ほんまに、よーく、賑わせてくれている、と感心しきりのSTAP細胞騒動であるが、小保方晴子さんの博士学位論文の剽窃がすさまじく、しかも、参照文献リストにあげられている文献が本文とは無関係に他人の論文の文献リストをコピペしたものだった。 ネット上に掲載された剽窃部分を見たが、目を疑ってしまった。これは、剽窃と言うより転載のたぐいだ。彼女は、他人の文章や図版を転載することが論文を作成することと思っているようだ。何百もの論文を読んだと言うが、転載用のものを探し回っていたということなんだろう、というのは私の娘の感想だ。うん、わかりやすい感想だ。おまけに言えば、転載の天才ということか。でも、見破られる程度のことしかできないとすれば、天才とは言えないか。 件(くだん)の国立大学の教授が、こんなことを言っていた。 「学位請求論文を審査した教授連は、なあなあで審査らしい審査をしなかったんだろう。論文にも目を
12月25日、クリスマス。 博士学位審査最終試験を終えた。 いろんな意味ですごい(語彙力w)審査会だったので、雑文だがその感想を思いつくままに書いておこうと思う。 博士論文のタイトルや要旨、どのような先生が審査にかかわったのかについては、以下のページをご覧いただけたらと思う。※炎上したせいか(?)ページが削除されました(2018年12月17日時点)。 これまでに博士論文の最終審査会には、他大学のものも含めて、何度か参加した経験があった。ラボの先輩方の審査会にも参加したことがあり、なんとなくでも審査会のイメージはできていたつもりだった。2度の中間審査を終えているし、査読論文もそれなりに出ているし、きっと穏やかな審査会になると思っていた。 当日。そのイメージは完全に崩された。結論をいえば、私の審査会はかなり大荒れだった。私がこれまでに参加した審査会の中でも、もっとも激しい議論が行われたものだっ
大学教育開発研究シリーズ NO.18 大学院研究指導への誘 いざな い ―海外マニュアルの紹介― 立 教 大 学 大学教育開発・支援センター 画期的な報告書になった。 本書の企画意図は、第1部で寺﨑氏によって記されているのであえて繰り返さ ないが、ひと言でいえば、日本で初めてとなる「大学院における研究指導の手引 書の手引」ができあがった。ここでの二つめの「手引」は「案内」という意味で あるが、一つめの「手引」は、大学教員がまさに大学院生の傍らに行き、手を携 え、 研究という長い道のりを共に歩きながら学位論文にまで導くという意味の 「手 引」である。 一昔前であれば「研究指導にマニュアルなんてあるわけがない。必要ない。 」 と言われたであろう。しかし、このような「手引書」や「マニュアル」が、海外 に多数存在するという事実は、何を物語っているのだろうか。 その答えの一つは、 かつてのような指導
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