西暦2016年――。釜谷市にある「天万神社」で、巫女のアルバイトをしていた中学2年生、皇(すめらぎ)まとい。 幼少の頃に母と生き別れになった彼女は、父方の祖父母の家に長年預けられており、三ヶ月前からようやく父である伸吾とふたりで暮らし始めた。 そんな境遇からか、まといは平凡で穏やかな日常に憧れていた。 まといの親友で、バイト仲間である草薙(くさなぎ)ゆまは、「天万神社」の神主一族に生まれた次期巫女候補であった。 彼女は、一族が悪霊を払うための「退魔行」を先祖代々行っていたことを知り、まといを誘って「退魔行」にまつわる儀式「神懸りの儀」にチャレンジしようとする。 学校が終わり、いつものように神社へと向かったふたりであったが、そこで荒らされた境内と、傷つき倒れたゆまの両親に遭遇する。 さらに、刑事である伸吾が捜査を行っていた怪事件の重要参考人で、どこか正気でない雰囲気を纏った男の姿もあった。
![装神少女まとい 12話](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e87ad8124918659755b479f0bedfdc3ceed48042/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flisting-thumbnail.live.nicovideo.jp%2F%3Furl%3Dhttps%253A%252F%252Fnicolive.cdn.nimg.jp%252Flive%252Fsimg%252Fimg%252Fa340%252F1017213.a07911.jpg)