として200万円を贈呈します。毎年、前年1月以降に出版された著作物を対象に選考し、広く社会と文化を考える、独創的で優れた研究、評論活動をされた方を顕彰しています。1979年の賞創設以来、受賞者の数は今年度を含め313名にのぼります。 <受賞者および対象作品> 〔政治・経済部門〕 前田 健太郎(まえだ けんたろう)(東京大学大学院法学政治学研究科准教授) 『市民を雇わない国家 ―― 日公務員の少ない国へと至った道』(東京大学出版会) 受賞者略歴>> 選評>> 受賞のことば>> 〔芸術・文学部門〕 安藤 礼二(あんどう 

    第37回 サントリー学芸賞決定
  • 新書:池上英洋『西洋美術史入門』 - grshbの日記

    2014-02-01 新書:池上英洋『西洋美術史入門』 書籍 映画 旅行 西洋美術史入門 (ちくまプリマー新書)作者: 池上英洋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/02/06メディア: 新書購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (12件) を見る読みました。『マトリョーシカ的日常』の局長 ( id:kyokucho1989 ) さんにAmazonほしい物リストから送っていただきました。局長さん、ありがとうございました!! どうして読もうと思ったのか 僕がこのを読もうと思った直接の理由は、局長さんの書かれた以下の記事を読んだためです。 【書評】分かりやすすぎる美術史の/「西洋美術史入門」 - マトリョーシカ的日常が、この記事を読む以前から西洋美術には興味を持っていた。特にその興味が強まったのには、昨年の夏にフランス・イタリアに旅行に行き、多くの美術作品に触

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  • ロバート・ステッカー『分析美学入門』 - logical cypher scape2

    その名の通り、美学の入門書であり、複数のトピックについて基的な議論が紹介され、各章末には練習問題と参考文献が付されている。 また訳注も充実しており、時に、いわゆる分析哲学における議論の進め方についての一般的な解説とでもいうべきようなものまで書かれている。 あと、表紙のデザインがよい。 ちなみに原題は、Aesthetics and the Philosophy of Art: an Introductionであり、分析美学の名はない。「現代英語圏における美学と芸術の哲学」といった方がよりよいのかもしれない(とはいえ、近年では非英語圏でもこのスタイルでの研究があるということで、この言い方も正確ではない)。 さて、美学と芸術の哲学ということで、書も二部構成となっていて、一部が美学、二部が芸術哲学となっている。 Ch.1 はじめに 第1部 美学 Ch.2 環境美学――自然の美 Ch.3 〈美的

    ロバート・ステッカー『分析美学入門』 - logical cypher scape2
  • 止まらない初音ミク「美術手帖 初音ミク特集」 - エキサイトニュース

    「僕が思うのは、あれは日のお家芸ですね。つまり、人形浄瑠璃にしても、辻村寿三郎さんの人形舞にしてもそうですけれども、人間が生で演ずるよりもすごいものがあるんですよね」 冨田勲はこう語りました。 なにのことか? 初音ミクのことです。 『美術手帖』6月号は初音ミク特集です。 冨田勲は、宮沢賢治を題材にした「イーハトーヴ交響曲」で、300人のオーケストラの中にプリマとして初音ミクを登場させました。 なぜ初音ミクなのか? 「例えば『風の又三郎』では、休みが終わって学校に行くと見慣れない子どもがいて、その子は台風が去るといなくなる。子どもたちも、よそ者ではあるけれど、どこか尊敬の目を持ってそれを見ている。そういう不思議さのある役には、初音ミクがどうしてもほしかった」 「初音ミクのキャラクターそのものがバーチャルで、ふっと現れてふっといなくなる、みたいなものだとわかった」 ミクは、風の又三郎だった。

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  • nix in desertis:書評『ゴシックとは何か 大聖堂の精神史』酒井健,ちくま学芸文庫

    書を読むきっかけとなったやり取りについて,先に書いておきたい。それはある日twitterでこのようなtweetを見かけたところから始まる。 「12世紀のドイツ、フランスじゃあ人口の9割が農民、そのうちのほとんどが非キリスト教徒、という記述を読んで、ほおーっと思う。4世紀末にローマ帝国国教化、と話したから、ヨーロッパ全体がそこですっかりキリスト教に染まると勘違いしている学生が多そうだな。」 え,いやそんなはずはないだろう,というのが初見での感想であった。後半の感想もおかしい。4世紀末での国教化時点でローマ系住民はかなりの割合で改宗しているはずで,ゲルマン人に対してもアリウス派の布教が広まっていたはずである。そしてカトリック教会もゲルマン人への布教は熱心に行なっており,だからこそクローヴィスのアタナシウス派改宗やグレゴリウス1世は重要人物として歴史に名を刻んでいる。 ではこの情報のソースは何

