JR東日本八王子支社は26日、中央線国分寺―西国分寺駅間の工事現場(東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目付近)で25日午後2時50分ごろ、セメント材約40リットルが野川に漏れ出たと発表した。現場から約600メートル下流でハヤやオイカワなど魚約100匹の死骸を回収したという。 同社によると、9月に始めた盛り土の耐震補強工事で、下り線側ののり面に穴をあけて鉄棒を差し込み、セメント材を注いでいたところ、線路下の暗渠(あんきょ)を流れる野川に漏れ出ているのが発見された。盛り土内の空洞をつたって漏れたとみられる。 同社は「下に川が流れていることを調べていなかった。今後は下調べを徹底し再発防止を図る」と説明している。工事は来年1月5~6日に再開予定だという。
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