あっという間にというべきか、ようやくというべきか、政権交代から2年が過ぎた。平成21年9月16日、小紙以外のほとんどの新聞やテレビは、鉦(かね)や太鼓で鳩山由紀夫政権の船出を持ち上げた。中には「革命だ」とはしゃぐ識者さえいた。 ▼外務副大臣に抜擢(ばってき)されたばかりの福山哲郎氏は、携帯電話で大臣や副大臣同士が議論していると自慢し、「今はルールが変わったんです」と著書に誇らしげに書いた。民主党政権は、政官業が癒着した官僚政治を打破して政治主導を実現する、はずだった。 ▼祭りは瞬く間に終わった。官僚政治の象徴として廃止されたはずの事務次官会議はいつのまにか復活し、民主党3人目の首相である野田佳彦首相は、主要閣僚にずらりと「素人」を据えた。つまり、トップは置物で実務は官僚にお任せすることにしたようだ。 ▼大臣や副大臣が官僚抜きで、携帯電話やメールで議論しても物事が前に進まなかったのを教訓とし
野田佳彦首相の資金管理団体が在日本大韓民国民団(民団)関係者ら在日韓国人2人から政治献金を受けていた問題は、民主党に外国人献金が蔓(まん)延(えん)している実態を改めて浮き彫りにした。外国人参政権導入を「党是」とする民主党に、在日外国人が“資金援助”をしている構図だ。外国勢力による政治への介入の余地を生む外国人献金。専門家は「判明分は氷山の一角ではないか」と危機感を募らせている。「潔白」主張も… 「日本国籍の方から献金をいただいているという前提で(政治資金収支報告書を)公開している。事務所内であえて再調査したということはない」 今年3月、外国人からの献金が発覚して前原誠司外相(当時)が辞任した直後の参院決算委員会。当時、財務相だった野田首相は自身の政治団体に外国人献金はないことを強調した。 だが、資金管理団体「未来クラブ」(千葉県船橋市)が平成10~15年に、在日韓国人2人から計31万8千
平岡秀夫法相の資金管理団体「秀友会」が平成20~22年の3年間、医師が起訴された品川美容外科(東京都)の創業者の男性から計300万円の献金を受けていたことが6日、分かった。平岡法相が閣議後会見で明らかにした。同美容外科をめぐっては、野田佳彦首相の資金管理団体も献金を受けていたことが判明している。 平岡法相は「事件とのかかわりはないが、法務大臣として献金を受けているのは誤解を招くことになる。速やかに返金したい」と語った。 政治資金収支報告書や平岡法相の説明によると、秀友会は20年~22年に、それぞれ100万円の献金を受けていた。 品川美容外科池袋院では、21年に脂肪吸引手術を受けた女性=当時(70)=が死亡し、医師が今年5月、業務上過失致死罪で起訴された。また、事件の捜査資料を流出させたとして、元警視庁警部が地方公務員法違反罪で起訴されている。 また、平岡法相が支部長を務める民主党山口県第2
野田佳彦首相の資金管理団体が、在日本大韓民国民団(民団)関係者ら在日韓国人2人から計約30万円の政治献金を受け取っていたことが2日、産経新聞の調べで分かった。献金者本人が取材に外国籍であることを認めた。外国人献金が野田首相にも発覚したことで新政権への影響は必至だ。 政治資金収支報告によると、献金を受けていたのは、野田首相の資金管理団体「未来クラブ」(千葉県船橋市)。献金をしていたのは船橋市と同県松戸市に住む在日韓国人で、いずれも会社役員の男性。ともに「通名」である日本名での現金支出となっていた。 船橋市の男性は平成13~15年にかけ、計15万8000円を献金。男性は当時から現在まで民団地元支部で役員を務めている。男性は「(野田氏が)街頭演説をやっていて、よく頑張っていると感じて応援するようになった。選挙のときには、選挙事務所の立ち上げにも行ってお会いするようになった」と野田首相との面識を認
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