地域 「集団自決」体験記発刊 証言した宮平さん「兄喜んでいる」と涙2011年5月30日 Tweet 座間味村民の戦争体験記の最終号「お父さんを恨まないでね」を受け取った宮平春子さん=座間味村の自宅 【座間味】沖縄戦中に座間味村で起きた「集団自決」(強制集団死)の生存者、宮城恒彦さん(77)=同村出身、豊見城市在住=が発行した同村住民の戦争体験記第23号「お父さんを恨まないでね」がこのほど、座間味村に届き、村内の小中学校や住民に配布された。宮城さんは過去23年間、毎年体験記を発行し続けており第23号が最終号。 第23号は「集団自決」で亡くなった宮城さんの姉・宮平ハルさん(享年19歳)の最期を見た宮里美恵子さん(享年85歳)と当時・村の助役だった宮里盛秀さんの妹、宮平春子さん(84)の証言がつづられている。 体験記を受け取った春子さんは「集団自決で死んだ家族と弟の直と盛秀兄さんは、この本