民主党は年齢や職業にかかわらずだれもが一つの制度に入る一元化を提案している。だが、自営業者らの所得をきちんとつかめない限り、公平な負担にはならない。税金をどのくらい投入するかもはっきりしない。 支え手が減るなかで社会保障制度をどのように維持し、負担をどう分かち合うのか。それを国民にわかりやすく示し、必要な負担の議論を逃げないことこそ、与野党に求められている。 日本の将来にかかわる社会保障制度をもてあそんではいけない。 私はこの問題に無知に等しい。現状の何が問題なのかよくわからない。
民主党は年齢や職業にかかわらずだれもが一つの制度に入る一元化を提案している。だが、自営業者らの所得をきちんとつかめない限り、公平な負担にはならない。税金をどのくらい投入するかもはっきりしない。 支え手が減るなかで社会保障制度をどのように維持し、負担をどう分かち合うのか。それを国民にわかりやすく示し、必要な負担の議論を逃げないことこそ、与野党に求められている。 日本の将来にかかわる社会保障制度をもてあそんではいけない。 私はこの問題に無知に等しい。現状の何が問題なのかよくわからない。
確かに、例えば古代日本の文学作品である「万葉集」はみんなで楽しむために編まれた。▼万葉の歌は民謡でもあった。「多摩川にさらす手作りさらさらに何そこの児のここだ愛(かな)しき」は「多摩川にさらす手作りさらさらに」「さらさらに何そこの児のここだ愛しき」と「さらさらに」を繰り返す労働歌だった(佐佐木幸綱「男うた女うた」)。琵琶法師が語る「平家物語」も耳から入る娯楽作品だった。 平家物語は案外難しい。万葉集については、これはまあ違うと言ってもいいかな。最近の学説はどうか。万葉集というまとめにも問題がある。基本的に現存するのは奇跡に近く、仙覚は偉かった。 ⇒仙覚 - Wikipedia で、万葉集なのだが、巻1、2あたりは国選というか国家との関わりが強い。天智系と天武系の微妙な軋轢を残している(額田王の伝説あたりはけっこうどうでもよいが)。 春秋子が引かれている民謡だが、これが微妙で、ざっくばらんに
十分に情報を提供された成人が輸血を拒否するのはかまわないと思う。自己責任だ。では、未成年者だったらどうなのか?輸血をしないと生命の危険があるが親権者が輸血を拒否している場合、医療者は輸血をすべきか否か。実は事例がある。 ■自己決定権の限界〜エホバの証人輸血拒否事件をめぐって〜*1 (1)川崎事件 昭和60年6月6日、神奈川県川崎市において、交通事故で負傷した当時10才の少年が救急病院に搬送されたものの、両親がエホバの証人の熱心な信者であったため、救急病院の医師に対して少年の輸血を断固拒否、医師は両親を説得するとともに輸血をせずに処置を続けたら、大量出血からくるショックのため、少年は事故から約5時間後に死亡した。 本件においては、医師が最終手段として意識のあった少年に対して「生きたいだろう。お父さんに輸血してもらうようお父さんに言いなさい。」と呼びかけ、少年は「死にたくない、生きたい。」と答
本家ブログエントリ「市場が解決できない統計型差別と『負のインセンティヴ・スパイラル』」で解説した「負のインセンティヴ・スパイラル」という概念に関連して、ハーフォードが面白い実験を紹介している。問題の研究は Journal of Economic Education の 2005 年春号に「Experience-Based Discrimination: Classroom Games」として発表されており、ハーバード大学の Roland Fryer を筆頭とするグループのものだ。 この実験では、まず被験者が集められ、「雇用者」「求職者(緑)」「求職者(紫)」の3グループにランダムに分けられる。雇用者と求職者はコンピュータの画面を通して対面するが、その前に求職者は教育に投資するかどうかを決めることができる。教育に投資するとその分実験に参加した謝礼を減らすことになるが、就職試験でやや有利になる
