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ブックマーク / blog.tinect.jp (75)

  • 日本人は「無能な同僚」がとても嫌い。

    人は集団主義、欧米は個人主義。 日人は和を重んじるが、欧米人はそうではない。 そんなステレオタイプを聞いたことはないでしょうか。 でも現場では、「自分勝手な人」をたくさん、見てきました。 特に多いのは、「やることは決まっているけど、個人的にイヤなのでやらない」という人で、決まったことに対して、サボタージュを行ったり、周りの社員にネガティブな意見を吹き込んで、アンチとなったりするケースです。 なんなら、「上司に楯突いている、アンチな俺はかっこいい」と思っているフシすらある人も。 もちろん、そういう人は仕事もできないし、成果もあがりません。 自分の給料が出るのは、周りの成果をあげている人のおかげだということも、気づいていません。 コンサルティング会社では、そんな人間はすぐに、クビになったり、配置転換されたりして、排除されていました。 「役に立たないやつは要らない」というのが共通見解だった

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    jt_noSke
    jt_noSke 2024/06/29
  • これをやると「言語化が苦手な人」と、意思の疎通がしやすいかもしれない。

    様々な会社に訪問していると、それなりの頻度で「言語化が苦手な人」に遭遇する。 例えばこんな具合だ。 「プロジェクトの基要件を一つにまとめてマネジメントしたいんだけど。 例えば、一部のプロジェクトで必要なリソースを最初に一つの大きな枠組みで決めて、それを全部に使う、そんな感じ。」 「言葉にできてるじゃない」と思う方もいるかも知れない。 だが、当に言語化の苦手な人とは、「言葉にはできているのに、その内容が、他の人にとって難解過ぎる人」なのだ。 「言葉が出てこない」 「説明しにくい」 「なんと言えばいいのか迷う」 というのは、実は「言語の苦手な人」よりもかなりマシである。 なぜならば、「言語化できていない」という認識を自分自身で持てるからだ。 それに対して、真に言語化の苦手な人は、自分自身で「言語化が苦手」と気づいていない可能性が高い。 前職にもこんな人がいたが、 「あの人、あたまが良すぎて

    これをやると「言語化が苦手な人」と、意思の疎通がしやすいかもしれない。
    jt_noSke
    jt_noSke 2024/05/27
  • 「学習能力が高い人」が最強である理由。

    まだ駆け出しのコンサルタントだったころ。 私は様々な企業の「人材育成の仕組み」を作る手伝いをしていたことがある。 その際に必ず議論になるのが、「出世するには、どのような能力が必要なのか」だった。 この議論は複雑で、 「論理的思考力」 「コミュニケーション能力」 「目標達成能力」 「資格」 「人材の育成力」 など、様々な側面から検討がなされた。 しかし、個人的に最も説得力があったのは、ある会社の経営者の考え方だった。 * 「安達さん、他社さんでは、必要な能力に何を設定してるの?」 と、社長は、人材評価シートのサンプルを見ながら、私に問いかけた。 「御社と同じ規模・業態だと、やはりコミュニケーション能力と論理的思考力をあげる会社が多いですかね。」 と私は無難な回答をしたつもりだった。 しかし百戦錬磨の経営者を簡単にごまかすことはできない。 すぐに突っ込まれてしまった。 「それって質的に重要な

    「学習能力が高い人」が最強である理由。
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    jt_noSke 2024/04/01
  • 「MPがすぐに尽きてしまう人」は、企業では救えない。

    企業は従業員に対して、労働力の対価として、報酬を払っています。 しかし中には報酬を受け取りながら 「依頼された仕事を、一向にやらない人」 も事実として、存在しています。 「クビにすればいい」という方もいるでしょうが、企業は彼らを雇った責任がありますし、人を活かすという社会的な役割もあります。 企業は決して、人を解雇するのが好きな訳ではありません。 しかも、日では法律的にも倫理的にも「解雇してしまう」というのは当に最後の手段ですから、あの手この手で、彼らを戦力化しようとするのが常です。 そういうとき、企業はまず注意をしたり、叱ったり、責任感に訴えたりします。 実際、「言うだけ」でなんとかなるケースもあります。 しかし、そうではないケースのほうがむしろ多数です。 その場合、企業は「仕組み」からアプローチして、なんとかしようとします。 教育。 配置転換。 他の社員によるアシスト。 ですが、た

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    jt_noSke 2024/03/13
  • AIは、人の下で働くより「管理職」に向いてるのではないだろうか

