「満員電車で体を触られ、恐怖で動けなくなりました。 『なぜその車両に乗ったのか』いまでも自分を責めてしまうんです。 『そんな必要はない』とこれまで被害者に言い続けてきたはずなのに・・・」 痴漢の被害にあった女性は、性犯罪の被害者支援に取り組む弁護士でした。 「自分自身が被害者になって気づいたことがたくさんある」 女性が伝えたかった思いとは。
7月13日に世界経済フォーラムが発表した、今年のジェンダーギャップ・ランキングで日本は先進国で最下位、146カ国中116位だった。前回の120位より上がったが、調査対象国が10カ国減っているのでむしろランクは下がったと言える。 例年のことだが、特に地位が低いのは政治と経済の分野で、政治は139位、経済は121位だった。経済分野は、達成率が去年より後退。今のペースでは、平等の実現まで132年もかかると警告されている。先進国とは思えないこの不平等ぶりにはさまざまな事情があるが、もし女性たちが連帯すれば、少しは事態を変えられるのかもしれない。 連携不足に2つの背景 日本の女性たちは、本当に連帯をしていないのだろうか。そうだとすれば、なぜ連帯できないのだろうか。社会学とジェンダー・セクシュアリティ研究が専門の菊地夏野名古屋市立大学准教授によると、女性の連帯不足は、近代日本の特徴と、ここ数十年の変化
フェミニストとして発信していると、アンチフェミからクソリプをよくもらう。 最近のお気に入りは「穴需要のないババアの嫉妬ww」である。 クソリプだけじゃなく、以前はチン凸もよくされた。チン凸とは、ペニスの画像を送りつける嫌がらせ行為である。 チン凸されるたび、わざわざパンツを脱いで写真を撮って場合によっては画像をトリミングして見知らぬ女に送りつける、きみの人生はそれでいいのか? と思った。 クソリプや汚棒を見ても、記憶喪失が得意のJJ(熟女)は3分後には忘れている。加齢って便利。 基本クソリパーは反応すればするほど粘着してくるので、私はスルー&ブロックしている。 彼らは返事をすると取り憑く妖怪みたいなものだ。 前に「生霊の飛ばし方」をネットで調べたら「除霊のやり方」も出てきた。その記事によると、根菜を食べるのがおすすめなんだとか。 なのでクソリパーにからまれた時はゴボウを食べよう。ゴボウは物
※ギルティギアシリーズのネタバレ及び、一部にトランス差別的な表現が含まれます。閲覧の際はご注意下さい。 こんにちは。烏丸百九です。 人気格闘ゲームシリーズ「ギルティギア」の最新作、「GUILTY GEAR -STRIVE-」にて約10年ぶりにシリーズに再登場したプレイキャラクターである「ブリジット」が、なんと男子からトランスジェンダー女性に設定変更されていたことがネットで話題になりました。 ブリジットのジェンダー・アイデンティティは、デビュー当時から複雑だった。このキャラクターは、同性の双子を不吉な兆候と見なす迷信に悩まされる、とあるイギリスの村に生まれた。そのため、同性の双子が生まれると、村では双子のどちらかを生贄にするか、追放することが義務づけられていた。それを避けるために、ブリジットの両親は彼人 [註:かのひと。ジェンダーニュートラルな三人称「they」の訳語] を女の子として、弟を
2021年の総選挙で共産党のマンガ・アニメの表現に関する政策が話題になった。 その際に、ぼくも記事を書いた。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com ぼくは「カジを切っていない」とは結論づけた。しかし叙述が乱暴すぎる、と批判した。 この記事を書いた他に、共産党の中央に意見も出した。 総選挙が終わってしばらくしてから、共産党のある街頭演説をぼんやり聞いていたとき、演説を終えた、にひ そうへい元参議院議員がぼくのところにやってきて、「紙屋さん、あなたの意見を読みましたよ! 中央の担当部署でも共有しています」と笑顔で話しかけられた。演説後の非常に短時間ではあったが、「ぜひ今度話しましょう!」と、にひ元議員から言われた「あ、読まれてるんだ」と思った。 さらに、田村智子政策委員長が講師を務めるジェンダー問題の学習会があり、質問・意見を募集していたので、遠慮なく書いて出した。 上記
<絶望は簡単には癒やされない。なくならない米軍基地を前に正気でいられるのは、少女たちを調査し支援するという自分なりの実践があるから> 沖縄復帰50年目の朝は早起き。 なにが変わったのだろう、いや、なにもかわらないと、軍事を強化させられたこの50年のことをじっとり考えます。 「おにわ」で自分たちができることを重ねることができるから正気でいられるのですが、それもやっぱりぎりぎりだなぁと思います。 朝から暗い気持ちで、おにわに出勤しました。 ――「お庭日記」2022年5月15日 復帰50年に当たり、一番考えたことはやっぱり「基地がなくならない」ってことです。記念式典でも基地の縮小、返還に向けて進めていくみたいな話をしていたけど、要らないところをちょっぴり返しているのをすごく大げさに言っている。 政治家たちがスローガン的な言葉を言えば、それを新聞が書き、内実が伴わない言葉ばかりがあふれている。米軍
