「クラウド界のとある有名人が“偽物のクラウドに注意せよ”と言っているが、彼らのクラウドこそ偽物で、本物のクラウドを提供していくのは我々の方だ」---。 2011年10月5日(米国時間)に行われた「Oracle OpenWorld 2011」(OOW2011)の最終基調講演で、ラリー・エリソンCEO(最高経営責任者)はパブリッククラウドサービス「Oracle Open Cloud」を発表するとともに、競合ベンダーに釘を刺した(写真1、関連記事)。 「偽物のクラウドに注意せよ」という言葉は元々、元オラクルで米セールスフォース・ドットコムのCEOを務めるマーク・ベニオフ氏によるもの(関連記事)。これに対する回答を、エリソンCEOは今回の講演で語ったわけだ。講演中は、何度も「本物のクラウドか偽物のクラウドか」という視点を織り交ぜながら、新サービスのコンセプトと意気込みを語った(写真2)。 今回のエ
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