    昨年1年間、生成AIにふれて思ったことが一つあります。 それは、「AIは、人の下で働くより「管理職」に向いてるのではないだろうか」です。 「生成AIが人の手足となって働く」ことのインパクトはわずか なぜそう思ったのか。 まず第一に、「生成AIが、人間の手足となって仕事を手伝う」のは、実はそう便利でもないからです。 もちろん、生成AIはうまく人間の手伝いができます。 検索をやらせたり、翻訳をやらせたり、要約をやらせたり。 でも、それらの「作業の手伝い」は、他のソフトでもうまくできますし、結局「使う人間の判断」以上のアウトプットは出てきません。 ですから、その場合AIの能力の上限は「使う人の能力に依存する」ことになります。 せっかくのAIの速度を人間が制限してしまっている、というイメージでしょうか。 また、現在の生成AIには目も耳も、手足もありません。 つまり最終的に「体を動かさないといけない

    AIは、人の下で働くより「管理職」に向いてるのではないだろうか
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    jt_noSke 2024/01/09
  • すぐに否定から入る人は、いったい何を考えているのか。

    ちょっと前に、Twitterで「すぐ否定から入る人」の話が盛り上がっていた。 ある教授の話 学生 「面接がうまくいきません。どうしたらいいですか?」 教授 「君にやって欲しいことがある。君は人から『晴れてるね』と言われたら『雨の日もあります!』とすぐ返すでしょ。その前に『そうですね』と言ってくれないか。」 学生 「…それは無理です!」 — やるやん (@IPA_law) November 4, 2023 彼らはいったい何を考えているのだろうか。 実は、「正しいことを言いたい」と思っているのではない。 一言で言うと、 「取られてもいないマウントを、勝手に想像して反発しているだけ」と言える。 話の中身はどうでもいいのだ。 * 例えば、昔こんなことがあった。 新規営業の獲得数が累計10社になった新人を、チームのリーダーが祝福した。 「このスピードで10社は素晴らしい」と。 すると、同じチームの先

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    jt_noSke 2023/11/24
  • エチオピアでは「それ、いい服だね!最高だよ!」と褒められても、軽率に喜んではいけない。

    佐々木 裕馬さん、という起業家がいる。 めっぽう変わった方で、少し前まで「失業率60%の国」ジブチにいたが、とつぜん最近、エチオピアで電動バイク販売のスタートアップを立ち上げた。(写真中央) エチオピアという国は総人口が約1.1億人でアフリカで2位。 しかし、そのほとんどが若者で、中位数年齢が19歳(日は48歳)と、日よりかなり若い。 GDPはアフリカ大陸の中で7位(2022年)と上位に位置し、急成長している国だ。 こういう国であるから、佐々木さんの電動バイクの事業は、立ち上げ好調だったようで、8月1日の発売開始から3週間で50台の初期ロットを売り切ってしまったと聞いた。 余談になるが、きわめて市場の可能性が大きいことから、関係者がかなり興奮しており、追加投資がかなり集まっている。 アフリカでの事業展開に興味のある方は問い合わせてみてほしい。 エチオピア人の気質は日人そっくり さて、

    エチオピアでは「それ、いい服だね!最高だよ!」と褒められても、軽率に喜んではいけない。
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    jt_noSke 2023/10/26
  • コンサルタント時代の「200時間残業」は、実はそこまでツラくなかった。

    Twitter(X?)で、「200時間残業」という強いことばが拡散されていたので、目に留まりました。 200時間残業やれとはまったく思わないけど定時退社生活してて200時間残業10年やってたオレたちに同じ場所で勝とうとは思うなよとは思う — メン獄さん (@uudaiy) August 4, 2023 書籍も紹介されていたので、読んで見ると、ツイートの主は2009年から2021年までの12年、コンサルティング会社で働いていたのだといいます。 なるほどー。 私もちょっと時期はズレますが、2001年から12年半、コンサルティング会社に在籍していたので、「確かにそんな感じだったなー」と、思い出しながら、「つい最近まで同じようなカルチャーだったのかぁ」と苦笑してしまいました。 もちろん、世間様の反応は様々です。 これ。 残業200時間をしてる人間に、してない人間ってのは絶対に勝てません。明確に、数

    コンサルタント時代の「200時間残業」は、実はそこまでツラくなかった。
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    jt_noSke 2023/08/16
  • ちょっとしたダメだしにも、すぐに怒りで噴き上がってしまう人の話。

