前回のAMD CPUロードマップではあまり詳細な情報が出てこなかったが、COMPUTEXを控えて製品の動きが激しくなっており、またいといろと将来製品に関する情報も出てきたので、まとめて解説する。 まず前回から現時点までの間の主要な製品についてのアップデートを。今年2月、AMDは「A10-7860K」APUと「Athlon X4 845」を発表した。 このうち、A10-7860KはGodavari、つまりKaveriベースの製品であるが、Athlon X4 845はCarrizzoコアのGPUを無効化した製品である。 Carrizoコアそのものは連載294回で解説したが、ここで書いた通り本来CarrizoとそのベースになるExcavatorコアは、Kaveri/Godavariで採用していたSteamrollerコアを低消費電力向けに振ることで、性能/消費電力比を改善した(逆に言えば絶対性能
X線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)が通信を途絶してから約1カ月が経過した。ひとみに何が起きたのか。通信できない状態が続いているため、衛星の状況を直接知ることはできないものの、直前までの通信データや、地上からの観測により、かなりの部分が分かりつつある。ここで改めて、ひとみの現状についてまとめてみたい。 これまでの解析により、ひとみにはまず姿勢に異常が発生したことが分かっている。今回の事故に深く関わっているのが衛星の姿勢制御系である。衛星はどうやって姿勢を制御しているのか、最初に解説しておこう。 ひとみの姿勢制御の仕組み 衛星の姿勢、つまり向きを制御しているのが姿勢制御系だ。何かを観測しているときには姿勢を維持する必要があるし、観測対象を変えるときには向きを動かす必要がある。また発電するためには太陽電池に光を当てなければならないし、通信するためにはアンテナを地上に向ける必要がある。姿勢制
2016年4月22日(現地時間。日本は23日未明)、MicrosoftはWindows 10 Insider Preview ビルド14328を、ファーストリングを選択したPCとスマートフォン向けにリリースした。Build 2016で発表したWindowsインクや、ロック画面からCortanaの起動、資格情報に関するUIの改善など多くの変化が盛り込まれている。 Windowsインクを搭載 前回のWindows 10 Insider Preview ビルド14316リリース以降、Windows 10 Mobile Insider Preview(スマートフォン版)は2回のリリースが行われてきたが、PC版はなしのつぶてだった。Microsoft Engineering Systems Team CVP Gabriel Aul氏は、Twitter上で、2016年4月第4週に次のビルドをリリースす
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く