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  • 適切に怖がりつつ安心して食べるために~自分で計算しよう! - 松永和紀blog

    予想した通り、暫定基準値(暫定規制値)を超える農作物が次々に見つかっている。国が「今、出回っているものは安全です」と言ったそばから出荷規制、さらに摂取の制限まで求めるという混乱した事態である。水道水でも、高い数値が検出された。もはや、一般市民は何を信頼してよいか分からなくなってしまっている。だから、もぐらたたき規制は最悪なのだ。 適切に怖がりつつ安心してべるために、基的な事項をていねいに説明したい。 ………………………………………………………………………………………… 適切に怖がりつつ安心してべるために~自分で計算しよう! まず、農作物の放射能汚染とはどういうことか? ということをきちんと知っておきましょう。 農産物が放射線を浴びて変なことになってしまっている、とイメージしている人もいるようですが、それは違います。農作物に付着したり、中に吸収されたりしている放射性物質を体の中に取り込

    適切に怖がりつつ安心して食べるために~自分で計算しよう! - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/03/24
     計算方法と規制値の考え方の紹介。しかし、これだけの説明を読んでも、理解したくない人は理解しない(コメント欄に変なのが湧いている)
  • もぐらたたき規制は最悪 - 松永和紀blog

    福島、茨城、栃木、群馬4県のほうれん草、かき菜に福島産の原乳……。国は、県単位での出荷停止を決めた。これまでの検査で、暫定基準を超える検体が見つかっているからだ。さらに、枝野官房長官は「今後、各地でモニタリングし、結果を分析したうえで必要があれば追加の指示をする」と会見で述べた。 これでは、「ほかの農産物も危ないよ」というシグナルを送ってしまったようなものだ。検査で超過の結果が出たものをたたき、さらに今後の検査結果で追加も……。まるで、もぐらたたきである。4県のほかの農産物も一気に売れなくなるのではないか、と心配だ。 リンガーハットは既に、「茨城県産の使用を当面見合わせる」と決めたという。ギョーザの原材料に茨城県産キャベツが使われていたとして、リンガーハットが20日、ギョーザ販売を中止したとデイリースポーツは写真付きで伝えている。 ホウレンソウは、葉を広げて植わっているので葉面に放射性物質

    もぐらたたき規制は最悪 - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/03/22
    『リンガーハットには「風評被害を引き起こしてはならない」という倫理観はない』 『基準は、転ばぬ先の杖だ』『警告の役割を果たす』 『該当しない農産物までめった切りで廃棄、ということにしてはいけない』
  • 森田満樹さんの「AERAの『放射能がくる』はひどすぎる」 - 松永和紀blog

    消費生活コンサルタントの森田満樹さんが、話題のAERA最新号について論評する原稿を書いてくれた。AERAは、ホームページで表紙や広告について「編集部に恐怖心を煽る意図はなかった」と謝罪している。だが、記事の内容もかなり悪質のようだ。紹介します。 以下、森田満樹さんのコメント …………………………………………………………………………………………………………………………………… AERAの「放射能がくる」はひどすぎる 原発関連の様々なデマが、媒体を選ばず飛び交っている。この10日間、テレビ、新聞、紙媒体を中心にメディアウォッチングをしているが、中でも、週刊AERAの最新号(2011.3.18号)「放射能がくる」は、ひどい。表紙の、このキャプションもさることながら、防護マスクに防護服を着用した男性のアップ写真は大迫力。目次には「原発が爆発した」「最悪なら『チェルノブイリ』」、「放射能疎開が始まっ

    森田満樹さんの「AERAの『放射能がくる』はひどすぎる」 - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/03/22
    『記事の内容もかなり悪質のようだ』 『いつ言ったかわからない学者の発言を繋げて、最悪の場合の話、想定の話を付け加えれば、読者を不安に陥れるには十分』 消費生活コンサルタントの森田満樹氏のコメント紹介
  • 放射線被ばくについては、これらのページの参照を - 松永和紀blog