※性暴力、性行為の強制にまつわる話をしています。具体的な性行為の描写はありませんが、フラッシュバックを起こすかもしれないくらいの生傷がまだ心についている方は、読まずに、ゆっくり休んでください、時間があなたの傷を癒していきますように、そしてその相手が報いとしかるべき社会的制裁を受けますように。 * 今夜から4夜連続、書籍『ルポ女性用風俗』の読書会を、音声配信アプリ「ラジオトーク」でお送りしていこうと思います。牧村朝子といいます。文筆家です。34歳、女性です。男装します。異性愛者ではありません。 筑摩書房 ルポ 女性用風俗 / 菅野 久美子 著 筑摩書房のウェブサイト
追記 こちらのブログは 「意図せず性的マイノリティのみなさんを傷付けてしまう言動への注意喚起」 の目的で公開しているものであり、「幾原氏への誹謗中傷」を目的として、こちらのブログを拡散することはおやめください。 * 4月2日夜、幾原氏ご本人による、今回の経緯の説明や謝罪のツイートがありました。 ツイートには、今回の出来事に性的マイノリティ当事者のみなさんを揶揄する意図はなかったことや、件の「改名予告文」が、プロデュースする楽曲の歌詞の一部であったことなどが記されています。 わたしはイクニ作品のファンで、今回の件に関しては、ファンであるからこそ見過ごすことができずに、このブログを書きました。 揶揄の意図がなかったということは、今回の出来事は完全に無意識下で行われていたということで、それはそれで問題なのでは……とも思っていますが、当初わたしがブログに書いた、氏の行動が「完全なるクィア・ベイティ
英スコットランドのダンディーの墓地で写真撮影に応じるクレア・ミッチェル氏とゾーイ・ベンディトッツィ氏(右、2022年1月30日撮影)。(c)Andy BUCHANAN / AFP 【3月20日 AFP】英スコットランド自治政府は今月、数百年前に魔女狩りで処刑された女性たちに正式に謝罪した。謝罪は3月8日の国際女性デー(International Women's Day)に合わせて行われた。 スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン(Nicola Sturgeon)首相は議会で、魔女狩りは「途方もない規模で行われた不正義」であり、「動機の少なくとも一部には文字通りのミソジニー、女性への憎悪があった」と述べた。 弁護士のクレア・ミッチェル(Claire Mitchell)氏(50)とゾーイ・ベンディトッツィ(Zoe Venditozzi)氏(46)は2年前、「スコットランドの魔女たち(Wi
南アフリカでは法的に一夫多妻制が認められており、複数の妻を持つ男性がいる。今回一卵性三つ子の姉妹と結婚した男性のニュースが伝えられた。 そっくりの三つ子姉妹の1人と交際していた男性は、知らないうちに入れ替わられて、女性の姉妹ともデートをしていたようだ。1人と交際していたつもりが3人と交際していたのだ。 交際相手(だと思っていた)女性から2人の姉妹を紹介され、3人から同時にプロポーズされた男性は仰天したものの、最終的に受け入れ全員と結婚した。 A Man Who Married Triplets Shocked The World : LOVE DON’T JUDGE 一卵性三つ子の1人とSNSで知り合い交際に発展 コンゴ民主共和国キブ州カレヘに住むルウィゾさん(32歳)は、SNSを介して知り合ったナタリーさんという女性と意気投合し、交際を始めた。 やがて、互いに結婚を意識するようになり、最
(今回の記事はいつもと文体が違います。それは『「フェミニスト共感ランキング」にみる「数字っぽいもの」への狂信、あるいは具体と抽象の往復に対する困難』でも指摘した通り、近年noteなどを主要な領域として調査もどきとでも言うべきものが流通しており、そうした調査の基礎をおろそかにした議論に否定的な一石を投じるためです。簡単に言い換えれば、もし本職がこの手の調査を徹頭徹尾論文っぽくやったらどうなるかをシミュレーションすることで、調査もどきのいい加減さを浮き彫りにしようということです。) 目的 近年、表現におけるジェンダーバイアスやその影響に関する議論が注目されている。特に創作物に登場するキャラクターの衣装の露出度に関しては性別による著しい差異が指摘されている(e.g. 東京新聞, 2022)。 しかしながら、創作物やそこに登場するキャラクターの数は膨大であり、多くのキャラクターの露出度を計量的に検
