<女子サッカーワールドカップで、準優勝したイングランド代表。女子サッカーの人気は高まり、発展を遂げたものの、まだ男子サッカーと比べるとあり得ないような扱いも残る> 8月20日に閉幕した女子サッカーワールドカップ(W杯)の最後に、奇妙な瞬間があった。準優勝したイングランドのゴールキーパー、メアリー・アープスがゴールデングローブ賞を受賞し、英BBCの解説者が、それでも彼女のレプリカユニフォームを買うことはできない、と今大会で何度目かの指摘をしたのだ。スポンサーのナイキは、大会中に商業的な理由からキーパーのユニフォームを発売しなかった(キーパー以外の選手のユニフォームは発売)。明らかに、男子サッカーならこれはあり得ないだろう。 イギリスでは今回、見ようと思えば女子W杯の試合は全て見られたが、ほとんどは「通常の」テレビ番組ではなくBBCやITV局のストリーミング配信。繰り返すが、男子サッカーならあ
![サッカー女子W杯で大健闘のイングランドと、目に余る「男子ならあり得ない」光景の数々](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72098d38aac8bd02dfea69de332c32a23158bee1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fjoyce%2Fassets_c%2F2023%2F08%2Fjoyce230830_wsoccer-thumb-autox675-842953.jpg)