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2017年8月10日のブックマーク (3件)

  • 自由落下の一様性はミリメートル規模の物体でも成り立つ - 立教大が確認

    立教大学は、物質によらず、すべての物体は重力場の中で同じ加速度で落下するという「自由落下の一様性」が、ミリメートル規模の小さな物体による重力でも成り立つことを確認することに成功したと発表した。 同成果は、同大理学部の村田次郎 教授と二宮一史 研究員を中心とする研究チームによるもの。詳細は重力物理学の専門的学術雑誌「Classical and Quantum Gravity」に掲載された。 ガリレオのピサの斜塔の実験で有名な「すべての物体は同じ加速度で落下する」という自由落下の一様性は、力に対する動きにくさを示す「慣性」という量と、「重力」を感じる量が共に「質量」という同じもので理解できることを示したもので、アインシュタインはこの2種類の異なる量が等しいと考える「等価原理」から、重力の理論である「一般相対性理論」を完成させた。 これまでの研究から、天体間の距離などの大きな規模では高い精度で検

    自由落下の一様性はミリメートル規模の物体でも成り立つ - 立教大が確認
  • NINSなど、系外惑星における生命探査の指標となる光波長の検討結果を発表

    自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター、基礎生物学研究所、東京大学などで構成される共同研究チームは、近年、地球のように生命を宿すことが可能な惑星(ハビタブル惑星)の探査対象として注目される赤色矮星(M型星)周辺の生命居住可能惑星の光環境を検討した結果、従来の予想とは異なり、地球の植生と同じ位置に陸上の植生が作るレッドエッジ(波長0.7μm)と呼ばれる反射スペクトルが現れる可能性が高いとする結果を発表した。 同成果は、自然科学研究機構アストロバイオロジーセンターの滝澤謙二 特任准教授、日下部展彦 博士、基礎生物学研究所の皆川純 教授、東京大学の成田憲保 助教、田村元秀 教授らで構成される共同研究チームによるもの。詳細は、8月8日付け(英国時間)で英国オンライン科学雑誌「Scientific Reports」に掲載された。 太陽系外惑星の観測により惑星大気に酸素の存在が確認できれば、生命

    NINSなど、系外惑星における生命探査の指標となる光波長の検討結果を発表
  • 運用40年目を迎える宇宙探査機ボイジャー、今も太陽系外から交信続く

    宇宙探査機ボイジャー1号・2号が運用40年目に入る。1977年9月5日に打ち上げられたボイジャー1号は、2012年に太陽系を脱出して以降、恒星間宇宙空間での飛行を続けている。同年8月20日に打ち上げられたボイジャー2号も今後数年で太陽系を脱するとみられるが、両機ともいまだ現役であり、地球に向けた観測データの送信を続けている。 ボイジャー探査計画に携わったカリフォルニア工科大学の科学者Ed Stone氏は、「40年前ボイジャーの飛行がはじまったとき、40年後もまだ探査活動が続いているとは誰も思わなかった。この先5年の間にも、われわれがまだ知らない新発見がボイジャーによってもたらされる可能性がある」とコメントしている。 ボイジャー1号は現在、地球から209億kmほど離れた恒星間宇宙空間を飛行中。いまのところ太陽系の外の恒星間宇宙に進出した唯一の宇宙探査機であり、太陽系の惑星軌道面に対して(地球

    運用40年目を迎える宇宙探査機ボイジャー、今も太陽系外から交信続く