民主党の輿石東幹事長は20日の党代議士会で、平野達男震災復興担当相の「逃げなかったバカなやつ」発言に関する報道を受け「マスコミが半分くらい世の中を悪くしている。これからもそう言い続ける」と断言。鉢呂吉雄前経済産業相の「死の町」発言に関しても「ゴーストタウンといえば許され、死の町と言えば大臣の首が飛ぶ。そんな国会でいいのか」と語った。
民主党の輿石東幹事長は20日の党代議士会で、平野達男震災復興担当相の「逃げなかったバカなやつ」発言に関する報道を受け「マスコミが半分くらい世の中を悪くしている。これからもそう言い続ける」と断言。鉢呂吉雄前経済産業相の「死の町」発言に関しても「ゴーストタウンといえば許され、死の町と言えば大臣の首が飛ぶ。そんな国会でいいのか」と語った。
政府は5日の臨時閣議で野田内閣発足に伴う各府省の副大臣などの人事を決定したが、日本教職員組合(日教組)出身の神本美恵子と水岡俊一両参院議員を、文部科学政務官と首相補佐官にそれぞれ起用する異例の人事を行った。同じく日教組出身の輿石東(あずま)幹事長兼参院議員会長に配慮した形だが、野田政権で文部行政に日教組がさらに介入する懸念が出てきた。 日教組出身者の文部行政への関与は、平成7年の村山内閣当時に、佐藤泰介氏が文部政務次官に就任して以来とされる。 副大臣人事では、小沢一郎元代表を支持するグループの主要メンバーから副大臣22人中、5人を起用し、閣僚人事同様に小沢グループに配慮を示した。衆院中堅・若手グループ「一新会」の奥村展三会長代行と参院小沢系の代表格、森裕子氏は、そろって文科副大臣。内閣府副大臣には小沢氏側近の中塚一宏衆院議員を起用した。東日本大震災で被災した黄川田徹氏は総務副大臣、牧義夫氏
6月2日、自民・公明・たちあがれ日本の野党3党が共同提出した内閣不信任決議案は、衆院本会議で採決が行われ、与党の反対多数で否決された。写真は菅首相(2011年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 2日 ロイター] 自民・公明・たちあがれ日本の野党3党が共同提出した内閣不信任決議案は、2日午後の衆院本会議で採決が行われ、与党の反対多数で否決された。 先立って行われた民主党の代議士会で菅直人首相が東日本大震災からの復興にメドがついた段階で辞任する意向を表明したことで、想定されていた民主党内からの大量造反はかろうじて回避された。 投票総数は445票で、反対293票、賛成152票。民主党の松木謙公議員が賛成票を投じたが、圧倒的大差で否決された。共同通信によると、小沢一郎元代表を含む20人近くが採決を棄権した。 菅首相にきょうも退陣を迫った鳩山由紀夫前首相は首相退陣の時期について、第2
【書評】『日教組』(森口朗著/新潮社/777円) いったい日教組とは? 本書が明らかにする「正体」は、今までの通説を覆すものばかりだが、特に刮目に値するのはこの箇所だ。 〈自民党こそが日教組を活かし続けた犯人である〉 自民党は竹下登政権下の1989年、国旗国歌の取り扱いを、それまで学習指導要領で国旗掲揚、国歌斉唱が「望ましい」としていたものから、「指導するものとする」に変更した。そして、表面的には自民党支持の保守層にいい顔をする一方で、内容面では日教組にも配慮する。国民の祝日などにも国旗国歌が望ましいとしていたのを、「入学式や卒業式」と限定したのだ。このことで、むしろ〈ほとんどの学校行事から国旗国歌が姿を消した〉と著者は指摘する。 これはあくまで一例だが、著者は、日教組と自民党の馴れ合いが、この国の教育を動かしてきたという。そして、民主党政権となり、今度は堂々と、自分たちの意見を通そうとし
逆転敗訴した原告と弁護団は28日午後の会見で、口々に裁判所への不満を漏らした。 「極めて不当な判決で、到底許し難い。速やかに手続きをして、最高裁の判断を仰ぎたい」。加藤文也弁護士は会見の冒頭、上告方針を明らかにした。 加藤弁護士は、日の丸と君が代が国旗国歌であることは慣習法として確立していたとの判決の指摘については「定着していることと、強制することは次元の違う話」と反論した。 会見場の壁一面には1審勝訴を報じた新聞記事の拡大コピーが張られていたが、教諭や弁護士らは一様に固い表情。都立高校で国語を教える川村佐和教諭は「こんな判決を出すなんて裁判所って本当にひどい」と涙を流し、「日本には自由も民主主義もないのか」とも話した。 都立高校の片山むぎほ元教諭(61)も「裁判長の判断は全く理解できない。私は生徒に『あきらめるな』と教えてきた。これからも、理不尽をやめさせるために闘っていきたい」と語った