防犯ボランティア 全国で増加 4年間で12倍に 「プライバシーの問題とかで、犯罪率の高い地域の情報を警察が教えてくれない。これでは防犯活動に支障が出る」 (NHKニュース インタビュー) 中間集団全体主義キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! どの地域で犯罪を起こしそうな人間がいるなんて、口が裂けても警察は言えるわけ無いでしょう。 続きを読む 404 Blog Not Found:探すな決めろ - 書評 - 自分探しが止まらない 「何でも好きなものについて、好きなだけ考えよ。しかし服従せよ!」 (「啓蒙とは何か」イマヌエル・カント) 「自分探し」は、理論上、永遠に終わりませんよ。 続きを読む 誰もやらないと思うけれど、やられると大変困る事柄について。 続きを読む
去年の7月18日付のエントリーの続報。 コピー機にICタグ読み取り装置をつけた複写管理システムの実験に成功したとのこと。 日立など4社、無線ICタグを使った「著作物の複写利用管理システム」 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/02/15/18468.html 「書籍にRFID、コピー枚数に応じ権利者に支払い」――日立など実証実験:ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080215/293937/ 無線ICタグで印刷著作物の違法コピーを管理、日立などが実験 − @IT http://www.atmarkit.co.jp/news/200802/15/rfid.html 日立とリコーら、無線ICタグによる著作物の複写利用管理システムの実証実験に成功:Enterprise:
今後はヘタをするとウイルス作成者は全員逮捕対象になるのだろうか。へんなものだ。実際に悪用した者のみが犯罪者であるべきはずだ。(感情論かもしれないが) 私がウイルスを作った経緯は次のようなものだった。 当時私が所属していた民間の会社内で、海外が起源のとある新しいタイプのExcelのマクロウイルスが大感染状態になった。会社ではなにかにつけてExcelで文書交換をするのが常であったのでほとんどすべてのパソコンが感染してしまっていたのだった。会社の方針でウイルス対策はもっぱらNECさんにまかせてしまっていて油断していたこともたしかだったが、しかたがない、後付で対策をとることになった。NEC製の独自のメールボックスを使っていたので圧縮が独特、したがってアンチウイルス製品が使えない事情もあり、かといってメールボックスをクリアするには時間もかかる(必要なメールは前もってサルベージしなければならないからだ
前にiTMSの売上に応じた著作権利用料がJASRACに支払われたものの権利者に分配されていないという問題があったが、あれは解決したのだろうか。動画投稿サイトについても利用許諾条件が出ているが分からない。Youtubeのように広告を含めて売上のないサイトは著作権利用料を払わなくていいのだろうか。またニコニコ動画で人気のコンテンツって猫鍋にしても初音ミクにしてもJASRAC管理楽曲のない割合が結構高い訳だが、それらの扱いはどうなるんだろうか。だいたい支払われた著作権利用料は誰の手に渡るのか。 少なくともネット配信では音楽配信のダウンロード数や個別動画の再生数まで捕捉できるのだから、これまでのようなどんぶり勘定は許されまい。少なくとも利用料を払う個人なり企業は、自分の払った利用料が何故、誰に、どれだけ配分されたか知る権利がある。それを回答できないところに著作権管理団体としての資格はないのではない
Winnyウィルスの制作者と他2名の逮捕が話題に挙がっているけれども、その情報は各報道ごとにさまざまに異なっているため、とりあえず一旦纏めることにした。特にウィルス制作者の逮捕を中心に、これまでの経過、背景、その問題点について述べる。 2008年1月24日、京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室と五条署はWinnyを通じて、著作権者の許諾なくアニメを送信可能状態に置いたとして、大阪府の大学院生(24)、会社員(39)、兵庫県の無職(35)(いずれも男性)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)で逮捕した。 ウィルス内画像の無断使用が著作権侵害 このうち大学院生は、2007年11月28日、Winnyを通じて、ポニーキャニオン他3社が著作権を有する「CLANNAD−クラナド−」の画像を表示させる原田ウィルスの亜種をばら撒いていたという。 大学院生は「ウィルスを作ったのは僕です。クラナドを使ったのは、話
