ブックマーク / masanork.hateblo.jp (167)

  • はてブが契機で誰か自殺しても驚かないが - 雑種路線でいこう

    時に殺伐としたネガコメとかあるし、それが響き合っちゃうし、自分も凹まされることあるからねえ。けど書いたエントリがホッテントリに入ると嬉しいし、励まされつつ時に傷つく、みたいな。ネガコメが理由でユーザーの退会騒ぎとか既に起きているし、いずれ誰かが自殺しても別に驚かないよ。で、そんときはてなが道義的責任を問われるかについて、遠からず真面目に考えなきゃいけないのかな。 来はカッターほどだった言葉の殺傷能力を、サバイバルナイフくらいに、あるいは日刀ほどに増幅してしまう力が、インターネットには、中でも取り分け「はてなブックマーク」にはある。 だから、そこを管理運営しているはてなという会社には、実はとても大きな責任があるのだ。そこで事故が起きないように気をつけたり、誰かが誰かを傷つけたりしないよう見張っている道義的、かつ社会的責任があるのだと、ぼくは申し上げたのである。 はてなブックマークは仲介者

    はてブが契機で誰か自殺しても驚かないが - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/06/15
    『「危険は予期されていたじゃないか」とかマスコミ報道は大騒ぎするだろう』 君臨派が欣喜雀躍する姿が目に浮かびますが、地道にやっていくしかないとは思います。
  • 実名ブログの矜持 - 雑種路線でいこう

    このブログを開いてから実名と筆名と何度か揺れ動いたが、昨年のある段階から実名を使うようにした。契機は昨年の青少年インターネット利用環境整備法の動きに関連し、会社の手助けを借りて活動するようになった折、そこで知り得た情報をブログで取り上げる際に、人とブログとが紐づいていないと相手に対してアンフェアだと感じたからだ。悩ましい決断ではあったが、結果としては良かったと思っている。 昨年の今ごろ参議院に呼ばれたときも、渡した名刺に書かれた会社のアドレスではなくブログに載せているアドレス宛に連絡があったから、ああ読まれているのだなと気付いた。考えていることを折に触れてブログに書くことは頭の整理になるし、僕が何をどういう風に考えているか、興味を持ってくれている人々と共有できることはコミュニケーションとして非常に効率的だ。分からないことを分からないと書けば、関係者からメールで教えてもらえることもある。

    実名ブログの矜持 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/06/13
    『現実にはなかなか難しいけれど、昨年からの1年半で手応えは感じている』 心強い言葉。実践が伴っているから説得力もある。実にありがたい。 まあ、勤務先が勤務先だからというのはあるけどさ。
  • 帝国の中心で自由主義を夢見る先に - 雑種路線でいこう

    残念なことに日社会では理知的でフラットな議論は相手を選ばないとできない。そしてブログは公開する相手を選べない。Webがそういう同調圧力を飛び越えて個を確立するツールとなることを期待してはいるが、今のところ日語圏ではネット上に別の世間をつくって新たな同調圧力を増幅させているかにみえる。 例えば日語のブログで或る予算の使い途について課題を整理しつつ建設的な提案をしても「このエントリーを財務省が読んだら仕込んでいる政策玉に予算が下りない」とか勝手に慌てて国会議員に報告がいき、取引先のお偉方から勤務先の役員に「こんなことを書く社員を放置していると、御社はこの案件から外されますよ」とか丁寧にご注進して下さる。それが日的ムラ社会の現実だ。 たまたま話の分かる役員なら「ちゃんと個人的な意見と断っているし、正しい当たり前のことしか書いてないじゃん」で済むとして、普通の日企業じゃ「正しいか否かの問

    帝国の中心で自由主義を夢見る先に - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/06/09
     梅田氏の「残念」と「ウェブ時代をいく」と「日本語が滅びるとき」とをきれいに繋げて説明してくれるエントリー。 さて、普通の日本企業に勤めている私にできることは何だろう?>自分
  • SNS規制の山場は来年2月 - 雑種路線でいこう

