米国のロケット企業「ロケット・ラボ」は2018年11月11日、「エレクトロン」ロケット3号機の打ち上げに成功した。 エレクトロンは、小型衛星打ち上げ専用の"超小型ロケット(マイクロ・ローンチャー)"のひとつで、今回は同機にとって初めて、そして世界でも初めての商業打ち上げ成功となった。かねてより、小型衛星ビジネスからはこうした超小型ロケットが待ち望まれていたが、いよいよそれが実現したことで、世界は新たな時代を迎えようとしている。 そして、同社に追いつき追い越せとばかりに、超小型ロケット開発をめぐって、世界中でさまざまな企業がしのぎを削っている。 6機の衛星を載せた「エレクトロン」ロケット3号機の打ち上げ (C) Rocket Lab ロケット・ラボとエレクトロン ロケット・ラボ(Rocket lab)は2006年、ニュージーランド出身のエンジニア、ペーター・ベック(Peter Beck)氏ら