    放射線被ばく解説については、とてもよいウェブページがいろいろと作られているので、ぜひご参照を。 八代さんは、「危機感を煽ることと注意喚起を促すことはまったく異なる。今回の状況下で、あきらかに過剰な事例である東海村の被害者の写真を取り上げた報道姿勢に対しては、大きな怒りを禁じえない」と書きつつ、一方で、「放射線は危なくないキャンペーン」がネットワークメディア上ではじまっていることにも深い懸念を示している。結論は、「甘く見すぎず。怖がりすぎず」。まったく同感。 東京大学医学部附属病院放射線科放射線治療部門「福島原発における放射線被ばくの解説」 NATROMの日記 財団法人原子力安全研究協会「緊急被ばく医療ポケットブック 一般社団法人サイエンス・メディア・センター シノドスジャーナル・八代嘉美さん『放射線は「甘く見すぎず」「怖がりすぎず」』

    放射線被ばくについては、これらのページの参照を - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/03/20
     松永和紀先生による被曝解説リンク集
  • 「ヨウ素摂取のため、おにぎりに海苔を巻く」情報の無責任 - 松永和紀blog

    インターネットにさまざまな情報が溢れ、大きな混乱が起きているようだ。 福島第一原子力発電所の事故による放射線漏れにかんして、「ヨウ素剤が効く。ヨウ素剤がなければ、ヨウ素が入っているうがい薬を飲めばいい。ヨウ素が多く含まれる昆布や海苔をべるのもいい」などの説が氾濫している。 ラジオで、チェルノブイリの事故の時に現地支援した医師が、「避難所のおにぎりに海苔を巻いてあげるだけで、子供への放射能被爆被害が軽減される」という趣旨を発言したそうで、生態学関係者のメーリングリストでも「TVに映るおにぎりに海苔が巻かれているか、注目しているところです。もし、避難関係に近い方がこれを読んでおられたら、ぜひ、担当の方にもお伝えしてみてください」という情報が流れている。 とんでもない話だと私は思う。 たしかに、事故で放射性ヨウ素が大量に空中に拡散し体の中に取り込んでしまう恐れがある場合、医師の指示に従ってヨウ

    「ヨウ素摂取のため、おにぎりに海苔を巻く」情報の無責任 - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/03/16
    『40歳以上は安定ヨウ素剤を飲んでも意味はない』 『おにぎりに海苔を巻くだけで、子供への放射能被爆被害が軽減される」という言い方を完全否定はできないが、その効果は限りなくゼロに近い』
  • オズの魔法使いとニセ科学の伝道師はいかに聴衆を震え上がらせた か?~Dr. Oz Showウォッチ3 - 松永和紀blog

    放射線あえて浴びてみようじゃないか (三品一成) 2011-10-18 20:31:15 放射線、敢えて浴びてみようじゃないか 放射線を浴びるにはやっぱり福島に行くしかないと思いきや、日国中いたるところに放射線を浴びることの出来るところはあった。 それは温泉である。 温泉とは言ってもやたらと種類が多いのだが、放射線を浴びる事のできる放射能泉に分類される温泉は環境省から認定を受けた放射能泉である。 福島原発事故以来、放射線を浴びる事はとんでもない事で、被曝量はゼロにすべしとの事が日の空気になってしまった。 日で、空気に逆らうことは極めて勇気のいることで、非国民の烙印を押される覚悟で放射線を浴びることについて考えてみたい。 温泉は行政の管理管轄下にあり、管轄省庁は環境省である。 温泉と言っても様々な種類があり、ざっと数えて単純温泉、塩類泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、それからまだまだあっ