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/02/16
    十一世紀半ばのフランスの農民のほとんどが、表面上キリスト教でも実態として異教の習俗を維持してたと。キューバも国民の大半はカトリックとかガイドブックに書いてたりするけど実態はサンテリアだったりするようだ
  • 読んだ。 - 死に舞

    ほぼについてメモっているブログなのに、このカテゴリーは無意味になってきた。やっぱはやくはてなから引越しする!(でも書評だけははてなダイアリーつかうかもしれん。) 脳は美をどう感じるか: アートの脳科学 (ちくま新書) 川畑 秀明 神経美学については以前、このシンポジウム(http://www.gcoe-cnr.osaka-u.ac.jp/?p=2954)に行っていたし、大体どういう研究しているのかは知っていた。だが、ちゃんととか論文読むのは始めてで、こういう新書は格好の一冊だ。 しかし残念ながら、全体としてはそれほど面白くもなく、内容も雑駁としていた。これは仕方ないことかもしれない。というのも「書のねらいは、あくまでも、アートの魅力を改めて感じてもらうのと同時に、脳科学に面白さを感じてもらうことだ」と書いているように、どちらかといえば、脳科学の入門的な部分が多い。そして実際に心理学の

    読んだ。 - 死に舞
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/01/09
    川畑秀明『脳は美をどう感じるか: アートの脳科学』 (ちくま新書)。「ピークシフト」は萌え絵に適用した方が、「言語隠蔽効果」により素人は言葉にせず味わったほうがよい、など面白い指摘
  • 小田部胤久『西洋美学史』 - logical cypher scape2

    @tieckP、@nix_in_desrtis、@ja_bra_af_cuのお三方と一緒に、読書会をしました。 さらっと流し読みもできるけど、しっかり読もうとすると省略とか飛躍があって難しいというか、そういうところも含めて概説なのだと思う。 ここらへんの話題面白いなーというのと、全然ピンとこない話題と色々あった。 以下、まとめは読書会まとめを参照のこと! 第一章 知識と芸術――プラトン 第二章 芸術と真理――アリストテレス 第三章 内的形相――プロティノス 『西洋美学史』twitter読書会 はじめに~3章 - Togetter 第四章 期待と記憶――アウグスティヌス 第五章 制作と創造――トマス・アクィナス 『西洋美学史』twitter読書会 4章~5章 - Togetter 『西洋美学史』twitter読書会 - Interlude I - - Togetter 第六章 含蓄のある表

    小田部胤久『西洋美学史』 - logical cypher scape2
  • Amazon.co.jp: みる きく よむ: クロード・レヴィ=ストロース (著), 竹内信夫 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: みる きく よむ: クロード・レヴィ=ストロース (著), 竹内信夫 (翻訳): 本
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2012/04/30
    レヴィ=ストロースの芸術・音楽に関する語りの本だそう
  • 書評・最新書評 : 教養の歴史社会学 [著]宮本直美  | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■「音楽は言葉で語りえない」のはなぜ? クラシック音楽であれポピュラー音楽であれ、音楽について語るのは難しい。作曲や演奏の技法、歌詞、作り手のライフヒストリーについて私たちは確かに饒舌(じょうぜつ)に語り、音楽の優劣について言い争ったりするのだが、最終的には「音楽は言葉では語りえない」という割と平凡な諦念(ていねん)に達してしまうことが少なくない。 書は、私たちが知らず知らずのうちに身につけてしまっているそうした音楽観の社会的「起源」の所在を、19世紀ドイツの文脈に照準することによって教えてくれる。 書の主眼は、後発先進国ドイツの市民層に広がった「教養」の論理とその社会的意味を、同時代の音楽実践と絡み合わせながら分析していく点にある。「教養」も「市民」も「音楽」も、目指されるべき理念とされるが、決して到達することのできない何かであり、明確な規定を持ちえないにもかかわらず、というか、持ち

    書評・最新書評 : 教養の歴史社会学 [著]宮本直美  | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2011/12/06
    “「音楽は言葉では語りえない」という〔……〕音楽観の社会的「起源」の所在を、19世紀ドイツの文脈に照準することによって教えてくれる”
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