話題は、民主党叩きという印象があったが、私は特に関心ない。国会というのはそういうものだという以上はないように思えるからだ。 ガソリン課税については大筋では国家を小さくするという点で引き下げるべきだろうが、では国に国民が依存してできた赤字はということもある。あと、身近で車を繰っていると道路整備は田舎の問題というより都市も問題だろうし、まだまだ投資が必要だろう。 日米株価の問題は、印象では、石油と同じで投機的なバカ騒ぎのように思える。日本の市場は外人向けなんで、結局は日本が儲かる市場かどうかなのだが、これだけ成熟ししかも拡大しないという路線を事実上選んでいるのだから、あと売るといったらまさに日本のリソースを売るしかない。というスジで考えるとそのあたりから動きが予想できるが。ただ、日本のリソースというのはあの塩漬けの貯蓄ではないでしょうと思うけど。 そろそろ真剣に、9月あるいは10月入学を検討し
内科勤務医の春野ことりさんによるブログ、「天国へのビザ」の■患者の皆さん、あきらめてくださいというエントリーが注目を集めている。95歳の認知症の男性の消化管出血による貧血に対して輸血をオーダーするも、血液不足のためオーダーを取り消さざるを得なくなった。そのことを家族に伝えると、 娘は泣き崩れた。 「お願いです。できるだけのことをしてください!」 95歳、認知症で施設に入っていた患者である。もう寿命とは思えないのだろうか。 できるだけの看護をしてくださいというのなら分かる。しかし、できるだけの治療をしなければならないのだろうか。 不足している医療資源を奪ってまで、95歳の老人の命を数日長引かせることに何の意味があるのだろう。 エントリーは、「日本人の死生観は明らかにおかしくなっている。今こそ見直さなければならない時期にきているだろう」で終わる。一般的な内科勤務医であれば、程度の差はあれ、同様
初めて梅干しを作ってみた話 今年の夏、初めて梅干しを作りました。 私梅干し大好きなんですが、自分で作るという発想がなくて…同僚が梅シロップを作っているのに影響されて去年から梅仕事を始めてみたんですが、そのときの説明書に「梅干しの作り方」というのも入っていて、えーー梅干しって自分…
今日も特にどってことない。日経のパキスタン関連の社説がコンサイスにまとまっていたとはいえる。あと、日経の外人医師の話は面白いといえば面白い。 毎日の中国艦初寄港だが、昨日の朝日よりは事実というかパースペクティブがある点はよいのだが、しかし、この左翼どもいつから軍国主義マンセーになったのだろうか。昔からそうなのか。日本国は普通の軍事をもった「普通の国」でいいのですか。ちゃんと答えろと思うというか、ちゃんとしたらこらなのか。 日本には交戦権はない。交戦の軍事もない。ただ、国家なのだから防衛はできる。というのは暗黙の国際的合意なので、憲法に無規定の軍事力がある。そもそも、憲法に規定されていない軍事力が存在することが異常なのだが、この状態は変わっていないが、暗黙の国民合意、国際合意に歴史的に黙認されている。 9条問題がぐちゃぐちゃ言われているが、9条というのは前文の具現化に過ぎない。そして前文は憲
最近、経済評論家の山崎元氏のベーシック・インカムへの賛同がブログ界隈で話題を集めていたが、山崎氏の意見で、もっと注目されるべきと思うものがあったので書き留めておきたい。それはJMMのQ:824「最低賃金引き上げは日本経済にどう作用するか」への回答のなかで提唱していた、賃金状況をめぐる改善策。山崎氏は、最低賃金を公的に定め、安易に上昇させることについては、経済学の教科書的常識どおり懐疑的な見解をもっている。しかし最低賃金引き上げ論議が最終的に目的としている貧困解消のためには、賃金そのものに介入しなくても、賃金周りの情報公開を進めるのがよいという。それを読んで、貧困を生む大きな要因となっている正規・非正規雇用間の処遇格差を改善していくには、両者の賃金周りの情報公開を公的に推し進めるべきだとの示唆を得た。 日本の労働市場はまだまだ労働移動が少なく、企業相互の賃金情報もオープンになっているとは言い
