前回までに、 「運用方法論」の目的 「運用現場の問題点」の分析 運用の「フレームワーク」化 の3点について、説明してきました。 最終回の今回は、運用現場において実際に運用設計をする上でのリファレンスとなる「運用フレームワーク」について触れ、運用設計の今後について展望していきます。 「運用フレームワーク」 とは ここで「運用フレームワーク」とは、各運用現場における業務について「客観的な立場に立ち、科学的/論理的手法を用いて分析し、継続的に見直すサイクルを構築する」手助けをする枠組みのことを言います。運用設計を行うときや、運用業務の分析/評価時にも参照されることを想定しています。 その立場や価値観によって、いろいろな「運用フレームワーク」があってもよいと考えています。ここでは、筆者を含む有志による「運用研究会」で継続的に検討・議論している「運用フレームワーク fwop」(FrameWork o