    仕事において、『こまったちゃん』化しやすい人の特徴がいくつかある。 そのなかの一つが、「ちょっとしたダメだしにも、すぐに怒りで噴き上がってしまう」ことだ。 もう少し説明的に言えば、「自分へのダメだしを冷静に受け止めることができない」という特性を持つ人は、職場の悩みの種になりやすい。 その批判の正しさには関係なく、こういう人は、 「でも、あなたも悪いですよね(怒)」とか。 「私は誤解されてます(怒)」とか。 「私のことを嫌いなんですね(怒)」とか。 論点をすり替えてでも、必ず反論をしてくるからだ。 男性にも女性にもいるし、クライアント先で、あるいは同僚で、こういう人を数多く見てきた。 すぐにばれるウソをつく この「ダメだしを冷静に受け止めることができない」という特性は、周囲をとても困らせる。 彼らは「ダメだしされた!」と思った瞬間に、頭がわいているので、冷静に話ができず、論争になってしまう。

    ちょっとしたダメだしにも、すぐに怒りで噴き上がってしまう人の話。
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    jt_noSke 2023/05/11
  • 金をくれ、ときちんと言わない限り、それは仕事ではない。

    「賢い」「スキルを持っている」「誠実」なのに、ビジネスシーンで大した評価を得られない人たちをよく見てきた。 その大きな原因の一つは、彼らが「お金をもらうのがヘタだった」ことが挙げられる。 お客さんに良いサービスをし、社内でのウケも良い。 でも、最終的な「実績」という面で、彼らは平凡だった。 お金をもらうのが下手な人たち こうした「お金をもらうのが下手な人たち」は、広範囲な職種に存在している。 例えば、エンジニアやライター、弁護士や会計士など、技術的な職業に多い傾向だが、顧客に接することが多い営業やコンサルタントにも存在している。 例えば、私がコンサルタントだったとき、よく怒られていたのが、 「お客さんのところに、必要以上に行き過ぎてしまうコンサルタント」だった。 経営陣は「コンサルタントは時間だけが売り物。必要な工数以上にお客さんのところに行くのは、八百屋が自分の店先の野菜をべているよう

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    jt_noSke 2023/03/08
  • アフリカの「若者の失業率60%」の国に行ったら、「日本人はよく働く」の意味がようやくわかった

    10月の終わりから、11月の頭にかけ、知人の紹介でアフリカの「ジブチ」に行ってきた。 変わった体験をしたので、レポートしたい。なお記事に書かれていることは事実に基づいてはいるが、あくまでも私見だ。 ジブチは、アフリカ東部の小さな国で、面積は四国の約1.3倍だが、人口はたったの100万人。 国土はほとんど砂漠で、「世界で最も暑い国」の一つと言われている。 農業に向いている国土ではないので、料の自給率はたったの3%。 輸入がストップすると飢えてしまう。 入国にビザが必要で、日人はほとんどいないが、自衛隊がソマリアの海賊から船を守るという名目で派遣されており、唯一の海外自衛隊拠点がある国だ。 他にもジブチにはアメリカ軍、フランス軍、イタリア軍、そして中国軍が駐留しており、巧みな外交と絶妙な軍事バランスの上に国防が成り立っている。 なお、ジブチでは東洋人と言えば、中国人らしい。 街を歩いてい

    アフリカの「若者の失業率60%」の国に行ったら、「日本人はよく働く」の意味がようやくわかった
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    jt_noSke 2022/11/29
  • 私が教わった「相手の話をうまく整理する技術」とは。

    相談があるのだけど……」と知人友人から持ち掛けられて、親切心から「アドバイス」をしてあげた。 でも、全く相手に響かず、「なんで言うとおりにやらないの」と、逆に相手を責めてしまい、何の解決にもならなかった。 そんな経験のある人はいないでしょうか。 私は死ぬほどあります。 そんな失敗から、徐々に私は「人からの相談」について、考えを改めざるを得ませんでした。 実際、「アドバイスの欲しい人」は当に少ないのです。 多くの人が求めているのは、「黙って話を聞いてくれる人」であって、あれこれと改善案を考えてくれる人ではありません。 しかも、もっと悪いことに親切心からの「改善策」「アドバイス」はむしろ、「なんでこんなこともやってないの?」という批判だと受け止める相談者も少なくありません。 「◯◯してください」や「◯◯すべきです」といった直接表現はまず、誤解されて伝わるのです。 そして、非難されている、と

    私が教わった「相手の話をうまく整理する技術」とは。
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    jt_noSke 2022/11/15
  • 「子どもの質問」にとっさに答えられなくても、恥ずかしいことではないと思います。