ダンボー姿も凛々しいid:kongou_aeさんから、トラックバックを戴きました。 この窃盗対策はどうなんですかね?新古書店さん - 60坪書店日記 購入時のレシートがないと買取不可ということにすれば、間接的な窃盗対策として有効なのではないかというご提案なのですが、ちょっと実効性が低いと思います。新古書店的には、対応することが非常に困難です。 なぜかと申しますと、理由は二つ。 まず、kongou_aeさん自身、この方法の二つの問題点を挙げてらっしゃるのですが、そのうちの一つ目「問題点1 全てのレシートが商品の購入を証明するわけではない。」というのが、kongou_aeさんが思っている以上に大きな障害となります。 えーとですね。 当店はPOSレジ使ってないんだけど!とか思ったそこのあなた!そんなのシラネ。 いやいや、そんなこと言わないで! 新古書店の大手は、ブックマートは行ったことないから知
思考は関数で、「私」はその返却値ではないか。 別の言い方をすれば思考というメカニズムが「私」を機械的に生み出している。思考が止まれば、「私」はいない。 ただし、そういう比喩で語るとき、それでも「私」のコアのようなものはありそうだし、現在知覚の所持者として「私」が存在しそうに思える。ここがたぶんこの難問の急所だろう。 世界を知覚している主体としての「私」はありそうに思える。だが、それは常に疎外、客体化、遅延、物語化を介している。デリダ的な差延がありそうだ。というより、差延は、そうした現在知覚の「私」を、デカルトのゴギトのように原初的なもの(アルケー)として措定している。 でも、その措定とは、原初的なものを求めるための、詐術にすぎないだろう。 実質的な意味での「私」とは、「私語り」という記憶の権限として、語られるうるものとして現れる。 記憶とは「私語り」である。そして語られる出来事は、「私」に
とても微妙でうまく言えない。 微妙に違うといって異論とか反論ということではない。 一例⇒ブログは感情の発露する場所を求めて傷ついたり傷つけられたりするものなのだろうか - てきとうチャ日記 ぶくま⇒はてなブックマーク - ブログは感情の発露する場所を求めて傷ついたり傷つけられたりするものなのだろうか - てきとうチャ日記 もう一例⇒404 Blog Not Found:「ほげ」「ふが」...がどんだけの男女を無気力にさせているのか少し考えてみた ぶくま⇒はてなブックマーク - 404 Blog Not Found:「ほげ」「ふが」...がどんだけの男女を無気力にさせているのか少し考えてみた 率直に言って、現状の萌えろよ萌えろよ的キャンプファイアー空気と文脈から離れて、別のモデルで論じてみたいというか、論じなくていけない課題なんだろうと思う、というか少なくとも自分へのチャレンジ。 うまく言え
最近話題の国立国会図書館批判エントリに対する、別方向からのツッコミ。 参照 元になったエントリ ツッコミエントリ 国会図書館は全頁のコピーを提供できない - Copy & Copyright Diary http://nagablo.seesaa.net/article/64340855.html http://palm.mods.jp/2007/11_03_18_24_17/ 著作権と図書館の関係で、min2-flyが言いたいことは全部id:copyrightさんが指摘されているのでこれ以上つっこむところはないのだけれど。 それとは別に元エントリで気になったのは、以下の記述。 勤めを持ちながら、何かを研究しているとしよう。研究用に書籍をじっくり読むためには、下線などを引きながら読みたいと思う。そうすると、その書物のコピーをとることが必要になる。ほとんどの大学の図書館は、一般の人が行こうと
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