    警察としては出会う可能性のあるサイトは丸ごと出会い系サイトとして規制したい。ところが年齢確認を厳密にやって未成年を弾く必要があるとなると、SNS事業者としては受け容れ難い。しかし少年犯罪被害は起こり続けるけどどうしよう、みたいな。 昨年の統計で非出会い系サイトでの少年犯罪被害が出会い系サイトを逆転し、昨年12月からは改正出会い系サイト規制法で未成年が出会い系から概ね閉め出されるんで「SNSこそ犯罪の温床」という構図が更に顕在化する公算が大きい。今年上半期の統計が出るのは8月、国会日程を考えるとこの時点は執行猶予で、通年統計の出る来年2月からが政治的な山場になるだろうな。 そろそろネタ詰まりってか事業者にできることってあまりない。むしろSNSで少年犯罪被害が増えているのって制度上の不備が大きい。具体的には出会い系で児童を誘因すると犯罪だが、SNSでは犯罪にならない。あとペドは男性が男児を誘う

    SNS規制の山場は来年2月 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/06/08
    君臨派との戦争に向けての準備。『そのために児童福祉法改正と、違法な書き込みに対する摘発強化を」と訴えたい』 打てる手はきちんと打っておきたい。
  • 向こう2年は第二類医薬品のネット販売が認められた - 雑種路線でいこう

    第二類医薬品のネット販売が向こう2年間は認められることになった。とりあえずめでたい。この猶予期間を使って人確認の強化、医療機器との連携など、薬局店頭よりも安全な販売を目指していけるといいんじゃないかな。 追記: コメントにあるように、ごく一部が例外的に認められたに過ぎない。詳しくはケンコーコム等による行政訴訟の記者会見を津田さんがtsudaっている。 市販薬のインターネット販売を規制する省令を公布したものの、ネット事業者などの反対を受け、一部の販売を2年間に限り認める改正省令案をまとめた厚生労働省は22日、来週改正省令を公布する方針を固めた。6月1日に施行する。 改正省令は風邪薬や漢方薬など、副作用リスクが中程度の「第2類医薬品」については、同じ業者からの継続購入者に限り、インターネットや電話を通じた通信販売を2年間認める内容。

    向こう2年は第二類医薬品のネット販売が認められた - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/05/24
    『この猶予期間を使って本人確認の強化、医療機器との連携など、薬局店頭よりも安全な販売を目指していけるといいんじゃないかな』 前向きに考えればそうだけど、経緯を見るに極めて困難かと。
  • ブラック企業とIT技術との微妙な関係 - 雑種路線でいこう

    間違って飛び込み苦しんだことがあるが、確かに世の中ブラック企業ってのはある。入社時に避けたって取引先や案件でぶつかることもある。しかし若いうちに買っておいて損のない苦労もある。体力が衰えてから当たるとしんどいし、理解できない理不尽な状況の背後に、人間心理なり世の中の当の仕組みが垣間見られることもあり。 収益面で余裕のある会社はリーズナブルに運営されている場合が多いけど、それは余裕があるからできることで、社員がそう感じられる環境の方が成果を発揮しやすいし無駄なコストが発生しないからそうしているのであって、決して世の中が最初からリーズナブルにできている訳じゃないのだろう。 たぶん昔から理不尽な会社って結構あって、みんな赤提灯で憂さ晴らししていたのかも知れないけど、ネットで情報交換して、あれはおかしい、これはおかしいとやっていくと、結構な会社が労働基準法に抵触していたり、ブラックじゃね、みたい

    ブラック企業とIT技術との微妙な関係 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/05/20
    『人材流動性が激しいことによるサービス品質の低さを補うように設計』『人の入れ替わりが激しいブラック企業であってもサービス品質を担保しやすくなり、却ってそういった企業が温存される』 なるほど。
  • 徒労感 - 雑種路線でいこう

    楽天なりケンコーコムが厚労省から天下りを受け入れて、何年か粘り腰で頑張れば現実的な手打ちもできるんじゃない?役所も最初は叩いて既得権者の顔を立てつつ、成長産業に雇用の受け皿を広げられれば御の字ということで。最初はみんな新興勢力でも、現実を受け入れて徐々に新たな既得権者へと育っていくんだよ。 また、一般的な戦術論からすれば、そもそも両者が対立する構図に持ち込んだ時点で、新興勢力はほぼ負けが決まっている。なにしろその土俵は、相手が勝つように決められており、既得権者がガチンコで勝負なんてことは絶対にしてくれないのだから。 (略) たとえば今回の医薬品ネット販売については、単に新興勢力側が「今まで通りやらせろ」というのではなく、同時に薬剤師会主導によるネット販売を支援していく、というような握りや手打ちも同時に水面下で進めるべきだ。 しかし改正薬事法に「対面販売の原則」を盛り込む際、ネット業界と何ら

