この記事については、坂村氏が発言した内容に関して筆者の事実誤認に基づいた記述があるので、まずこちらを参照して頂きたい(2003.10.08追記) あまり時間がないので手短にしたい。詳しい反駁は必要があれば他の機会に行うつもりである。 今週の『週刊ダイヤモンド』(2003年10月11日号)の14-15ページをぜひ読んでみて頂きたい。目次だけならウェブからも読める。 この文章を読んでくださる方々の興味の埓外にある雑誌だということはよく分かっている。しかし、それでもなお、今週号だけは読む価値がある。 記事のタイトルは「トロンとマイクロソフトに”和解”を促した共通の敵」だ。そして、サブタイトルの一つは「宿敵同士の意見が一致『リナックスのモデルは国を滅ぼす』」である。そう、共通の敵というのは、GNU/Linuxなのだ。 ここまでは別によい。物事にはいくつも見方があるし、確かにGNU/LinuxはTR