名古屋市の河村たかし市長が、旧日本軍による「南京大虐殺」を否定する発言をしたことで、中国側からは反発の声が高まっている。 発言内容そのものへの批判に加えて、名古屋への観光旅行をボイコットするよう促すメディアも出てきた。 1978年以来の「友好都市」の交流を凍結 中国メディアはここ数日、河村市長の発言に対する批判を強めている。中国・南京市の訪問団に対して河村市長が、南京大虐殺について「なかったのではないか」と独自の見解を述べたためだ。 中国の「新京報」(電子版)は2012年2月23日、南京市が名古屋市との「友好都市」としての交流を当面凍結すると決定したことに関して「中国外務省が『断交』を支持」と報じた。両都市の関係は、1978年以来続いている。名古屋市に問い合わせると、「南京市の公式ウェブサイトで発表されていることは把握している」と話し、現在は担当者レベルで話し合っている最中だという。 名古