発表概要 震災以降、東京大学教授の早野龍五らのグループは福島県内の住民の内部被ばく等の研究調査を行い、先般もホールボディーカウンター検査結果について国際誌に結果を発表したところです。その調査でも使われたホールボディーカウンターFASTSCAN(キャンベラ社)は、福島県内において、これまでに15万人以上の方々の内部被ばく検査に用いられてきました。 しかし乳幼児については測定誤差が増えるため、これまでは約4歳未満(検査機関によっては未就学年齢)の検査を行う場合、専用架台やベビーチェアを都度準備して対応してきました。 一方、乳幼児をより容易に検査できる装置の開発ニーズが、ひらた中央病院など各方面から多くありました。そこで、技術的な面については、早野龍五が監修し、乳幼児測定器にふさわしいデザインについては、Suica改札機デザインなどで知られる工業デザイナーで東京大学教授の山中俊治と、タクラム・デ