    この記事で書きたいことは、下記のような内容になります。 ・「国際情勢について子どもに聞かれて、曖昧にしか答えられない父親が情けない」というような記事を見ました ・子どものあらゆる質問に妥当な答え方をするのは難しいし、その場その場の状況もあるので、単純に「答えられない」ことを指して「恥ずかしい」呼ばわりするのは妥当とは思えません ・それとは別に、子どもの興味や知的好奇心に対してどう答えるか、というのは、親としての重要なテーマです ・ケースバイケースですが、「すらすらと詳細に、丁寧に答えてあげること」ばかりが正解ではないように思います ・大事なのは、曖昧にしか答えられない場合にはきちんと「曖昧にしか分からない」と開示すること、そして「ちゃんと調べて答えるね」と言うこと、時には「一緒に調べよう」と言うことじゃないかなあ ・まあ毎回毎回そうも言ってられないんですけどね。皆さん日々お疲れ様です 以上

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    jt_noSke 2022/11/10
    ダジャレやってると「わからんけど○○いう考えの方が多そうやなぁでも△△いう意見もあんねん父ちゃんは○○やと思うけどわからんなぁ君はどう思う?」くらいは言えるようになるかな
  • わかりやすく話すためには「話しすぎない」というスキルが必要。

    なかなか、わかりやすく話せない…という方は多いかもしれません。 それどころかむしろ訓練を受けていない、ほとんどの人の話は、論理的でもなく、筋道も通っておらず、「わかりにくい」のが普通なのでしょう。 ただ、プライベートでは、それほど「話のわかりやすさ」を問われません。 何となくその場の雰囲気で、皆、うなずいてくれるからです。 「ま、言ってることはわかんないけど、追及するのも面倒だからいいや」とか 「大したこと言ってるわけじゃなさそうだから、適当に笑っておこう」とか。 通常、多少の分かりにくさは、すべて無視されてしまいますから、支障はないのです。 仕事では「話のわかりやすさ」は死活問題 しかし、仕事においては少々事情が異なります。 理解不足が、場合によっては責任問題に発展することもありますから、「面倒だから、まあ流しておけばいいや」では済まされません。 基的には、相手の話を細大漏らさず理解す

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    jt_noSke 2022/11/04
  • 業績が悪い会社ほど、経営者の無能より「社員のやる気」を問題にする。

    人気だった「部下のやる気を引き出す」という研修 私がまだ、コンサルティング会社で働いていたころ、研修事業に携わっていたことがあった。 人気の研修テーマはロジカルシンキング、ライティング、新人研修など。 ある程度「作法」を教えると、それなりに成果が出しやすい領域のテーマが多かった。 が、同時に、成果が見えにくくても、圧倒的に人気があった研修がある。 それは、「管理職」に対する研修だ。 特に、 「部下のやる気を引き出す」とか 「メンバーをモチベートする」 「自走する人材を創る」 といった内容は人気があった。 つまり、やる気を出させるハウツーを知りたい、というニーズだ。 なぜ、これらのテーマが人気を集めていたのか。 ヒアリングをすると、すぐにわかった。 「人望のない管理職」が、あまりにも多いからだ。 能力が高くとも、「誰かを使う」のは苦手な人が管理職になると、酷い時にはパワハラ、モラハラとみなさ

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    jt_noSke 2022/01/25
  • 海外在住者が、疲れて日本を恋しがる理由について。

    「そういえばこんなこともあったね~」と、夫と昔話をしながらソファでごろごろしていたときのこと。 ふと、衝撃的事実に気づいた。 わたし、ドイツに住んでもう8年経つんだ……! 8年っていったら、もうすぐ義務教育終わるレベルの長さですよ。信じられないね。 いまや海外生活の特別感なんてほとんどなくなり、あるのは平凡な日常だけ。 すっかりドイツに根を下ろした気でいたけど、最近改めて、「外国人はやっぱり『弱者』なんだなぁ」と思い知らされた。 外国人は致命的に「知らない」 きっかけは、コロナだ。 ワクチン接種が推奨されようになり、わたしはいつ、どのワクチンを接種するか、それともしないのかの選択を迫られた。 どうしようかと思いつつさっそく情報収集をはじめたものの…… 全然わからん! いままで耳にしたことがない医療用語のオンパレード。 遺伝子がどうの、副反応がどうの……。早々に匙を投げてしまい、結局夫に解説

    海外在住者が、疲れて日本を恋しがる理由について。
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    jt_noSke 2021/10/25
  • 仕事では、面倒くさがらず「適切な言葉を選ぶこと」が極めて重要だった。

