ASCIシリーズの第2弾は、ASCI Bule Mountainを解説しよう。話は再び1995年に戻る。1995年1月のBishop's LodgeでのミーティングでASCI Redの方針は決まったが、これに続くプラットフォームの話はまだこの時点では決まってなかった。 そこから2ヵ月後の1995年3月9日、LLNLのIBEXルームという巨大(らしい)会議室で再び戦略ミーティングが開催された。 このときの議題はもちろんロスアラモス国立研究所とローレンス・リバモア国立研究所がどんなシステムを構築するべきかという話であったが、もっと広義に、ASCIがMPP(Massively Parallel Processing:超並列コンピューター)のアーキテクチャーのみに頼ってよいのか? という議論も同時に行なわれた。 MPPはコネクションマシンやiPSC/Paragon、あるいはここまで紹介してはこなか