都教委通達は「合憲」=教職員が逆転敗訴−君が代強制訴訟・東京高裁 都教委通達は「合憲」=教職員が逆転敗訴−君が代強制訴訟・東京高裁 入学式や卒業式の君が代斉唱では日の丸を向き、立って歌うよう強制する東京都教委の通達や校長の命令は違法だとして、都立高校などの教職員とOBの計395人が都教委などを相手に、従う義務はないことの確認などを求めた訴訟の控訴審判決が28日、東京高裁であった。都築弘裁判長(三輪和雄裁判長が代読)は「通達は憲法に違反しない」と判断、義務がないと認めた一審東京地裁判決を取り消し、教職員らの請求を退けた。 原告側は上告する方針を表明した。 都築裁判長は通達について、「式典での国旗掲揚、国歌斉唱を指導すると定めた学習指導要領に基づいている。一方的な観念を子供に植え付ける教育を強制するものではない」と述べた。また、「全国の公立高では国旗掲揚、国歌斉唱が以前から広く実施されてい
入学式や卒業式で日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱するよう義務付けた東京都教育委員会の通達を巡り、都立学校の教職員ら395人が「思想・良心の自由を保障した憲法19条に反する」として、義務がないことの確認などを求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は28日、請求を認めた1審・東京地裁判決(06年9月)を取り消し、訴えを全面的に退けた。都築弘裁判長(三輪和雄裁判長代読)は「通達は教育基本法が禁じた『不当な支配』に当たらず、憲法にも反しない」とした。【和田武士】 都築裁判長は同種訴訟で合憲判断を示した最高裁判決(07年2月)を踏襲。国旗掲揚と国歌斉唱について「個人に自身の歴史観や世界観を否定する行為を強制するものではない」と判断した。「従来、全国の公立高校の式典で広く実施されている」とも指摘した。 また、教職員が地方公務員であることのほか、国旗国歌法や「国旗掲揚・国歌斉唱を指導する」と規定した学習指導
入学、卒業式で教職員が国旗に向かい起立して国歌斉唱することを義務づけた東京都教育委員会の通達について、東京高裁は控訴審判決で「思想・良心の自由を定めた憲法に違反しない」と、合憲の判断を下した。 1審判決は「起立、斉唱の義務はない」などとした教師らの訴えを認めていた。これを取り消し、「慣習法として確立していた」と国旗、国歌を重んじた高裁判決は極めて妥当である。 受験シーズンを経て春の門出の季節を迎えるが、国旗、国歌を尊重するのは当然である。「強制」などと反発する教師の政治的な動きこそおかしい。 学習指導要領では、入学、卒業式で国旗掲揚、国歌斉唱を指導することを明記している。東京都教委は平成15年、校長を通じ、教職員に国歌斉唱時に国旗に向かい起立し斉唱することなどを求める職務命令を出した。従わない場合、懲戒処分などが行われている。 通達の背景は、国旗、国歌の指導に反対し、学校運営や式を混乱させ
菅首相は10日、首相官邸で開かれた政府の総合科学技術会議で、「多少のわがままを言わせてもらい、好きなところにたくさんの予算をつける。科学技術予算は(GDP比)1%という(与党から)要請を受けていることを念頭にとりまとめをお願いする」と強調した。 政権交代以降、科学技術関連予算が縮減され、「科学技術軽視」との批判を浴びてきたが、理系出身の首相として科学技術関連予算の増額に意欲を示した形だ。 同会議は2011年度から5年間の科学技術政策の柱となる「第4期科学技術基本計画」に関して、年内に答申をまとめる方向で協議している。政府内には、厳しい財政事情を踏まえ、答申の中で科学技術関連予算の「GDP比1%」を明記することに慎重論も根強い。
尖閣ビデオ流出問題で会見する中井洽予算委員長=5日午前、東京・永田町の衆院第1議員会館(酒巻俊介撮影) 民主党の中井洽(ひろし)衆院予算委員長(68)が11月29日の議会開設120年記念式典で、秋篠宮ご夫妻に対し「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか」と非礼な発言をした問題で、衆院へ懲罰動議が出る事態となった。皇室への理解と敬愛の念が不十分な言動は、残念ながら中井氏以外の政治家にも時に見受けられる。特に、民主党が中井氏の非礼な発言を頑(かたく)なに否定し、擁護に走ったことは相当な問題だ。何事にも責任をとらない党の体質が、皇族にかかわる問題でも現れてしまった。礼節こそが、人と禽獣(きんじゅう)を区別するものではなかったか。日本の政治家の劣化はいつやむのだろうか。 ◇礼節わきまえず 「この国会は『蛤(はまぐり)の変』で終わることに。情けない」 中井氏への懲罰動議が出た1日夜、公明党幹部はこう
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く