情報を知っていることに価値がある時代は終わった。情報はどこにでも大量に存在し、誰でもGoogleで瞬時に手に入れることができるからだ。これからのナレッジ・ワーカーに求められるのは、膨大な情報の中で本当に価値のある情報だけをピックアップする「情報目利き力」である。 ■優れたナレッジ・ワーカーとは 社内外を問わず仕事にまつわる情報は大量に流通する時代となった。情報流通量が少ないころは、一つ一つの情報をきちんと確認していたのが常であったが、昨今のような情報洪水の時代では、大量の情報を全て確認するのはナンセンスである。逆に、量が多すぎてほとんど情報は活用しないという「お手上げ」状態になっているのが現実である。 こうした状況において、ナレッジ・ワーカーはどのように振舞うべきなのか。 業績の優れたナレッジ・ワーカーの活動を深く分析してみると、特定の種類の情報に関しては、優れたナレッジ・ワーカーの方が普