    オズの魔法使いとニセ科学の伝道師はいかに聴衆を震え上がらせた か?~Dr. Oz Showウォッチ3 - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/01/20
    『プロデューサーがあまりに多くの科学的証拠を、空想的な要素に混ぜることを望まなかった』 『Smithは、科学的なプロセスの基本的理解に欠けるか、あるいは彼がただ気にしていないだけか、あるいはその両方』
  • オズの魔法使いとニセ科学の伝道師はいかに聴衆を震え上がらせたか?~Dr. Oz Showウォッチ2 - 松永和紀blog

    まずは、Dr. Oz Showの遺伝子組換え特集の内容をかいつまんで紹介しよう。 ゲストは、U.C.Davisで遺伝子組換え米を研究しProfessor of Plant Pathologyを務めるPamela Ronald Ph.D.  、Consumer Union所属の科学者、そして遺伝子組換え反対のを出している作家、Jeffrey M. Smithの3人である。 ホストが医師、科学者がゲストということで、科学的な議論になるか、と期待させるが、そうはならない。Jeffrey Smithが「The American Academy of Emergency Medicineという団体が、遺伝子組換えは危険だと指摘している」と述べ始め、会場の観覧者を震え上がらせた。この団体は実は、代替医療を推進する極めてマイナーな団体で、遺伝子組換えについても、古くて既に反証されているような研究結果や

    オズの魔法使いとニセ科学の伝道師はいかに聴衆を震え上がらせたか?~Dr. Oz Showウォッチ2 - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/01/20
    『科学のステップは、方法が明確で査読を経て論文として公表され、第三者による追試を経て「正しい」と認識されるのが一般的だが、そうした科学の“常識”は、TVショーにとってはどうでもよいものだった』
  • オズの魔法使いとニセ科学の伝道師はいかに聴衆を震え上がらせたか?~Dr. Oz Showウォッチ1 - 松永和紀blog

    遺伝子組換え品にかんする情報は、日のマスメディアでは科学でないものに浸されねじ曲げられることがしばしばだ。だが、アメリカも同様らしい。 The Dr. Oz Showという番組がある。Columbia University College of Physicians & SurgeonsのProfessor of Surgery、Dr. Mehmet Ozがホストを務める人気番組。Dr.Ozは、かの有名なThe Oprah Winfrey Showに5年間も出演し、晴れて2009年には、Oprahのプロダクションの制作による冠番組に進出した。立派なウェブサイトもあり、番組はエミー賞にもノミネートされている。視聴者も多いだろう。 このDr.Oz Showで昨年12月、遺伝子組換え特集があった。科学者をゲストに招いて科学的な議論を装ったのが、結局はトンデモ番組になってしまった。そして、こ

    オズの魔法使いとニセ科学の伝道師はいかに聴衆を震え上がらせたか?~Dr. Oz Showウォッチ1 - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/01/20
    『結局はトンデモ番組になってしまった』『ゲストが番組出演後、どの部分の録画がカットされたのかなどブログで説明し、改めて科学を市民に伝えることの難しさや、どのような方法論をとったらよいか、などについて』
  • 「食の安全・市民ホットライン」とさいたま市保健所に拍手!! - 松永和紀blog

    の安全にかんする市民の指摘をウェブでどんどん公表して行くという「の安全・市民ホットライン」について昨年11月11日、「小若順一氏らの薬事法違反(? )を日消費者連盟が明らかに?」で伝えた。市民団体で不安を煽り、「こんなによい商品がある」と会社で「無添加白だし」を買わせる商法についての指摘だ。 同ホットラインはその後、しっかりと、企業とさいたま市に連絡し、企業はインターネットのウェブサイトを既に作り替えた。そして、さいたま市保健所も昨年12月27日、文書で回答し、その文書が同ホットライン上で公開された(「これまでの安全情報データベース」の中にある「不具合情報」から読める)。 回答文書には、こう書かれている。「一般に品に対して効能効果を謳う広告は薬事法に違反する行為にあたるため、当該業者には、薬事法の見地から品に対する広告行為については十分注意するよう指導しました」。また、健康増進法