    徒労感 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/05/14
    『役所が既得権者と結託して、重大な影響を受ける利害関係者を抜きに詰めて閣法にこっそり罠を仕込み、国会を通して外堀を埋めた上で鬼の首を取ったように施行規則でトドメを刺すなんて手口が許されたら』
  • 超ガラパゴス以前に押さえておくべき戦後IT技術史 - 雑種路線でいこう

    どうせ政治的に大盤振る舞いする必要に迫られているんだから、ベストを尽くすしかないよね。答えを持っている訳じゃないけれども、大まかな戦後IT技術史に対する視座を踏まえた上で少しでも有効な使い道に頭を絞ってはどうか。これまでの政府が充分に合理的であれば、財政出動で成長率を回復させることは難しいけれども、欧米だって技術開発を市場任せって訳でもないし、特に戦後日政治的に避けてきた領域や、規制や利権で手付かずとなっている領域を中心に、投資機会は残っている気がする。 一時的な財政支出拡大の効果は一時的な所得拡大であり,景気の落ち込みを部分的に相殺することが目的だ。喩えるならば,痛み止めである。景気の回復は民間の自律的な成長によってもたらされる。ところが,財政出動に積極的な政治家は,財政出動で成長率が回復すると信じているようである。 誰が技術開発を牽引するのか 米国コンピュータ産業の牽引車は防衛・宇

    超ガラパゴス以前に押さえておくべき戦後IT技術史 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/04/15
    「もし~がなかったとしても」という検討は大事だなあ。
  • ガラパゴス再考 - 雑種路線でいこう

    あんまりガラパゴス・ガラパゴスと卑下していると、じきにエクアドルから外務省宛に抗議がないか心配だ。それに日のICT業界が置かれている現状をガラパゴスに喩えるのはあまり正確ではない。日のメーカーも以前から海外を意識しているし、その上で今の姿を選び取っているのだろう。日は決して陸の孤島ではないし、未来をそう悲観したものでもない。 日IT産業のいわゆる「ガラパゴス化」現象を逆手にとり,日の先進性を世界に発信するチャンスと捉える「超ガラパゴス戦略」を検討する。(略) 2009年4月10日に開催した設立発表会で,委員長の夏野剛氏は(略)超ガラパゴス戦略について「ガラパゴス化という言葉は悪いイメージで語られているが,例えば任天堂のゲーム機『Wii』はガラパゴスそのものだ。特異な進化は差別化の源でもあり,特異に競争力がある可能性がある。良いものは世界で競争力がつくように,何が必要かを考えたい

    ガラパゴス再考 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/04/14
    『世界中から人材と資本を吸って新興企業が綺羅星のように現れて、流動性を前提に社会が組み立てられている移民国家米国こそ特異で、欧州のICT業界だってノキアを除けば日本以上の惨状』 エリクソン、SAP、その他
  • アジャイルな制度設計の可能性とか - 雑種路線でいこう

    衆議院議員の早川忠孝氏がブログで政治資金規正法の問題と絡めて議員立法の課題を指摘されており非常に興味深い。世論の注目が集まっている課題では検討に時間をかけられない上、法制局が起草とレビューの両方をやるのでチェックが甘くなりがち。あと法文の詰めが国会の委員会ではなく党の部会やら与野党協議といった非公式の場で行われるので、もともとの立法者意思が委員会の議事録に残らないことも大きいのではないか。 政治資金規正法がどうだったか分からないが、青少年系の法律でよくあるように部会での議論から与野党協議まで非公式にやった上で委員長提案・即日採決という流れだと、法文についての委員会審議は実質1日しかできなかったり。委員会では民間参考人召致にばかり時間を使って法文の詰めは水面下で行う流れだと、条文の細部に宿る立法者意思を公式な国会の議事録に残すことが難しい。 粗々の議員立法が通った場合、施行規則は所管省庁でつ

