情報組織化研究グループ: 渡邊隆弘(帝塚山学院大学) 新しい目録規則から得られるもの:機械可読性の視点から 当グループでは 2009 年度から「新時代の目録規則」を主テーマに掲げて研究活動を行っ てきた1。昨年度のグループ発表(松井純子)2 では、新しい目録法の基盤となる概念モデル である FRBR(書誌レコードの機能要件)モデルの、完成目前であった RDA(Resource Description and Access:AACR2 の後継規則)における具体化について検討した。 2010 年度、グループ研究活動としては東アジア(日・中・韓)の目録法の動向などにも 視点を広げてきた。しかしながら、本グループ発表においては、2010 年 6 月に完成をみた RDA に引き続き焦点を絞り、より突っ込んだ検討を目指したい。 本研究の目的は、今後の目録情報の重要な要件である「機械可読性」の観点から