    「食の安全・市民ホットライン」とさいたま市保健所に拍手!! - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/01/14
    『同ホットラインに協力している団体や専門家等の日頃の活動には賛同できないことが多い』 『それはそれとして、実際にウェブサイトを変えさせ被害を食い止め、行政の回答文書を引き出したその努力は尊敬したい』
  • 日和佐信子さんに、毎日新聞のこと、TPPのことを聞いた - 松永和紀blog

    毎日新聞が、日和佐信子さんのTPPにかんするイン タビュー記事について、訂正を出した。日和佐さんに直接会い経緯を聞いた。 当はその詳細を、このブログに書くべきなのかもしれないが、それは私にとってあまりにも切ない。悲しい。なぜならば、私も一時期、毎日新聞記者として働いたからだ。それくらい、毎日新聞社のやったことはひどかった。 日和佐さんが言っていないことを掲載し、訂正記事でその部分を削除し、別の文章に差し替えた。言ってもいないことを、その人が言ったと書く。それを、一般社会は“捏造”と呼ぶ。さらに、組織としての対応も非礼きわまりない。単なる訂正記事でお茶を濁し、「お詫び」記事にしていないのだ。日和佐さんは、報道機関内で「訂正」と「お詫び」の重みがどれくらい違うか、御存知なかった。それを悪用して、毎日新聞社は「訂正」にとどめたのではないか。私にはそう思えた。(TPPと「の安全」問題をリンクさ

    日和佐信子さんに、毎日新聞のこと、TPPのことを聞いた - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/12/07
    『言ってもいないことを、その人が言ったと書く。それを、一般社会は“捏造”と呼ぶ』 『それを悪用して、毎日新聞社は「訂正」にとどめた』 『結局は、記事の書かれ損だった」と怒る』 やはり変態新聞だった
  • TPPと「食の安全」問題をリンクさせてはいけない - 松永和紀blog

    私は、日和佐信子・雪印メグミルク社外取締役を尊敬している。生協で活動し全国消費者団体連絡会事務局長を経て雪印社外取締役へ。現在は、消費者委員会委員でもある。「の安全」についても十分に科学的に理解されている。消費者委員会でもほかの多くの委員と違って、至極まっとうな発言をされている。そう思っていた。 だから、実のところショックだ。毎日新聞に18日に掲載されたインタビュー記事「開国是か非か:TPP・識者に聞く 雪印メグミルク社外取締役・日和佐信子氏」。ここでの発言は、筋が通っていない。私は、「記者が都合の良い部分を抜き出してつなぎ合わせた記事で、日和佐さんの主旨を反映していないのではないか」と疑っている。実際のところ、どうなのだろうか? 現在は記事を読めるけれども、いずれ記事は消えるだろうから、少し抜粋して紹介しておこう。 大きな見出しは「の安全、確保を 拙速避け議論尽くして」。 TPP参加

    TPPと「食の安全」問題をリンクさせてはいけない - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/11/23
    『輸入食品は安全でない、国産よりも劣る」ということが前提で発言しているように読めるが、それを示す科学的事実はどこにもない』 『日和佐さんがこんな稚拙な論法をストレートに展開したとは信じ難い』
  • エコナ問題を伝えるのは難しい2~もし私が現役の新聞記者だったら - 松永和紀blog

    前回、8月26日の品安全委員会におけるエコナ審議を報道した共同通信に対する疑問を書いた。(エコナ問題を伝えるのは難しい1) この件については、共同通信のほか、朝日新聞も報道している。「ラットにエコナ成分大量投与、発がん性物質に 花王実験」である。 こちらの記事は、共同通信とは違い、実験が高用量投与であることに字数を割き、「今回は血中濃度だけを測っており、実際に体内で吸収されるのかどうかは分かっていない」と慎重な書きぶりだ。ラットでのグリシドール検出がハザードであることは十分分かっているが、初知見だから書いておくべきだ、という判断だろうか。見出しはあまり変わらないのだが、読後感は共同通信とは大きく違う。 ただし、朝日新聞も、カニクイザルの試験については触れていない。予備試験であることに慎重に配慮したのかもしれない。前回触れなかったが、グリシドールの定量法として、花王がまだ研究中の感度の少し