    アジャイルな制度設計の可能性とか - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/04/09
    『ネットのように流動的な政策対象に対して事前に完璧な法律をつくるなんて難しい』『現場レベルで反復的に試行錯誤するアジャイルな政策枠組みがあるといい』 実社会でアジャイル開発のための条件は、そろえにくい
  • 出会い狩りの先にある世界 - 雑種路線でいこう

    mixiから出会い云々ってコミュが一斉に消えたとき、やり過ぎじゃないかと心配した。警視庁から削除要請があった段階で、コミュ運営者だけでなく利用者に経緯と利用規約の趣旨を説明し、充分に検討した上で対応を決めるべきだったのではないか。利用者に対して充分な説明責任を果たさず率先してコミュを削除し「出会いを求める書き込み=出会い系まがい」という出会い系サイト規制法の範疇を超える論理を、事業者として業界に率先して追認したことは残念だ。 もとの出会い系サイト規制法は出会いを業として仲介するサービスに対する法律で、一昨年末に閣法で改正案が提出されたときはSNSやプロフに規制が波及しないよう施行規則の細部に渡って業界・各省が議論し、パブリックコメントに付された経緯がある。それが法律の施行されるなり出会い系サイト以外でのトラブルが改めて提起され、2月ごろからマスコミを通じたキャンペーンや事業者への削除要請が

    出会い狩りの先にある世界 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/04/06
    『出会い系サイト規制法の法文だけ読む限りそうでもないのだが、施行規則や解釈基準をみるとmixiの対応はあながち過剰反応ともいえない。』 過剰反応とは言えないのか、だとすると過剰規制?
  • 市民メディアの凋落とマスメディアの憂鬱 - 雑種路線でいこう

    わたしも売文稼業の末席を汚しエイャで原稿を書き散らかしては編集部から丁寧な添削を受ける度に感心するクチだから、ネット上の文章について藤代さんが厳しい目を向ける気持ちは分かる。しかし市民メディアは「コンテンツの質が低い」以前に深刻な自己矛盾を抱えているのではないか。既存のマスメディアでさえ、今後もコンテンツの質と威信を担保し続けられるかは疑わしい。 しかしながら、ネット上の言論がこのようなマスメディア批判から抜け出せていないのも現実だ。他人の記事を批判するならまだしも、自らニュース記事を書いて発信するとなると、とたんにハードルは上がる。25日についにオーマイニュースの閉鎖が発表されたが、市民メディアと呼ばれるメディアが広がりを見せないのは、コンテンツの質が低いからに他ならない。 ITのもたらしたチープ革命で表現の場を与えられたにも関わらず、マスコミの権威性に憧れて市民記者を標榜し、けれども充

    市民メディアの凋落とマスメディアの憂鬱 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/29
    『市民メディアの凋落は表現にとってチャネルがボトルネックではないことを示唆』『Iza!の記者ブログは興味深い先駆事例』『記事に書けること書けないことを熟知』『ネットに合った情報発信の流儀や形式は模索』
  • 倫理と帰属意識あるいは世間の再評価 - 雑種路線でいこう

    id:kensuzukiに誘われてVCASI公開フォーラムに行ってきた。子供の都合で肝心の第3部には参加できなかったのだが、特に第1部で考えさせられた。忘れないうちに走り書きをしておくと、青木昌彦氏のCognitive Assetsや、瀧澤氏のextended mindアプローチは非常に示唆深かったのだが、特に帰属意識について、もっと触れられてもよかったのではないか。 まず第1部では、集団的認知とコーポレート・ガバナンスの形態との結びつきを理論的に考察し、コーポレーションの多様化を分析する視座を提示する。続く第2部では、コーポレーションの自己統治を機能させる文化や社会規範が、それぞれの政治・社会において形成されてきた過程を、日中国・西欧・イスラームを事例に、比較・歴史的な視点から議論する。そして第3部では、こうした議論をふまえ、今日の経済危機や雇用問題をみるとき、いかなる政策的含意が引

    倫理と帰属意識あるいは世間の再評価 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/29
    『一歩まちがえれば同調圧力の装置となってしまいそうで怖いが。市場への過信も、制度なり規制への過信も同じように危険で、それらと別に柔らかい上位層で認知や動機付けのための機構が必要なのだろう』
  • 希望はどこへ消えた? - 雑種路線でいこう

