【記録する者たち】 ことしは、戦後図書館史において極めて重要な”負の金字塔”ともいうべき『船橋大焚書』事件の差し戻し判決が下りてから10周年でした。来年は、事件発生から15周年と、最高裁での判決確定(被告の上告棄却)から10周年を迎える。 ウィキペディアの「船橋市西図書館蔵書破棄事件」 船橋市西図書館蔵書破棄事件(ふなばししにしとしょかんぞうしょはきじけん、2001年8月10日 - 8月26日)は、船橋市西図書館の司書が、西部邁や新しい歴史教科書をつくる会会員らの著書計107冊[1][2]を、自らの政治思想に基づき、廃棄基準に該当しないにもかかわらず除籍・廃棄した事件[2]。 この事件は翌2002年4月12日付けの産経新聞1面にて報道された。船橋市教育委員会が調査に動き、5月に関係者の処分が行われた(略)・・・…7人は、表現の自由を侵害されたとして提訴。1審の東京地裁と2審の東京高裁は、廃