    エコナ問題を伝えるのは難しい2~もし私が現役の新聞記者だったら - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/09/05
    『科学ライターだから報道の批判ができるけれど』 だからこそ科学ライターの価値がある。 『報道はどうしても科学的事実をゆがめて』『今回のエコナ問題での食品安全委員会の情報公開は、あまりにも無造作』
  • エコナ問題を伝えるのは難しい1~共同通信の報道への疑問 - 松永和紀blog

    「エコナ成分、発がん性物質に変化 動物実験で」というタイトル(見出し)の記事を共同通信が8月26日、配信した(47Newsの記事)。エコナに高濃度で含まれるとされるグリシドール脂肪酸エステルが、ラットの体内で発がん物質、グリシドールに変化したという実験結果を、厚労省が品安全委員会に報告したという。「安委は今後、人体に影響があるかどうかを審議、最終的な結論を出す」と書かれているが、見出しのインパクトは強い。「やっぱり、エコナをべたらがんになるんだ」と受け止めた人も多かったかもしれない。 これは、26日に開かれた品安全委員会での配布資料と委員による議論を基にした記事らしい。だが、配布資料を読むと、共同通信の記事とは印象がかなり異なる。ヒトでのリスク評価という視点から言えば、「エコナで懸念された発がん性が、ヒトでは問題ないかもしれない可能性が浮上した」というのが、今回のもっとも重要なポイ

    エコナ問題を伝えるのは難しい1~共同通信の報道への疑問 - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/09/02
    『エコナを食べたらがんになるんだ」と受け止めた人も多かったかも』『ヒトでは問題ないかもしれない可能性が浮上した』 『エコナ報道は、最初からこの手の記事が多かったが、またしても、である』
  • 消費者委員会の暗闘、新聞誤報~どうなる? 遺伝子組換えパパイヤ - 松永和紀blog

    昨年、品安全委員会で安全性評価を終えた遺伝子組換えパパイヤが、次のステップとして消費者委員会品表示部会での審議に移り先週24日、原案通り承認された。だが、部会の2回にわたる議論では、組換えに反対する日消費者連盟から出ている委員らによってさまざまな疑義が提起され、スムーズな審議とは言えなかったようだ。 今回の審議の影響は、パパイヤに留まらないのかもしれない。反対派は、組換えの表示制度見直しに向けて、2回の審議でさまざまな布石を打った。今後、表示制度を厳しくすることで組換え作物の流通を事実上、困難にしようと考えているように見える。 残念ながら、一部の新聞は誤報したし、反対派の布石を読めていない。私も傍聴できず、傍聴した消費生活コンサルタントの森田満樹さんから審議の模様を聞き、理解できた。森田さんが内容をまとめてくれたので、このブログでご紹介したい。 森田さんは、品企業勤務、出版社勤務な

    消費者委員会の暗闘、新聞誤報~どうなる? 遺伝子組換えパパイヤ - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/06/01
    『表示制度を厳しくすることで組換え作物の流通を事実上、困難にしようと考えている』 『一部の新聞は誤報したし、反対派の布石を読めていない』 『あえて論点を拡大して議論しようとする委員がいる』
  • 口蹄疫4 種牛49頭の殺処分をどう考える? - 松永和紀blog