    昨晩は真剣中年しゃべり場みてたんだけど、予定調和的に言葉が上滑ってる感じだった。せっかく勝間和代さんの指摘が的を射ているのに、すぐ話を逸らされて議論が先に進まない。高校生のころNHKの討論番組に出たことがあって、知識に基づいて論理的に語ってもアツい情緒論に押し流されてしまう構図って今も昔も変わってないなーと暗澹たる気分にさせられたが、司会やキャスティングを考えるに、経済論争や政策論を詰めても視聴者を置いていっちゃうから進行や演出で調整しているのかな。特に出口のない世代間闘争とか、ゆるふわgdgdに落とさないと「不偏不党」じゃなくなっちゃうし。けど15年前、退学直前NHKのスタジオに立っていた自分にやる気なんてあったっけ。今と同じくらい絶望的で夢のない日じゃなかったっけ。何この真面目ぶる若者に対する既視感。 そうなんです、私休み時間に、すごく怒っていたんです。 時代も変わっている、でも、そ

    希望はどこへ消えた? - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/24
    『番組構成であざといと感じたのは、若者が若者らしい言説を語るようにNHKがオーディションで集めた滑舌の良い学生やら夢追い人であったのに対し、中年組が時間の関門を潜り抜けて功成し名を遂げた人々ばかりだった』
  • 気休め或いは祈祷としての政治 - 雑種路線でいこう

    ドイツゲームと暴力事件の因果関係を巡る議論が再燃している。この30年でゲームが急激に普及した割に、ゲーム大国である日じゃ少年による重大犯罪が減っているのだから統計的根拠は薄い。では個別の乱射事件ゲームへの没入と何ら因果関係がないかというと、彼らが暴力表現のあるゲームで遊んでいたこともまた現実で、遺族にとって犯罪被害とは確率ではなく個々の現実なのだ。 学校の生徒や教師などを巻き添えに15人もの死者を出した、ドイツの銃乱射事件。17歳の少年が犯行に及んだのは、近所の女の子にふられてしまったのが動機の一つと言われているようですが、Times Onlineでは、犯人が暴力表現のあるゲームをプレイしていた事実を受けて、ビデオゲームと犯行動機の関連性が議論されています。 個別の事案について、彼らがそもそも暴力的だから暴力表現のあるゲームをプレイしているのか、或いは暴力表現のあるゲームを通じて内な

    気休め或いは祈祷としての政治 - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/24
    『効果があるんだか分からない景気対策とか、些細なところで優先席近くでケータイの電源をオフにするようにというアナウンスとか』『因果関係の正当性よりも、雨乞いの祈祷に似たような気休めとしての統治行為』
  • 青少年総合対策推進法案は広範なメディア規制への布石か - 雑種路線でいこう

    閣法で青少年インターネット利用環境整備法の改正案が出ているなんて寝耳に水だったので確認したら、ニート・引きこもり対策で新設する青少年総合対策推進部にインターネット青少年有害情報対策・環境整備推進会議を統合する改正案だった。趣旨の共通する関係閣僚会議の統廃合には総論賛成だが、インターネット利用環境整備法の定義する青少年が18歳未満であるのに対してニート・引きこもり対策の対象年齢は幅広く、同じ青少年という言葉で括ると混乱を招きかねない。法案が新たな言論統制を定めるものではないが、広範なメディア規制へ容易に拡大できる建て付けは廃案となった青少年有害社会環境対策基法案を彷彿とさせる。 政府は6日の閣議で、ニートや引きこもりの若者の自立支援体制を整備する青少年総合対策推進法案を決定した。これまで児童相談所や職業訓練機関、非営利組織(NPO)などがばらばらに取り組んでいた福祉、雇用、教育支援を地

    青少年総合対策推進法案は広範なメディア規制への布石か - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/22
    『なし崩し的な18歳以上や活字を含む広範なメディア規制に道を開かないためにも、法案の目的を若年無業者の自立支援に絞り込み、会議や基本計画は青少年インターネット利用環境整備法から切り離すべきだ』
  • 薬事法施行規則、悪しき業者行政もいずれ是正されるはず - 雑種路線でいこう

    薬事法施行規則の狙いが薬剤師の雇用保護だってことは前にブコメやトラバで指摘を受けたが、検討会メンバーが同じ薬剤師コミュニティに属すことを日経ビジネスオンラインが詳しく報じている。利害の対立する問題で一方の当事者ばかり集め、法律を曲解して憲法の定める営業の自由を無視し、パブコメを無視してお手盛りの省令で利権を死守できるなら、何のために国会で法案を審議して、省令をパブコメに付しているのか理解できない。きっと民主主義を演出するための儀式に過ぎないのだろう。 ただし、これら15人の委員の背景を調べると、ほかにも肩書があることが分かる。そうした肩書を考慮して整理すると、バラバラに見えていた委員が、ある大きな一塊にまとまったのだ。 それは、北里大学の井村伸正名誉教授を中心とする「井村グループ」とでも言うべき塊である。 (略) つまり、検討会には、同じ財団法人に属する薬剤師コミュニティーの3人の重鎮が君

