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スーパーレンズを2本紹介しよう。 これらは専門家でもなかなか簡単に理解できない仕組みのレンズとして有名である。 残念ながら、まともにこれらのレンズを評価している記事をほとんど見た事が無い、 あったとしても、そこには誤った情報ばかりが書いてあることが多い、 ここで、実写を含めおさらいしてみよう。 ◎まず、ミノルタSTF135/f2.8[T4.5] これは、ソフトフォーカスレンズでは無い。 アポダイゼーション・エレメントというグラディエーション状にレンズ内光軸の周辺を減光する フィルターを絞りに隣接して内蔵し(撮影画面周辺が減光されるわけではない)加えて 複雑な2重の絞り機構と口径食が起こらないサイズの前玉径により、結果的にボケに 絞りの形をまったく出さない・・・つまりボケが非常に綺麗なレンズである、 それはつまり、ボケ味に徹底的にこだわった唯一のレンズであり、唯一であるがゆえに、 このレンズ
一眼レフ機のユーザーなら一度はチャレンジしたいのが、背景をぼかしたポートレート撮影だ。被写界深度を浅くしてバックをぼかし、人物のみを際立たせる撮り方は、コンパクトデジカメよりもCCDサイズが大きいデジタル一眼レフ機の得意分野といっていい。 まず基本的なおさらいをしておこう。背景のボケ量を決めるのは、カメラと人物の距離、人物と背景の距離、レンズの焦点距離、そしてレンズのF値(絞り)だ。人物を同じサイズで撮る場合、焦点距離が長ければ長いほど、絞りを開ければ開けるほどボケ量が増す。ただし焦点距離があまり長すぎると、人物の全身や上半身をとらえるには、カメラから人物までの距離をかなり取る必要がある。一般的には、80~100ミリ前後の焦点距離がポートレート撮影に使いやすいといわれている。 絞りについては、そのレンズが設定できる最大の絞り(開放値)が大きいほど(数値が小さいほど)、ボケ量では有利になる。
α100 / 3,872×2,592 / 1/13秒 / T4.5 / 0.7EV / ISO100 / WB:曇り / 135mm 独特のボケ描写から、ミノルタ時代にも名を馳せた中望遠レンズ。STFとは「スムース・トランス・フォーカス」の略で、レンズに内蔵された「アポダイゼーション光学エレメント」(APDエレメント)により、滑らかで美しいボケ像を作り出せるレンズです。 今回の作品の中では、特に点光源にその特徴がよく現れています。通常、点光源のボケはほぼ均一な濃度の円形になりますが、このレンズのボケ像は円周にいくほど薄くなり、見る人に軟らかい印象を与えます。点光源以外のボケも同じく滑らかで、硬さは見られません。それでいてピントが合った箇所はシャープ。近距離での解像感は、マクロレンズ並みといって良いでしょう。 ただしAPDエレメントにより、レンズを通る光の量が、理論的なFナンバーより少なくな
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