    宮崎県が、種牛49頭の殺処分をしないように国に要望した問題は、感染リスクだとか、畜産の財産だから、というようなレベルの議論をしても仕方がないような気がする。国が断固として殺処分を主張しているのは、ワクチン接種への影響を防ぐためであり、行政が公平性をいかに演出するか、という話ではないか。 もし、5月22日の段階での東国原知事の延命要望に応え、国が「種牛49頭は特別扱いし、経過観察して処分するかどうか決めます」などと認めたら、どうなっただろうか。22日は、発生農場の半径10km以内のすべての牛、豚を対象に、殺処分を前提としたワクチン接種が始まった日。感染が認められない牛や豚も処分しなければ、ということに、やっと地元自治体や農家が同意して始まったワクチン接種だ。「種牛を特別扱い」となると、割り切れぬ思いを抱え、ワクチン接種と殺処分を拒否する農家が出てきても不思議ではない。そこまではいかなくとも、

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    k-takahashi
    k-takahashi 2010/05/26
    『「ひどい目に遭った人がいる人がいるから、あちらもひどい目に」という論法は、感情論だということも分かっている。判断は難しい』 でも、小鳩政権は憎悪を煽って責任を逃れようとするんじゃないかな。
  • 口蹄疫3 やっと政府対策チーム発足へ - 松永和紀blog

    無用な混乱が心配されます (瀬戸晶成) 2010-05-17 17:12:52 件の政府対策チーム、お昼のニュースで知りました。 これで、現地ではまたゼロから説明するハメになるのでしょうか。 現場の邪魔だけはしないでほしい (ダラット) 2010-05-17 22:05:04 山田副大臣が現地に入るのは百害あって一利なしです。 こうした際には、移動手段の確保や寝の手配などで現地対策部に迷惑をかけない、自律的な状態で入るのが最低限のマナーですが、これを認識している政治家は皆無でしょう。政治家が現地入りし励ませば喜ぶとさえ思っているかもしれません。 山田氏も推して知るべしで、彼が入ることで県との連絡、スケジュール調整などのロジに数人の職員が確実に割かれます。また、彼には科学的素養がないので、現地で飛び交う情報を整理しあれこれ教えて差し上げるサブにも人があてがわれるでしょう。こういう場合には

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    k-takahashi
    k-takahashi 2010/05/17
    『科学的に口蹄疫を理解できていない政治家を現地に置くと、現場は大混乱に陥ると私は思う』 政治決断をきちんとやってくれればいいんですが。 『非科学的な『対策』を自治体がやる』 望み薄かな。
  • GM“事件”1 遺伝子組換え技術サイトが休止中 - 松永和紀blog

    農水省農林水産技術会議・遺伝子組換え技術の情報サイトが現在、見直し中となっている。気付いている人は多いだろう。 社団法人農林水産先端技術産業振興センター(略称STAFF)のウェブサイトも同様だ。 アメリカから帰国してとにかく驚いたのが、口蹄疫の対策遅れとこれ、だった。どちらのサイトもこれまで、内容の細かな改訂、更新は頻繁に行われていた。だが、今回はいきなりの休止、情報提供ストップである。情報提供をしないというのは、国としてもっともやってはいけないことだろう。 何が起きたのか? 整理してみる(長文、お許しを)。 明らかになっているのは、情報提供が停まる前、日消費者連盟が農水省に抗議文を出したという事実である。農林水産技術会議が作成し2月に茨城や群馬などの小中高校に配布した遺伝子組換え農作物に関するリーフレットについて、日消連が回収を求めて抗議文を出したと3月15日付「日消費経済新聞」が伝

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    k-takahashi
    k-takahashi 2010/05/17
    『だれがどの部分を「客観的、公正でない」と判断したのか、どういう理由で農林水産技術会議も同意し、これまで妥当だと考えて行ってきた情報提供を全面的に中断したのか、明らかにする義務がある』
  • 口蹄疫の殺処分が大幅遅れ 2 - 松永和紀blog