    薬事法施行規則、悪しき業者行政もいずれ是正されるはず - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/06
    『、厚生労働省の手法があまりに旧態依然としており、利害調整のやり方としては稚拙に過ぎる気がする』『3年も経てば比較的公平な座組みが用意されるのではないかという淡い期待』
  • ガイドラインは口コミ健全化にどう役立つか - 雑種路線でいこう

    昨日はWOMJの勉強会に行ってきた。マクドナルドの行列についてトレンダーズから、PPP騒動についてサイバーバズから説明があったのだが、炎上後にこうやって平場に出てくるのは勇気のいることで賞賛に値する。なかなか微妙なところではあるが、炎上に至るまでの行き違いは概ね理解できた。ワークショップの方は時間がもうちょっと欲しかったのと、最初にあまりフレームを決めすぎない方が良かったのではないかという印象もある。 これを機に、広告代理店やPR会社、クチコミサービスの事業者、ブロガーらが、「ビジネスの育成より、倫理の確立を重視すべき」「マスメディアでもグレーな手法が使われているからといって、ネットはそうであっていいのか」などさまざまな意見を出し合い、活発な意見が交換されるようになっている。26日に行われた準備会の研究会には約100人が参加して、クチコミと広告の境界線についての議論が行われた。 樹形図を渡

    ガイドラインは口コミ健全化にどう役立つか - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/03/01
    『読者が「ちょっと不自然だよね」と感じた時に「それはおかしい」「期待を裏切られた」という印象に至らないためのエクスキューズが必要とされている』
  • Pay Per Postがフェアかどうかが問題じゃなくて- 雑種路線でいこう

    久々にペイジランク確認したらGoogle Japanとこのブログが同じで驚いたけど、今日のWOMJ研究会に先立ってPay Per Post問題について頭を整理したい。個人的にはCyberBuzzがPay Per Postに当たるかとか議論する気はなくて、少なくともGoogleの基準に照らせばペナルティの対象となる、ということが明らかになった時点でGoogleに対するSEOとしては価値がないんだろうけど、最初からSEOのつもりじゃなきゃ困ってないでしょ、みたいな。フェアネスとか記事の中立性について議論している人々もいるが、それを決めるのはグーグルではなくブログ読者であり社会であるべきだ。 この問題について、WOMマーケティング協議会(WOMJ)設立準備会の世話人同士でも、週末にかけ、メーリングリスト、チャット、電話で意見交換を行い、次回研究会(2月26日)を「クチコミと広告の境界線はどこなの

    Pay Per Postがフェアかどうかが問題じゃなくて- 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/02/27
    『Googleの公開している方針に反することを行ったとGoogle本社によって判断されたからで、CyberBuzzの手法がアンフェアだとか、それらの記事が公序良俗に反するからという訳ではない』
  • Good Job Google! そして日本語の規制自主権は? - 雑種路線でいこう

    これは素晴らしい!この日語学習者が増えているときに、優れた日語テクストへの廉価なアクセス手段が増えることは、日と日語にとってメリットが大きい。古書店や文庫ビジネスへの打撃は考えられるが、著者の逸失利益はない。ついでに日の権利者団体と司法にとっては、考えさせられる出来事だろう。日で日法にしがみ付いたところで利益を守れなくなったってことだから。 米グーグル社が進めている書籍検索サービスが、波紋を広げている。「絶版だが著作権はある」という書籍のデジタル化をめぐる訴訟が「和解」という形で決着しそうで、この影響が日にも及ぶというのだ。米国内に条件を満たした日の絶版があれば、すべて内容が世界中に公開されることになる。 知財高裁がカラオケ法理の野放図な適用を否定するなど前進があるとはいえ、最近のストビュー規制へ向けた動きとか、薬事法の省令改正で販売員制度の利権を守ろうとする厚生労

    Good Job Google! そして日本語の規制自主権は? - 雑種路線でいこう
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/02/24
    『最近のストビュー規制へ向けた動きとか、薬事法の省令改正で販売員制度の利権を守ろうとする厚生労働省とか』 携帯規制とかも。 規制する方が旨味があると思っている人が多いのでしょう。