PDC 09では、2010年始めにリリースが予定されている開発ツールのVisual Studio 2010に関してもいくつかセッションがあった。その中でも、最も注目されるのは、パラレルコンピューティングへのシフトだろう。最終回の今回は、今後重要度を増していくパラレルコンピューティングにフォーカスする。 ■加速するCPUのマルチコア化Microsoftは、Intelとも協力して、パラレルコンピューティングのインフラを整備している。IntelもC++を拡張した言語などがリリースされている IntelおよびAMDの両社とも、CPUのマルチコア化は進んでおり、ロードマップを見ると、2010年には8コア、12コアといったコア数のCPUも登場しそうだ。マルチコア化の流れは、どんどんと加速しており、2011~2012年には16コア以上のマルチコアCPUも実現する。Intelでは、研究用としてx86のCP