説明を行なったのは、米オラクルのCRM On Demand担当シニア・バイスプレジデントであるアンソニー・ライ氏。同氏はコラボレーティブCRMの会社だったePeopleの社長兼CEOから米シーベルに転身、買収によってオラクルに入社した。CRM市場での長い経験を持つ、同分野の専門家である。 同氏はCRMアプリケーションを、その提供形式から“On Premise”と“On Demand”の2種類に分類する。 “On Premise”は従来型のパッケージ形式で、ユーザーが独自にサーバを設置し、運用していくもの。同社のラインナップでは、「Oracle Siebel 8」が相当する。“On Demand”はSaaS型のサービスとして利用されるもので、「Oracle Siebel On Demand Release 14」がこちらに当たる。この2種類はユーザー企業のCRMに対する期待や位置づけによって