鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)を支持する市議4人は、市長の不信任決議案を19日の市議会最終本会議に提案することを決めた。 反市長派が多数を占める市議会の解散に持ち込みたい市長の考えが透けて見えるだけに、反市長派は乗らない構え。「市長を擁護する議員が不信任を出すとは、理解できない」と批判している。 提案者の松元薫久市議は「市長と議会の今の関係では冷静な議論ができず、解決の糸口が見えない。市民の審判を受ける必要がある」と提案理由を説明。市長も「いいんじゃないの」と話したという。 市長はこれまで、市長派を増やすために議会(定数16)を解散したい意向を示し、「不信任案を出せ」と反市長派(12人)を挑発していた。不信任案が可決されれば、市長辞職ではなく、議会を解散するとみられる。 反市長派の市議は「私たちが不信任決議案に反対することで、『市長信任』のレッテルを張ろうとしているのではないか。議