学校での性被害を描くマンガが伝える「子どもたちの苦しみの現実」苦しんでいる子どものために「社会の呪いを解く」決意をした漫画家・さいきまこさんインタビュー 「私にも『社会にかけられた呪い』というのがあったんだな、と『言えないことをしたのは誰?』を描いていくなかで気がつきました。この作品を描かなければ気づけなかったかもしれないし、苦しんでいる方をセカンドレイプしてしまう恐れすらあったかもしれません」 こう語るのは漫画『言えないことをしたのは誰?』の作者・さいきまこさん。生活保護や子どもの貧困、介護など社会問題をテーマにした漫画を描き続けている。 『言えないことをしたのは誰?』では学校内で起こる「スクールセクハラ」の問題を描き、2019年に電子雑誌『ハツキス』で連載がスタート。多数のメディアにも取り上げられ、大きな反響を呼んだ。 教師と生徒の間にある「権力関係」。それを利用して行われる性暴力の悪
『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』や『モヤる言葉、ヤバイ人』などで知られるアルテイシアさん。毒親問題からフェミニズムまで、ヘビーな内容もストレスフルな現象もコミカルに楽しく分析してくれるコラム。今回は、アルテイシアさんとフェミニズムの出会い編です。 押し殺していた感情を解放することで、人は生きやすくなる 「フェミニズムってなんだか難しそう」という方もいるかもしれないが、私は難しい文章は書けないので、気楽に読んでほしい。 現在の私は45歳のJJ(熟女)である。今から20年ほど前に田嶋陽子さんの本を読んだことが、私とフェミニズムとの出会いだ。 当時の私は職場でハラスメントを受けても、自分が悪いと思っていた。「女は笑顔で愛想よく」「セクハラされても笑顔でかわせ」と呪いをかけられて、怒ることは悪いことだと思っていた。 そうして怒りや痛みに蓋をしたまま、自尊心を奪われ続けて、不眠や過食嘔
3.記号とブリコラージュ――あるいはモノの単独性について 3-1.制服という記号 鷲田さんのこの本(『ちぐはぐな身体』)は、衣服やファッションを「記号」として扱った本だということができます。つまり、衣服の記号論ともいえます。ただし、衣服を記号だというとき、それは衣服が着る人の地位や職業や性別や年齢やキャラ(つまり同一性)を示す記号だということだけではありません。同一性を表す記号としての衣服の典型が「制服」ですが、鷲田さんは、この本の中で、制服についていろいろ考察して、制服が制度的な同一性に人を従順に縛り付けておくものといった、一筋縄の単純な「記号」ではないことを論じています。たとえば、鷲田さんは、制服を着崩すことが抵抗の表現になるだけではなく、制服の「裏の顔」として、「制服へのいわば裏返されたまなざし」、すなわち、コスチューム・プレイや着せ替え、異性装、セーラー服願望など、制服への執拗なフ
先日、人生で初めて乳房を褒められました。年に一度の乳がん検診では、毎度なけなしの皮と肉をマンモグラフィの端っこに挟み込み、干潟そっくりな肋骨の凸凹を超音波プローブでガタガタなぞって、乳腺に異常がないかを調べてもらっています。今回担当した医師は私と同じ苗字の親切な同世代の女性で、マンモの画像をじっくり眺め「とても理想的な乳腺ですね」と言いました。密集しすぎず、見やすい乳腺という意味らしい。それを聞いて思わず「私の胸、中身は理想的だったんですね!」と叫んでしまいました。なんだか大きな赦しを得たような、何かが成仏したような気持ちでした。ありがとう、コジマ先生。 30代の終わり頃、豊胸手術をしようかと考えたことがあります。胸に柔らかくて丸い膨らみが二つ付いているのはどんな感覚なのか、そういう体になるとどんな自意識になるのか、他人の眼差しはどう変わり、世界の見え方がどう変わるのかを、体験しないで死ぬ
31歳彼氏無し実家住み女、結婚す。 ビーズクッションで横になり、夫が夕飯の支度をする様子をボケーっと眺めつつこの文章を書き始めました。 いつもは『悪あがけ!ブス!』というフェミにぶっ叩かれそうなタイトルの美容ブログをはてブロで書いている者です。よろしくお願いします。 結婚の話は美容と直接関係ないのでnoteに分けようという謎の配慮でこちらに投稿します。生活も落ち着いてきたのでそろそろブログの方も再始動させたい。 タイトルの通り、私は2021年9月10日、偶然にも仙台名物牛タンの日に結婚しました。 婚姻届を書くとき、夫に「字きったね!!」と煽られたりもしましたが結婚しました。 協調性と共感能力の欠如が原因で幼少期より変な人として扱われておりましたが結婚しました。 善良で平均的な女性たる実の母からも「アンタのことは本当にわからない」とボヤかれ続けましたが結婚しました。 「社会が私に適合しろ」が
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