    以前勤めていた会社で、会話の時には「ちがう」と言ってはいけない、というルールがあったことを6月ごろに書いた。 コンサルタントやってた時、重要な対人技術として『「ちがう」と言うな』と習った。 コンサルタントのころ。対人技術を教わった。 様々なものがあったが、その中でも群を抜いて重要な技術の一つは 「会話の時、人の話を否定しない」こと。 具体的には、人に『ちがう』と言ってはいけなかった。 コンサルタントというのは、クライアントの力を借りないと、何もできない仕事だ。 当に、何一つできない。 だから、クライアントとの人間関係はとても重要だった。 その「人間関係」の構築において、最も重要な事柄の一つが、上の「ちがう」に代表されるような、言葉の使い方だ。 言葉は使い方によって、人間の意識を変え、行動を変える。 だから、仕事では、面倒くさがらず「適切な言葉を選ぶこと」が極めて重要だった。 * 例えば当

    仕事では、面倒くさがらず「適切な言葉を選ぶこと」が極めて重要だった。
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    jt_noSke 2021/09/17
  • 今の世の中は、「言語化する能力」が高い人が、有利に事を運べる

    今の世の中は、「言語化する能力」が高い人が、有利に事を運べる。 とくに知的な仕事では、自分の思考を、他者に理解させ、そして動かす力が、とても重要だ。 要求を伝えること アイデアを交換すること 組織や人のつながりを作ること これらすべてにおいて「言語化能力」は、重要であり、「賢さ」の要件の一つであることは間違いない。 実際、かつて私が所属していたコンサルティング会社の組織長は、言語化能力の応用の一つである、「ネーミング」に非常にこだわっていた。 仕事のできる人が「ネーミング」に信じられない程こだわる理由。 人は、名前のないものについて、深く考えることはできない。逆に名前を生み出すことで、新しい概念についても考察できる。 だから、できる人はまず考察の対象の「定義」を考える。 そしてその定義に名前をつける。ネーミングは、思考の出発点だ。 時に、一つの様式の名前を決めるために、延々と数時間を費やす

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    jt_noSke 2021/08/16
  • 悪い社長の、社員掌握術

    ちょっと前に、マイナビさんのアルバイト情報メディアに寄稿しました。 タイトルは、低賃金でパワハラが横行しているのに、人が辞めない会社。一体なぜ? 内容を端的に言うと、不思議なことに「低賃金」「長時間労働」「パワハラ横行」と、離職率が低いことは両立するという話です。 「会社を辞める」と言う選択肢は、待遇の悪さとは、別の話なのです。 つまり、会社の愚痴が多い人に、「嫌ならやめりゃいいじゃん」と言うのは、あまり意味がない。 むしろ「それができれば苦労しないよ」と、反発される。 待遇が悪い会社の社員に限って、そもそも「辞める」が選択肢に入らないケースも多いのです。 それは上の記事でも述べましたが、「昭和型」の会社で顕著です。 昭和型の会社とは、 ・新卒が中心 ・保守的な人を重視して採用 ・昇給は毎年かならずやる、だがほんの少しずつ ・長時間労働 という特徴を備えた会社のこと。 そこでは、「生かさず

    悪い社長の、社員掌握術
    jt_noSke
    jt_noSke 2021/07/28
  • 陰謀論にハマっている人達は、たぶん、ものすごく知的な活動をしていると思ってる

    今から15年ほど前、ロジカル・シンキングというものが流行っていた。 ロジカル・シンキングを紹介していた達は「論理的に物事を考えられれば、自由な発想がいくらでもできるようになる」といった事を謳っていたように記憶している。 僕も興味をもって何冊か読んでみたのだけど、これがまるで役にたたなかった。 コンサルファームあたりで激詰めされながら職業訓練をうければまた話は違うのかもしれないけど、少なくとも素人が論理的に物事を考えた所で何も変わらない。 少なくとも僕に限って言えばだが、論理的に物事を考えてもまったく思考は展開しなかった。 「なんか違うんだよな」と随分長い間考えていたのだけど、最近ようやくその違和感の正体がつかめた。 今日はその話をしようかと思う。 アイディアは論理的思考では積み上がらない かつて僕はアイディアというものは論理的思考の積み重ねでもって展開するものだと思っていた。 図解すると

    陰謀論にハマっている人達は、たぶん、ものすごく知的な活動をしていると思ってる
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    jt_noSke 2021/07/09