    ありがたいですねえ。いろいろな人から、処分の推移をグラフにしたぞ、というご連絡をいただいている。 11日に大規模養豚場の殺処分が完了し、処分完了数は約3万頭になった。しかし、対象数は7万8000頭に増え、処分は依然として大幅遅れ、といってよい状況だろう。 コンタンさんのブログの「3.個別の数字」を見ると、一つ一つの事例で処分終了までにかなりの日数がかかっていることが、一目で見てとれる。コンタンさんも書いている通り、未だ処分されていない患畜はウイルスを吐き出し続けている。ウイルス培養器なのだ。ぞっとするような現実だ。 さまざまな情報を総合すると、遅れの原因はやっぱりまず、埋設地の確保がスムーズに行っていないこと。 国は「国有地を使えばと言ったのに、断られた」と弁解しているらしいが、実際には伏流水が出る土地で、埋設地としては伝えなかったようだ。 それに、殺処分した農場から埋設地が遠ければ、運搬

    口蹄疫の殺処分が大幅遅れ 2 - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/05/17
    『宮崎で多くの人たちが、口蹄疫拡大を防ぐために力を尽くしている』『一般市民、消費者、ほかの地域の生産者、官僚などになんとしても伝えなければいけない。それが私の仕事だ』 やはり、情報が少ないのが……
  • 口蹄疫の殺処分が大幅遅れ 1 - 松永和紀blog

    先月からアメリカに行っていて、やっと9日に帰国した。そして、大変なことがたくさん起きていることに愕然としている。 まず、口蹄疫。 口蹄疫の処分対象数は5月10日現在、7万6999頭に上っている。ところが、殺処分が進んでいない。終了したのは1万頭あまり。これは大変な事態だ。 口蹄疫は発生から殺処分までの時間が感染拡大を防ぐ上で重要だ。牛や豚は、感染すると体内でウイルスが増殖し、大量に排出する。特に豚は、高濃度のウイルスをエアロゾルの状態で気道から排出する。風による伝播もありうるという。したがって、感染が分かったら、とにかく早く殺処分してウイルスの増殖、伝播を止めなければならない。24時間から48時間以内に殺処分を完了させるのが国際的な常識だそうだ。 ところが、日では感染が分かって4~5日たってもまだ処分が終わらず、わずか1万頭しかまだ処分できていない。 これは極めて深刻な事態だ。この調子で

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    k-takahashi
    k-takahashi 2010/05/12
    『遅れにはいくつかの要因があるが、最大の理由はどうも、処分した牛や豚の埋設場所を生産者が探さなければいけない事になっているためらしい』 そもそも実情が掴めていない模様
  • 食の安全と環境「気分のエコ」にはだまされない - 松永和紀blog

    新しいが出た。日評論社のシリーズ「地球と人間の環境を考える」の第11巻で、『の安全と環境「気分のエコ」にはだまされない』だ。 農薬や化学肥料、地産地消や有機農業、遺伝子組換えなど多岐にわたる話を書いているが、次の2つの疑問が、大きな柱になっている。 (1)環境を守る料生産というと常に、農薬を減らせ、化学肥料を減らせ、となるが、それは当か? 現在の農薬や化学肥料の真実は? (2)「の安全・安心」と「環境を守る」は両立するように語られるが、それはウソではないか? 過剰な安全・安心こそが、環境負荷を大きくし、エネルギー消費を増大させ、「持続可能な料生産」の大きな妨げとなっているのではないか? 今、環境を守ると称して行われていることは、表面上は効果があっても多くの場合、トレードオフにより別の環境影響が生じている。安全・安心策は、別のリスクを発生させている。そして、安全・安心策が、環境

    食の安全と環境「気分のエコ」にはだまされない - 松永和紀blog
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/04/23
    『今、環境を守ると称して行われていることは、表面上は効果があっても多くの場合、トレードオフにより別の環境影響が生じている』『「気分のエコ」「気分の安全」が蔓延』 これもリスク評価の話かな?