欧州宇宙機関(ESA)は2018年4月25日、位置天文衛星「ガイア」の観測データをもとに作成した、史上最も詳細な銀河系の立体地図を公開した。 地図には約17億個もの星の位置などが記されており、私たちの住む銀河系(天の川銀河)の星々だけでなく、その外の銀河の星々や、太陽系内の小惑星などの、さまざまな情報も含まれている。 この新たな星図によって、太陽系の中から銀河系の外に至るまで、宇宙への理解がさらに進むかもしれない。 ガイアが作成した銀河系の地図 (C) ESA/Gaia/DPAC 銀河系の地図を作る「ガイア」 ガイア(Gaia)はESAが開発し、2013年12月に打ち上げられた衛星で、天の川銀河の詳細な立体地図を作ることを目的としている。 星の位置や距離、運動を観測・研究することを「位置天文学」と呼び、そのための衛星のことを「位置天文衛星」と呼ぶ。ESAは1989年に、世界初の位置天文衛星
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